『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2024年4月18日の放送に俳句コーナーがありました。
お題は「ぶらんこ」。
視聴した感想を書いています。
目次
MBS『プレバト!!』
テレビ番組『プレバト!!』についてです。
人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。
公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。
あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。
中でも俳句がメインコンテンツと思われます。
放送時間
放送時間について。
放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。
放送局は「MBS」「TBS」。
出演者
出演者です。
メインの司会は「浜田雅功」さん。
ダウンタウンの浜ちゃんですね。
アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。
ナレーションが「銀河万丈」さん。
俳句の査定員は「夏井いつき」さん。
他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。
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俳句
『プレバト!!』の俳句カテゴリが2024年4月18日の放送でも扱われました。
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— 「プレバト!!」毎週木曜よる7時【公式】 (@prbt_official) 2024年4月13日
木曜、夜7時からはプレバト!!
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清水アナが次回のお題に挑戦!🔥
立派だから自信は持てる!💪#清水アナの俳句挑戦#プレバト #MBS #TBS pic.twitter.com/odlDYpOwkr
今回のお題は「ブランコ」。
「ブランコ」は春の季語です。
この回は「南果歩」さんと「近藤千尋」さん、演劇・コントユニットダウ90000「蓮見翔」さん、「水田信二」さん、Kis-My-Ft2「二階堂高嗣」さんが出演していました。
レギュラー陣では名人8段「森口瑤子」さんと特別永世名人「梅沢富美男」さんが出演していました。
清水アナの句の感想
放送前に、その回の俳句コーナーで扱われるお題を、アシスタントの清水アナが先んじて詠んでいらっしゃいます。
上に貼ったX (Twitter) のポストがそれ。
今回、夏井いつきさんの判定は「凡人」だったみたいです。
「半仙戯」というブランコの傍題を使った理由は5音だけだと。
音数の他に半仙戯を使う必要性がないことが、読者に伝わりやすいから駄目ということでもあるのでしょう。
半仙戯である必然性なんて、そうそうないでしょうけどねぇ。
上五中七で季語の状況を説明している句。
しかも説明をしているのに何を言っているか伝わっていない句、という感想です。
具体的にブランコでどういうことをすれば「宇宙ごっこ」になるのでしょう?
宇宙ごっこをしたときブランコがどうなっているか、それを具体的に書くだけでいいと思うのですが。
高く漕いで宇宙に届きそうとか、座板が高く上がって裏が空に向いているとか、そういうことを書くだけでいいのではと。
どちらも類想がありそうですけど。
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順位戦
まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。
5位が水田さん(才能なし、38点)、4位が南さん(凡人、50点)、3位が近藤さん(才能あり、70点)、2位が二階堂さん(才能あり、70点)、1位が蓮見さん(才能あり、71点)でした。
名人10段を目指す試験
森口瑤子さんの「名人10段を目指す試験」です。
試験を迎えて森口さんは「名人8段」でした。
句は、ブランコが水平になる手前の浮遊感を詠まれていました。
季語は「ふらここ」。
読みは「ふらここ」。
結果は「1ランク昇格!」。
先生からの一言は「体感的描写が素晴らしい!」。
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特別永世名人「締めのお手本」
最後は特別永世名人である梅沢富美男さんによる「締めのお手本」です。
句は、廃校のブランコが夜に揺れているよという句でした。
季語は「ブランコ」。
読みは「ブランコ」。
先生の査定は「ガッカリ…」。
一言は「やっぱり森口さんで締めた方がいい」。
感想
感想です。
順位戦
平場の順位戦の感想です。
順位戦で個人的に気になった句は1位の蓮見さんです。
故郷にある遊具と同じものを(東京で)見かけたことと、春の風の取り合わせでしたね。
故郷と遊具として、具体をあえて書かないことが陳腐になっていない、という夏井さんの評価だったかと思います。
これはとてもよかったですね。
春の風のおかげで、進級なり進学なり新入社員なりの春ならではの不安感を表しています。
また、遊具にそれを見出すことで「モラトリアム」も表現できているかなと感じられるので。
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レギュラー陣
特待生以上の方々の感想です。
森口瑤子
森口さん。
個人的にはあまりでした。
というのも、ふらここは古語なのに、上五「ふわっと」や下五「になる手前」が口語調なので、語調が合っていないと感じられたからです。
それこそ、「ふらここ」のふんわりとした語感だけで採用した感じや、また、4音による音数合わせにも見えてしまいました。
上に書いた清水アナにはそれを指摘していたのに、夏井さんはどうして森口さんには指摘しないのか、これが不思議です。
それと上五「ふわっと」が状況を説明しているようにも思えます。
あのブランコが水平になるくらい漕いだときの浮遊感、その「ふわっと」している感覚は誰もが共通して持っているものだから、あえて書く必要はないと感じたのですね。
「水平になる手前」の措辞を見つけられたのは素晴らしかったけど、他がよくなかったという印象の句でした。
梅沢富美男
梅沢さん。
個人的には悪くはなかったです。
よくもなかったですが、ガッカリと言うほどではない感じ。
ただ夏井さんの添削の、助詞「は」は「を」とした方が、ぐっと場の緊迫感が出てきて、よりよかったとは思います。
一方で、夏井さんは2つ添削例をあげていましたが、2つ目のそれはあまりよくなかったです。
夜がブランコを揺すっているよ、という添削ですね。
あそこまで行くと作者の狙いがあざといので。
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おわりに
ということで、MBS『プレバト!!』の2024年4月18日放送の俳句コーナーのお題「ぶらんこ」回を視聴しての感想を書いた記事でした。
私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。
むしろ間違えていることの方が多いでしょう。
おかしなことを書いていたら申し訳ありません。