平日07:00よりEテレにて放送されている知的エンターテインメント番組『シャキーン!』の、不定期で放送されるコーナー「ストリート・デストロイヤー」が好きです。
目次
Eテレ『シャキーン!』
子どもたちを シャキーン!と目覚めさせて、楽しい一日のスタートを切ってもらう知的エンターテインメント番組。「いつもとは違うモノの見方」や「柔軟な発想力」が楽しみながら身につきます。
毎週月曜日から金曜日の朝7時からEテレで15分間放送されている知的エンターテイメント番組『シャキーン!』の番組説明です。
もはや説明不要。
新コーナー「ストリート・デストロイヤー」
2018年度から『シャキーン!』でも多くの新コーナーが始まりました。
その中で以前「まつりばなし」が面白いと当ブログで書いています。
上記記事リンク参照なさってください。
その「まつりばなし」と同じくらい好きなコーナーがもう一つあります。
それが「ストリート・デストロイヤー」です。
いつもの街角を笑えるアートに! ひびを見つけてポーズを決めれば君もストリートデストロイヤーだ!いつもの街角を笑えるアートに! ひびを見つけてポーズを決めれば君もストリートデストロイヤーだ!
番組公式Webサイトの「主なコーナー」ページ内、「ストリート・デストロイヤー」の箇所にはこのように書かれています。
コーナー内容は説明どおりです。
主人公は、サングラスをかけ、赤いジャージにベージュ系のギンガムチェック柄のフレアパンツでしょうか、それを穿いて、『パトリック (PATRICK) 』と思われる白系のスニーカーを履いた、古着が好きそうなおじさんです。
その古着おじさんが、街中にある、自然にできたであろう「ひび割れ」を見つけて、さも古着おじさんが破壊したかのように見せるという、ただそれだけのコーナーです。
確かに古着おじさんが殴っている状態の静止画像を見ると、道路やブロック塀のひび割れや欠けが、『ドラゴンボール』などのバトル物の漫画やアニメの戦闘シーンで出てきそうな、ひび割れに見えてきます。
それが不思議と面白いのです。
田中偉一郎さん
1年間 Eテレ「シャキーン!」の1分間枠いただきまして、4月3日から毎月第1・第2火曜いろいろやっていきます。美術作家はテレビでスベりがちですが、テレビでスベらない芸術にしたいと思います。最初は鉄板芸術《ストリート・デストロイヤー》から。朝早いですがお楽しみに。#田中偉一郎 #シャキーン! pic.twitter.com/vY51nxot6L
— 田中偉一郎 iichiro tanaka (@tanaka116) 2018年4月1日
新コーナー「ストリート・デストロイヤー」は「田中偉一郎(たなか・いいちろう)」さんという方が制作しています。
先ほどから挙げている古着おじさんが田中偉一郎さん御本人でしょう。
田中偉一郎さんでネット検索をかけたところ『Tokyo Source』というWebページがありまして、そちらに田中さんがどういう方なのかが少しわかりました。
1974年生まれで、(おそらく)現代アートのアーティストとして芸術活動をされている方みたいです。
『武蔵野美術大学』の芸術文化学科のWebページにもインタビュー記事がありました。
田中さんはムサビの視覚伝達デザイン学科を卒業して、その後東京芸術大学の大学院で修士をなさったのですが、芸大はどこの学科ですか。
デザイン科で、日比野克彦の研究室。
というやり取りがありました。
ムサビから芸大の大学院ですか……おお、何か凄いですね。
ストリート・メーカー
実は6月からだったでしょうか、「ストリート・デストロイヤー」は新たな展開を見せています。
それが見出しに書いた「ストリート・メーカー」です。
今度は古着おじさんこと田中偉一郎さんが、道をデストロイ(破壊)していない、メイク(ものを作る・造る)しています。
例えば、塗装が剥がれかけている「道路標示」の端の部分に、田中さんが白いペイントローラーを置く、みたいなことです。
静止画像なので、さも田中さんが今そこで道路標示を描いたかのように見えます。
ストリート・デストロイヤーの放送日は何曜日?
「ストリート・デストロイヤー」および「ストリート・メーカー」のコーナーは、基本的に火曜日に放送されているみたいです。
しかし毎週放送されている訳でもなく、月の前半の2週間扱われているものです。
前述の田中さんのTwitterにも、第1・第2火曜と書かれています。
前述した「まつりばなし」のコーナーが月の後半の2週間、1回ずつ放送されているので、おそらく2018年度からスタートした「ストリート・デストロイヤー」と「まつりばなし」は番組内で同じ枠を月の半分ずつ分け合っているものと思われます。
ただし、毎週金曜日はその週の総集編のような放送になりますから、そこでも放送される可能性があります。
おわりに
ストリート・デストロイヤーのような発想は楽しいです。
番組を観た子どもさんたちが、田中さんが本当に道などを破壊していると思ってしまう危険もあるのででしょうか?
さすがに笑いとして理解していると思いますけどどうなのでしょう?
田中さんが本当に壊していると思って、真似をして街中にあるものを破壊しては駄目ですよ。
手が砕けます。
そっちじゃないですね、公共物や他人の物を破壊してはいけません。
いや怪我をすることも危ないので駄目ですけど。