ポータブルメディアプレイヤー「iPod Touch」の第6世代を手に入れたので、写真を撮って手持ちのコンデジとデジイチの写真と比べてみました。
目次
iPod Touch 6とOLYMPUS XZ-10の写真比較
iPod Touch 6とOLYMPUS(OLYMPUS)XZ-10を使って写真を撮りました。
同じ対象なるべくほぼ同じアングルになるようにしたつもりです。
XZ-10はPモード(プログラムモード)でそのまま撮っています。
露出の上げ下げは多少してしまったかも。
画質はLF (LargeサイズのFINE?) です。
またいずれもブログ掲載用にリサイズしています。
レタッチは一切していません。
iPod Touchのセンサーサイズがわからなかったです。
XZ-10は1/2.3CMOS。
しかしおそらく両者は同じくらいのセンサーの大きさではないかと思われます。
- 露出時間: 1/3546
- Fナンバー: 2.4
- レンズ焦点距離: 3.3
- 35mm換算レンズ焦点距離: 31
- ISO: 25
iPod Touch 6。
- 露出時間: 1/640
- 対応FlashPixバージョン: 1.0
- Fナンバー: 3.5
- レンズ焦点距離: 4.7
- 35mm換算レンズ焦点距離: 26
- ISO: 100
XZ-10です。
どちらも空に太陽を入れてみました。
青の色合いがiPod Touchの方が青々していますね。
レンズの違いか、太陽光の描写も異なります。
レンズフレアは下の画像にZUIKO(ズイコー)レンズらしさが出ているように思います。
好みでいうとiPod touchの方が好き。
- 露出時間: 1/721
- Fナンバー: 2.4
- レンズ焦点距離: 3.3
- 35mm換算レンズ焦点距離: 31
- ISO: 25
iPod Touch。
- 露出時間: 1/250
- Fナンバー: 2.5
- レンズ焦点距離: 4.7
- 35mm換算レンズ焦点距離: 26
- ISO: 100
XZ-10。
「ケヤキ(欅)」を撮りました。
このサイズだと両者の画像に大きな違いは見られませんね。
でもやはりiPod Touchは青空の色が気になります。
青にしすぎ感。
- 露出時間: 1/60
- Fナンバー: 2.4
- レンズ焦点距離: 3.3
- 35mm換算レンズ焦点距離: 77
- ISO: 25
iPod Touch。
- 露出時間: 1/60
- Fナンバー: 2.4
- レンズ焦点距離: 14.4
- 35mm換算レンズ焦点距離: 81
- ISO: 250
XZ10。
枯れた「アジサイ(紫陽花)」です。
F値(絞り)は同じですけどボケ感はXZ-10の方がしっかり出ていますね。
描写もXZ-10の方が細かいですし、色もXZ-10の方が細かいメリハリがついています。
ここではレンズの性能の違いが大きく出たでしょうか。
iPod Touch 6とNIKON D3000の写真比較
次はiPod Touch 6とNIKON(ニコン)D3000の写真比較です。
D3000は「Nikkor-S Auto 35mm F2.8」のレンズを使ってしまいました。非AiのオールドレンズのためExifデータが出ません。キットレンズにすれば良かったですね……失敗。
D3000はAPS-Cサイズでレンズの焦点距離が35mmですから、フルサイズの35mm判換算で52.5mm相当になります。
D3000の撮影モードはマニュアルです。ISOは100、F値はF2.8で固定。画質はFINE。こちらもリサイズしています。
- 露出時間: 1/390
- Fナンバー: 2.4
- レンズ焦点距離: 3.3
- 35mm換算レンズ焦点距離: 46
- ISO: 25
iPod Touch。
D3000です。
D3000は先述したようにExifデータがありません。
D3000は、ISO100でF値2.8でこの露出となると、1/800ほどのシャッタースピードと思います(適当)。
APS-Cのため35mmレンズは55mm相当になってしまう、言い換えると若干望遠感が出てしまうため、画角も随分異なります。
対象は「ウメ(梅)」です。
蕾がふっくらしてきました。
iPod Touchはボケ感が弱く、D3000の方がボケ感が圧倒的に強いですね。
F値はむしろiPod Touchの方が低いのに。
- 露出時間: 1/1631
- Fナンバー: 2.4
- レンズ焦点距離: 3.3
- 35mm換算レンズ焦点距離: 48
- ISO: 25
iPod touch。
D3000。
D3000のシャッタースピードは1/600ほどかなと思います。
対象は「エノコログサ(狗尾草)」、一般的にはネコジャラシと呼ばれる植物です。
10年近く前の、しかもエントリークラスと言えども、そこはさすがにデジタル一眼レフカメラ、ボケ感が美しいです。
穂のほわ〜っとした様子がよく表せています。
iPod Touchも頑張っていますね。
穂の描写が細かく出ています。
もう少しシャッタースピードを上げたかった。
- 露出時間: 1/1072
- Fナンバー: 2.4
- レンズ焦点距離: 3.3
- 35mm換算レンズ焦点距離: 67
- ISO: 25
iPod touch。
D3000。
D3000のシャッタースピードは1/800ほどと思われます。
「セイタカアワダチソウ(背高泡立草)」です。
先ほどと同様、こちらもiPod Touchはパンフォーカスのように被写界深度が深く撮れています。
セイタカアワダチソウにピントを合わせたつもりが、ピントが奥に抜けてしまっています。
D3000はセイタカアワダチソウにピントが合って、奥に金網があるかわからないくらいです。
iPod Touchの写り方が良いか悪いかは受け取り手次第なところもあるでしょうか。
必ずしもボケが正義、ボケがないと悪という訳ではないと思います。
iPod Touchの写り方の方が好きな方もいらっしゃることでしょう。
おわりに
こうして比べてみると、iPod Touch 6のカメラやセンサー、レンズは思いの外頑張っている印象です。
コンデジのXZ-10とはパッと見、大きな違いを見い出せないくらい。
iPod Touch 6の画像で気になる点は、本文中に何度か書いているように、青空の青色が強すぎることでしょうか。
ドラマチックに見せたい開発の意図を感じます。
個人的にはもう少しナチュラルな色の方が好みですけど、「映え」させたい場合にはドラマチックな方が良いのかもしれません。
場合によりますよということでしょうか。