『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2024年3月21日の放送に俳句コーナーがありました。
今回は「名人特待生 俳句抜き打ちテスト」でした。
視聴した感想を書いています。
目次
MBS『プレバト!!』
テレビ番組『プレバト!!』についてです。
人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。
公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。
あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。
中でも俳句がメインコンテンツと思われます。
放送時間
放送時間について。
放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。
放送局はMBS、関東地方ではTBS。
出演者
出演者です。
メインの司会は「浜田雅功」さん。
ダウンタウンの浜ちゃんですね。
アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。
ナレーションが「銀河万丈」さん。
俳句の査定員は「夏井いつき」さん。
他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。
あなたも才能アリになれる! プレバト公式! 名画から学ぶ水彩画 (ヨシモトブックス)
俳句「名人特待生 俳句抜き打ちテスト」
『プレバト!!』の俳句カテゴリが2024年3月21日の放送でも扱われました。
次回 #プレバト
— 「プレバト!!」毎週木曜よる7時【公式】 (@prbt_official) 2024年3月15日
3月21日よる7時から✨
豪華芸能人の俳句、どちらが才能アリか見極める⁉️ドリームマッチ🔥を放送します‼️
お楽しみに~😊 pic.twitter.com/UQXzwbWo93
今回は普段から趣向を変えて「名人特待生 俳句抜き打ちテスト」が催されています。
これまで番組に登場した698名が詠んだ玉石混交の2904句から選び出された2句のうち、どちらが“才能アリ”かを当てるだけ!
抜き打ちテストの内容は上記引用部のとおり。
お題に出される2句のうち、どちらかが「才能あり」でどちらかが「才能なし」の句、回答者は才能ありを選ぶことになります。
この回は特待生3級の「犬山紙子」さんと名人8段「森口瑤子」さん、永世名人「千原ジュニア」さん、特別永世名人「梅沢富美男」さんが出演していました。
あなたも才能アリになれる! プレバト公式! 名画から学ぶ水彩画 (ヨシモトブックス)
感想
感想です。
クイズは面白くない
正直な感想を言うと、この企画は個人的に楽しめませんでした。
通常回の方がずっといいです。
まぁ言ってしまえば、クイズ形式を採った単なる「総集編」ですからね、今回は。
価値観はそれぞれ
今回に限らず『プレバト!!』に限らずですけど、価値観は人それぞれです。
俳句の鑑賞や評価も人によって様々です。
俳句を普段していない方には特に言いたいのですが、『プレバト!!』の、夏井いつきさんの感想や判断が絶対に正しいものだとは思わないでいただきたいです。
有名な俳人たちでも、一つの句の解釈が大きく異なっていたり、評価が真反対になっていたり、そういうことはまま起こります。
技術的なことでも、技術的には拙くても発想が優れていたら評価する俳人はいますし、発想に技術が伴っていなくては評価しない俳人もいます。
鑑賞や評価は人によって色々というのが私の印象です。
俳句の解釈が必ず一つしかないようなら、俳句を文芸とは呼ばないと思いますし。
『プレバト!!』で才能なしに選ばれたからといって、絶対的に駄目な句とは限らないということですね。
人によっては、才能なし句の中にも光るものを見出すこともあるでしょう。
なので、俳句の良し悪しをクイズ形式で、言い換えると正解が一つあるように見せ、その当たり外れを選んで「遊ぶ」ことは、俳句には向いていないと思いますし、趣味が悪いなと思います。
これが先ほど面白くなかったと書いた理由でもあります。
それと若干脱線しますが、VTR中、「赫々」を「あかあか」と夏井さんは読んでいました。
しかし、赫赫は「かくかく」や「かっかく」と読むのだと思うのですが、私の間違いでしょうか。
楽しかった
矛盾するようですが「楽しい」回でもありました。
私は『プレバト!!』を初期から観ていません。
継続的に観始めたのは2019年頃からでしょうか、もっと後かもしれません。
そんな私ですから、初めて見た句があった、それらを知ることができた、それは楽しかったです。
見た回でも忘れている句は多くありましたし。
岐路に立つ?
今回の企画を放送できたということは、成立するくらい『プレバト!!』の俳句コーナーが長く続いていることを意味しています。
このことは、梅沢さんを筆頭に村上さんやジュニアさん等、出演されている皆さんが鍛錬を重ねた結果です。
続けること、それだけで素晴らしいです。
続けることがどれだけ大変なことか、私もこの年齢になってようやくわかってきました。
しかし番組が大きな岐路に立っている感もまた、今回の放送を観て感じました。
長く続いたことで永世名人が増えてきて、もはや段位が大した意味を成さなくなっています。
また、これだけ永世名人や名人が増えると、大会が盛り上がらなくなっているはずです。
私は昔を知らないので想像で書いていますが、でもおそらく正しいでしょう。
理由は上位の顔ぶれが大きく変わらないことは番組の「マンネリ」につながるから。
このことは水彩画にも言えることで、こちらの方がマンネリ傾向が顕著に感じられますけど。
水彩画は俳句より偶然に勝つ要素が少ないからです。
10年以上番組が存続したからこそ、こういう企画が成り立つのですが、続いているからこそのマンネリという。
今、『プレバト!!』が大きな岐路にあるなという印象を受けました。
春光戦どうなる?
春のタイトル戦「春光戦」はどうなるのでしょう?
春と秋のタイトル戦は本戦の前に予選が行われてきたはずですけど、このタイミングまで予選がないというのは異例です。
春光戦について、放送の最後に明かされていました。
今回「1つのお題で2句提出する新ルール」とのことです。
1句目を1stステージで使って勝ち抜けを判断し、2句目を決勝で競わせる意味だと思います。
こういうルール変更も、タイトル戦が以前ほど盛り上がらなくなっている、マンネリ化の顕在化かなと思います。
見逃し配信はTVerで!
今回の『プレバト!!』は『TVer』で見逃し配信をしています。
見逃した方はぜひ『TVer』をご覧になってください。
Amazonからでも『TVer』の契約が可能で、同「Fire TV」では『TVer』を視聴できます。
TVerだけでなくNHK+やU-NEXT、DAZNも。
おわりに
ということで、MBS『プレバト!!』の2024年3月21日放送の俳句「名人特待生 俳句抜き打ちテスト」を視聴しての感想を書いた記事でした。
私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。
むしろ間違えていることの方が多いでしょう。
おかしなことを書いていたら申し訳ありません。