ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

頭痛やアロディニアの痛みを予防薬で治す。NHK『ためしてガッテン』「あ! 薬を飲むその前に 頭痛を元から断つSP」がめっちゃ勉強になりました

スポンサーリンク

NHKの生活情報番組『ためしてガッテン』で「あ! 薬を飲むその前に 頭痛を元から断つSP」という特集がありました。

 

www9.nhk.or.jp

 

『ためしてガッテン』の2015年10月14日水曜日の放送は「あ! 薬を飲むその前に 頭痛を元から断つSP」という回でした。何だか毎週のようにサブタイにSPと付いているような……閉店セールを何年も続けている地元商店街のお店みたいな軽いサ○感がありますけど……まぁいいですか。ガッテンでは過去に4回も頭痛の特集をしてきたそうです。今回で5回目となる訳ですが、これまでの4回とは全く異なる新事実が明らかになっています。それは「予防薬」です。

私たちは基本的に、頭が痛いと感じると痛み止めのために頭痛薬を飲みますけど、偏頭痛で悩んでいる人の中には、始めのうちこそ頭痛薬を飲めば痛みが収まっていたのに、飲んでいるうちに薬の効きが悪くなってきて痛みが収まらなくなり、酷くなると生活に支障が出るまでに悪化する方がいらっしゃるようです。番組では寝込みがちになって、寝こみがちの生活が3年ほども続いたという方がいました。

痛みというものは一旦、脳の「視床」という部分が受け止め、そこから痛みとして私達が感じられるのだそうです。頭痛が起きてからトリプタンなどの頭痛薬を飲めばその瞬間は収まりはします。しますけど、視床は一度は痛みのダメージを受けてしまっています。短時間のわずかな痛みであっても、それが何度も何度も繰り返されることによって、視床が痛みに対して鋭敏になってしまうことがあるそうです。

鋭敏になりすぎてしまうと、普段なら痛みとは感じない刺激であってもそれを痛みだと感じてしまう、「アロディニア」という症状が起こることもあるそうです。番組では帽子を被っただけで頭部が、結った髪を解いただけで頭部が、化粧をしただけで顔が、ピリピリジンジンと痛くなる「アロディニア」の症状が紹介されていました。レギュラーゲストとして出演してた山瀬まみさんが「髪を解くなんて気持ちいい瞬間なのに。解放されて」的なこと仰っていましたが、本来なら気持ち良いと感じそうなこどでも、そのちょっとした刺激が痛みとして感じられてしまうところが、このアロディニアの恐ろしいところ。他にも、眼鏡をかけたときやコンタクトレンズをつけたときにも痛みを感じることがあるそうで……基本的には頭部・顔面への刺激で起こるみたいですね。

そこで、今回のガッテンのポイント、それは前述したように「予防薬」を飲むことで、頭痛を改善しようという提案でした。市販薬などの頭痛薬が効かなくなるほどの頭痛に悩んでいる方は、病院で「予防薬」を処方してもらいましょうということ。市販薬には予防薬はないみたいでした。

予防薬に詳しいのは、頭痛専門外来や神経内科、脳外科などだそうです。「月に2回以上強い頭痛のある方」「日常生活に支障が起きている方」「アロディニアが起こっている方」これらの症状がある方は医師に相談すると良いそう。そこで予防薬が必要と診断されれば処方されることでしょう。

 

https://www.jhsnet.org/

 

他には、鍼治療や2種類の頭痛体操、頭痛日記(頭痛ダイアリー)の紹介がありました。特に頭痛ダイアリーは、『日本頭痛学会』からダウンロードできるみたいですので、頭痛に悩んでいる方は試してみると良さそうだと感じられました。日記を付けることで、日時や気温、天候、頭痛の種類や強さ、頭痛の起きた日に何をしていたか、薬の種類、薬を用法用量を守って服用しているか、などから原因を探れる可能性もあるからです。日記を医師に見せれば、そこから分かることもあるかもしれません。

私はちょうど今から2年ほど前に強烈な頭痛に襲われたことがありました。頭頂の右側と、後頭部の右側が締め付けられるように痛く、夜になると特に酷くなって、例えば電球や蛍光灯など電気の明かり、テレビからの光や音、パソコンからの光が頭に響いて、脳みそが締め付けられるように痛くなるんです。これまでの人生で経験したことのない痛みだったので驚きました。

市販の頭痛薬を飲んだら収まったので病院には行きませんでしたが、それ以降もしばらく経つとまた以前ほどではないにせよ頭痛が起きるようになっていました。それから2年経った今はほとんど頭痛は起こっていません。

 

dysdis.hatenablog.com