NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年7月12日放送の88話はプロポーズ回でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『半分、青い。』第15週「すがりたい!」
2018年7月2日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第15週「すがりたい!」の放送が始まりました。
物語の舞台は東京、時代は1999年(平成11年)。
本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。
鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第14週現在25歳と思われます。
鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という架空の町の、梟(ふくろう)商店街という場所で「つくし食堂」を経営しています。
鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。
祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。
鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。
律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。
鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。
ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。
父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。
菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。
菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。
「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。
鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。
1999年秋、第14週途中で鈴愛は漫画家を辞めていて、東京にある漫画スタジオ「オフィス・ティンカーベル」を出ています。
漫画家を辞めた鈴愛は東京某所にある古い風呂なしアパートに住み、100円均一ショップ「大納言(だいなごん)」でアルバイトをして生計を立てています。
かつてのアシスタント仲間の、漫画家として有名になったボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」と漫画家を辞めて結婚をした「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とは今でも交流があるようです。
鈴愛の漫画の師匠「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秘書の「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」は……?
大納言の雇われ店長は「田辺一郎(たなべ・いちろう、演:嶋田久作)」、オーナーは藤村三姉妹です。
三姉妹は次女「藤村光江(ふじむら・みつえ、演:キムラ緑子)」と三女「藤村麦(ふじむら・むぎ、演:麻生祐未9」と末っ子「藤村めあり(ふじむら・めあり、演:須藤理彩)」。
大納言は100均になる前はオーダーメイドの帽子屋で、光江は帽子教室「3月うさぎ」を開き、麦は野鳥オタク、めありは不明です。
三姉妹の甥が、「森山涼次(もりやま・りょうじ、演:間宮祥太朗)」、漫画家「鈴愛スズメ」の大ファンでもあります。
涼次が師事しているのが映画会社「クールフラット」の代表で映画監督の「元住吉祥平(もとすみよし・しょうへい、演:工藤工)」です。
突然、プロポーズ。
前回87話で雨中で踊り抱き合った鈴愛と涼次、リョウちゃんはその後、唐突に鈴愛にプロポーズをしました。
涼「好きです、鈴愛さん」
鈴「ミー・トゥー (Me too) 」
涼「鈴愛さん、いっそ僕と結婚しませんか!」
鈴「え、や、私たち、まだ出会って1週間経ってない」
涼「ロミオとジュリエットも5日間の話でした」
鈴「リョウちゃんさん、まつげ長い? まつげ、雨引っかかっとる」
涼「すごく好きなので、結婚しませんか? ずっと一生、一緒にいたいです」
鈴「了解いたした」
結婚することになった……みたいです。
ユーコとボクテの反応
ユーコとボクテが鈴愛のアパートに遊びに来ていました。
鈴愛が集合をかけたのでしょう。
しかし、2人の反応は芳しいものではありませんでした。
特にユーコは。
ユーコは2人が出会って6日しか経っていないこと、ボクテはリョウちゃんの全部が良いけど恋が良いと答えたことが引っかかるようです。
「夏のソーダ水みたいな恋」だと表現した鈴愛に、ユーコは気が抜ければただの砂糖水だと言い、ボクテはただの甘いだけの男だと言っています。
リョウちゃんの師匠、元住吉祥平が手がけた映画『追憶のかたつむり』を、ユーコもボクテも観たようです。
あれは売れない、ずっと貧乏のままだとひどいことを言って忠告するユーコ、ボクテは律や正人のことがあるので、鈴愛がトップオブトップの「面食い」であると看破し、まだ見ぬリョウちゃんもイケメンであると予想しています。
鈴愛はそれを否定せず、ユーコの旦那をdisりつつ肯定していました。
ユーコも貧乏のままだとひどいことを言っていたのでお互い様なのでしょう。
リョウちゃんはモテない
一方で、リョウちゃんは同居している祥平に鈴愛との結婚を報告していました。
リョウちゃんは雨に打たれたことで風邪を引き熱を出しています。
祥平からは、結婚するにはお金が必要だとか、美味いものを食べられなくなるとか言われていましたが、基本的に祥平に結婚を反対されず受け入れてもらえている様子。
リョウちゃん自身の発言によると、彼は女の人にモテない男のようでした。
見てくれの良さで近寄っては来るけど、いざデートをすると言葉は少ないし、(感覚が)ちょっと人とズレてるし、空気読めないし、お店は知らないし……とフラレてしまうのだそう。
でも鈴愛相手だといつまででも話していられると。
まぁ「結婚って金いるんですか?」などと言っている時点で……というところですね。
ある意味リョウちゃんというキャラクターを端的に表している台詞。
オバズに愛し殺される
祥平はリョウちゃんが女に苦労してきたと言っていました。
モテないのに?
「オバズだよ、三オバ、オバさんたちだよ」
と祥平は言っていました。
光江さんと麦さんとめありさんの藤村三姉妹のことですね。
面倒な三オバに、幼い頃から現在も溺愛されているみたいです。
「愛し殺される」くらいに。
おそらくですが、光江さんが藤村の次女で、リョウちゃんが彼女たちの甥ということですから、藤村の長女の息子がリョウちゃんなのでしょう。
リョウちゃんから見れば、「母親の妹たち」が三姉妹と思います。
伯母ズではなく叔母ズなのですね。
そして、どうやらリョウちゃんの両親は、彼が幼い頃、3歳と言っていたでしょうか、その頃に亡くなっています。
着メロは「だんご3兄弟」
鈴愛は1999年時点で、携帯電話かPHSかを持っています。
携帯と思いますが。
その電話の着信音、着メロは「だんご3兄弟」です。
私の中で「だんご3兄弟」はそれほど昔の感覚がなかったのですが……20年ほど前の話なのですねぇ。
おわりに
88話ラストで、鈴愛が岐阜の実家に電話をし、リョウちゃんと結婚する旨の報告をして、電話に出ていた晴さんを驚かせていました。
それはそうですね、漫画家を辞めたことすら本人から聞いていないのに、全く想定外の報告(結婚報告)を受けたのですから。
結婚後は鈴愛と三姉妹の嫁姑戦争が勃発する未来しか見えませんね……。
厳密には姑ではないですが。
それきっかけに別れることになるのでしょうか。