ディスディスブログ

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刺し子とは?Eテレ『ソーイング・ビー6』 (17)「着物風ワンピース対決7」を視聴した感想です

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Eテレ『ソーイング・ビー 6』が2023年10月5日から始まりました。

2024年1月25日は (17)「着物風ワンピース対決7」でした。

日本がテーマの回で、日本人としては興味深く拝見しました。

 

視聴した感想などを書いています。

 

目次

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Eテレ『ソーイング・ビー』

Eテレ『ソーイング・ビー』についてです。

(1)「ミニスカート対決」

番組説明

番組の説明です。

 

www.nhk.jp

 

異色の裁縫バトル番組「ソーイング・ビー」日本語版の第6弾!イギリス全土から集められた12名の裁縫自慢たちが腕を競い、チャンピオンの座を目指す。イギリス・BBC制作

 

番組の録画データに上記引用部のように書かれていました。

 

元々はイギリスの『BBC』で放送されている番組みたいです。

それが日本でローカライズされたものを私たちは観ていると。

 

放送時間

放送時間です。

毎週木曜日の22時00分から22時25分までですか。

放送局は『Eテレ』です。

毎週水曜日13時30分から再放送があります。

 

出演者

出演者です。

 

MCは「サラ・パスコー」さん。

サラさんは3代目MCになりますか。

シーズン5までは「ジョー・ライセット」さんが担当していて、初代は「クローディア・ウィンクルマン」さんでしたね。

 

審査員はお二人、「パトリック・グラント」さんと「エズメ・ヤング」さん。

こちらは変わらず。

当初はエズメさんではなく「メイ・マーティン」さんが務めていらっしゃったはずです。

 

他、コンテストに参加するイギリス全土から集められた裁縫自慢の方々ですね。

 

(17)「着物風ワンピース対決」

 

感想

Eテレ『ソーイング・ビー6』 (17)「着物風ワンピース対決7」を視聴しての感想です。

 

(17)「着物風ワンピース対決」

 

イギリスから見た日本

今回は「日本」がテーマになっていました。

着物風ワンピースと、「刺し子」を使った古着ジーンズのリメイクの対決でした。

イギリスの番組で日本がテーマの回が作られる、これは日本人として強い興味があり楽しみにしていました。

イギリスから見た日本が少しはわかるかもと思ったからです。

 

予想どおり

観た結果、事前の予想どおりでした。

いい加減なまでは言い過ぎとしても、まともな日本は描かれないだろうと思っていたのです。

さすがにサムライ・ゲイシャ・フジヤマではなかったですが。

 

着物は着物っぽいデザインのものでした。

デザインは「ガワ」だけ着物、という印象を私は受けました。

その着物風ワンピは、エズメが知り合いの日本人デザイナーと一緒にデザインしたもののようです。

 

刺し子も、出題者側も刺し子がどういうものか、はっきりとわからないでいる感じでした。

出題時にも、出場者に対して刺し子がどういうものかをろくに伝えないまま、ソーイングを始めさせてしまっています。

結果、作り上げたリメイク作品は刺し子ではなく、ジーンズの穴あきを単にあて布リペアをしたり「アップリケ」しただけのものばかりになっていました。

藍の布を当てて、白い糸で縫って幾何学模様に刺繍していく、定義どおりの刺し子作品は一つもなかったように思います。

 

ネタとして

この放送に関しては、あくまで番組の「対決ネタ」として、日本の文化を取り上げられるだけだというものでした。

西洋から見て珍しい東洋の文化なら参加者も苦戦するだろう、エンタメとして盛り上がるだろうという制作の狙いが透けて見える感じ。

 

もちろん彼らなりのリスペクトや研究はされたのでしょう。

しかし、少なくとも私が観たところでは、日本の服飾文化の「表層」を舐めただけのものでしたね。

ワンピは「着物”風”」なので、それはそれで問題ないでしょうけど。

 

そう、私には見えましたし、それは事前の予想の範囲内でした。

 

(17)「着物風ワンピース対決」

 

お互い様かも

しかしそれは仕方がないことだなとも思いました。

 

天空の城ラピュタ [DVD]

例えば宮崎駿さんのアニメ映画『天空の城ラピュタ』です。

パズーの過ごしていたあの町はイギリス、ウェールズでしたっけ、その炭鉱の町がモデルと言われています。

しかし、イギリスの方、ヨーロッパの方からすると、イギリスやドイツやイタリアの文化などが入り混じっていて見るに堪えない、みたいな意見をネットで見かけます。

ネットで知った情報で、実際にそう言っている外国人を見たことはないですから、信憑性がどれほどあるかわからないものの。

 

それと同じようなことが、逆も言えるのではないでしょうか。

例えば、私は古着、中でも1960年代から1980年代までのアメリカ古着が好きで、そういうスタイルの服装を好みます。

しかし、当のアメリカ人から見たら、私のファッションはガワだけで、当時のアメリカ人の服装とはかけ離れている、と思われる可能性は大いにあるでしょう。

 

タトゥーも、欧米の人が漢字を身体に入れることがありますけど、日本人から見ると何でその漢字を使ったの? みたいなものがよくありますよね。

日本のファッションでも、Tシャツのプリントが、欧米の人から見たら何でその文章や単語をプリントしたの? 何でそれを着ているの? みたいなことはよくあるのではないかと想像します。

 

なのでその辺はお互い様だろうなと思っています。

ただし、そこに国籍とか人種とかの偏見や差別も含まれる可能性もあるので、本当にお互い様かはまた難しいものがありそうですけど。

 

そういうことを感じた今回の『ソーイング・ビー』でした。

 

おわりに

ということでEテレ『ソーイング・ビー6』の (17)「着物風ワンピース対決7」を視聴した感想を書いた記事でした。

 

↓Amazonでも観られるみたいです。

 

 

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