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栞が自分の名前の由来を知って志乃と和解。風太の帰りに涙するトキが可愛かったです - 朝ドラ『わろてんか』84,85話の感想

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NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2018年1月13日放送の85話は栞と志乃が仲直りしていました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

目次

 

 

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『わろてんか』第15週「泣いたらあかん」

www.nhk.or.jp

 

2018年1月8日月曜日から朝ドラ『わろてんか』は第15週「泣いたらあかん」の放送が始まっています。

『わろてんか』の時代設定は先週の大正10年(1921年)の秋から大正12年(1923年)8月末に移っています。

本作のヒロイン「北村てん(きたむら・てん、演:葵わかな)」は、夫の「北村藤吉(きたむら・とうきち、演:松坂桃李)」との間にできた子ども、「隼也(しゅんや)」がいます。男の子で年齢は9歳ほどです。

籐吉と「てん」は大阪に寄席小屋「風鳥亭(ふうちょうてい)」を10店舗経営する「北村笑店(きたむら・しょうてん)」を経営しています。「てん」は御寮人さん(ごりょんさん)、要するに女将さんです。

それぞれの役職は、藤吉が代表取締役兼総席主で「てん」が取締役経理、「てん」の従兄弟の「武井風太(たけい・ふうた、演:濱田岳)」が大番頭(総支配人)、「トキ(演:徳永えり)」が「てん」の経理を手伝っています。

他には、「亀井庄助(かめい・しょうすけ、演:内場勝則)」などの従業員と、藤吉の芸人時代からの仲間「キース(演:大野拓朗)」や「万丈目吉蔵(まんじょうめ・きちぞう、演:藤井隆)」、「万丈目 歌子(まんじょうめ・うたこ、演:枝元萌)」、「岩さん(がん・さん、演:岡大介)」、「アサリ(演:前野朋哉)」を始めとする大勢の芸人を抱えています。

14週のラストで、芸人のうちキースが唐突にアメリカへ旅立つと言って大阪を出て行ってしまい、急にコンビを解消させられたアサリは以降荒れていて、2年の間に4人もの相方を首にしてきたようです。

9月1日になり関東大震災が発生しました。アメリカから日本に戻ってモノマネ芸人として活動していたキースは、東京・浅草で被災しています。彼は東京の浅草にある小料理屋の厄介になっていて、その女将さん「志乃(しの、演:銀粉蝶)」と一緒に大阪に避難してきました。

志乃は震災時に、息子の「へその緒」を取りに倒壊寸前の家の中に戻っていて、その際事故に遭ってしまいました。頭部を打ったらしく記憶を失くしています。

どうやら、その志乃は、かつての「てん」の見合い相手で現在は籐吉とも親友となっている「伊能栞(いのう・しおり、演:高橋一生)」が中学生の頃まで一緒に暮らしていた実の母親であるようです。

 

 

栞は志乃を母親として認めたくない

栞は志乃が自分の母親だと瞬時に気がついたようで、事情を聞いてきた「てん」たちに対して、志乃は伊能に実の息子を売って大金をせしめた女だと、志乃のことを許す気配は全くありません。親として認めたくないと。

志乃も志乃で、後に記憶を取り戻すや否や、まだ医者に安静にしているように言われているにも関わらず、栞と会おうとせず東京へ帰ろうとしています。

息子にも会わず、逃げるように東京へ立ち去ろうとする志乃に対して、「てん」は何とか仲を取り戻させようとします。しかし志乃は頑として首を縦に振ろうとはしません。

「てん」は、震災時に身の危険を顧みず息子のへその緒を取りに戻るような人が、息子を大切に思っていないはずがないし、金のために売るはずがないと説得をしていましたが……。

志乃が言うには、栞を伊能のところへやる際に、あちらから二度と会わないよう釘を差されたようです。栞が伊能の人間として生きるために、芸者の息子という過去を捨てさせる必要があったし、芸者の母親は伊能の家に受け入れられなかったのです。

 

 

栞の名前の由来

「てん」たちは東京に帰ろうとする志乃のお別れ会を開くことにしました。場所はカフェ「万々」。

母親として慕うキースが志乃を強引に店に連れてきて、栞は「てん」の説得があって後にやって来ました。

といいますか、栞は説得時に「てん」から渡された自分のへその緒が入った木箱を志乃に返すために店に来たようです。

木箱を見つけた隼也が栞はどういう願いを込めて名付けたのか、と志乃に聞きました。「子どもの名前は親が願い込めてつけるもの」だと、以前に志乃が隼也に教えていたからです。

「道標っていう意味さ。森の木に一本一本目印をつけて歩くように、己の人生、道に迷わず、たくさんの人を導いていって欲しい。そういう願いを込めてつけた名前だよ」そう志乃は答えました。

その言葉を聞いて、栞の固く閉ざされた心は開き始めます。

自分が現在、活動写真の事業に取り組んでいるのは、自分が子供の頃に志乃と活動写真を観たときの志乃の笑顔が忘れられなかったからで、人の心を豊かにする活動写真を作りたいと考えているし、今自分があるのもそのおかげなのだと、志乃を見つめながら言い、そして頭を下げました。

その後のお別れ会は笑顔で進行していました……。後日、志乃はやはり東京へと帰ることにしたようです。栞は一緒に暮らすことを提案していたようですけど、志乃は遠慮したみたいです。

栞は志乃に500円でしたか、小切手を手渡しています。それで小料理屋を再会するようにと。志乃は最初断りましたが、栞もそのお金は貸すだけだと言っています。返済するのに20年かかるとも言いました。つまり、少なくともあと20年は生きていなければいけない、長生きして欲しいという願いが込められているお金なのでした。

 

 

風太が帰ってきた

震災後に東京の、特に寄席や芸人の様子を調べるために、風太が大阪から旅立っています。志乃が東京に戻ってから、風太が東京に無事に帰ってきました。

風太は皆から迎えられていましたが、彼の帰りを誰よりも心待ちにしていたのはトキで、そのトキは泣きながら風太に抱きついていました。

風太はトキからもらったお守りを見せ、これのお陰で帰ってこられたと感謝を伝えています。良かった良かった。ていうかトキが可愛い。

 

 

おわりに

風鳥亭は「震災義捐 東京落語大会」と称し、復興支援興行を行い大盛況でした。東京から芸人を連れてきたことも大きかったようでした。

でもそれって東京の芸人を引き抜いたという意味でしょうから、契約で縛って東京での活動をさせにくくすることでもありますよね。月給制なので。

ナレーションでは東京都のつながりができた、ということにしていました。下手をすると、東京の寄席の席主から火事場泥棒とも受け取られかねないことなのではないか、と観ていて思いました。

次週は第16週「笑いの新時代」です。ラジオの登場でお笑いの在り方が大きく変わってくるようです。そして籐吉が……? でした。

 

 

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