ディスディスブログ

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最終回。「食堂とだか」のセンスが光る料理たち、ラッキョウ入り「体に良いおみそ汁」が食べたいです - ドラマ『孤独のグルメ season6』12話「品川区五反田の揚げトウモロコシと牛ご飯」の感想

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毎週土曜日(金曜深夜)の00:12より、テレビ東京にて『孤独のグルメ Season6』が放送中です。

 

 

目次

 

 

ドラマ『孤独のグルメ』

www.tv-tokyo.co.jp

 

2017年7月1日の放送はシーズン6第12話「品川区五反田の揚げトウモロコシと牛ご飯」でした。season6の最終回です。

 

 

イントロダクション

輸入雑貨商を営む“井之頭五郎(いのかしら・ごろう)”は、
商用で様々な街を訪れる。
そして一人、ふと立ち寄った店で食事をする。
そこで、言葉では表現できないグルメたちに出会うのだった―

こちらが『孤独のグルメ』シーズン6のイントロダクションです。俳優の「松重豊(まつしげ・ゆたか)」さん演じる「井之頭五郎(いのがしら・ごろう)」が、毎回料理店を訪れて店の料理を食べるだけのドラマです。深夜ドラマであることから、「夜食テロ」と言われているのだとか。

私はシーズン5の8話から観始めた新参者です。シーズン5終了後に何度かスペシャルが放送されていて、そちらも観ています。

 

 

12話(最終回)「品川区五反田の揚げトウモロコシと牛ご飯」

12話は「品川区五反田の揚げトウモロコシと牛ご飯」ということで、五郎さんは東京都品川区の「五反田(ごたんだ)」を訪れています。

 

五郎さんは、クライアントである梱包会社へ行き、渡辺夫婦に会いました。渡辺氏は「長谷川晴朝(はせがわ・ともはる)」さんが演じています。夫婦は事業の用事ではなく母の誕生日プレゼントをするために五郎さんを呼んだようです。

仕事が一段落ついてお腹が空き、いつものように昼食のお店を探す五郎さん、川沿いにあるオフィスビル(?)を見つけます。その地下階に「ふれあい飲食店街」なる名前の飲食店が集まるエリアがあり、そこに入ると一件の食堂を見つけます。それが今回ドラマで紹介された「食堂とだか」です。

 

  

シーズン6の12話のお店は「食堂とだか」

https://www.facebook.com/wasse.umaka/

 

12話で五郎さんが立ち寄ったお店は「食堂とだか」さんです。

場所は西五反田1丁目にある「リバーライトビル」の地下1階 (B1) です。最寄り駅はJR東日本「山手線」と東急「池上線」と都営地下鉄浅草線の「五反田駅」です。

駅の東口から都道317号線感情六号線、いわゆる山手通りと思いますが、317号線をほんの少し南下して目黒川が見えたら、橋を渡らずにその手前を左に折れればすぐにビルがあるようです。ネットの地図によると。

営業時間は18:00-24:00、店休日は日曜日で月曜が祝日の場合は日曜日は営業するとのことです。

来店の際は予約を取るようにとのこと。放送直後は特に混雑が予想されますし、番組を観た限り席は多くありませんでした。

 

 

揚げトウモロコシと牛ご飯

「食堂とだか」さんのご主人は「ムロツヨシ」さんが演じていました。カウンター越しに接客や料理をする様子はとても馴染んでいました。

五郎さんは、お通しに「たこときゅうりの塩昆布」を、他は「ウニ・オン・ザ・煮玉子」「胡麻豆腐とトマトの揚げだし」「揚げトウモロコシ」「キンキと茄子の包み焼き」「牛ご飯」「体に良いおみそ汁」を頼んでいました。相変わらず品数が多いですけど、一品一品の量はそれほど多くないように見えました。

ご覧の通りなかなか面白いネーミングの品名です。創作料理が多そうでしたが、おそらく定番料理も普通に扱われていると思われます。「いちご大福」もありました。

もっと面白いことには、注文は客自らが伝票(ですよね?)に書くスタイルであることです。伝票にメニューを書いたらカウンターを挟んで向こう側の調理スペースにいるムロツヨシさんに渡すと。五郎さんも書いていました。

今回の料理は全て良かったです。非常にセンスの良い食材のチョイスに感じられましたし、それを料理として完成させているところに店主さんのバランス感覚の良さを窺わせます。

 

料理で気になるのは「ウニ・オン・ザ・煮玉子」ですよね。Twitter画像がそれ。

どういう料理かというとそのままです。煮玉子の上にウニ(海胆、海栗)が乗っていて、タレでしょうか、それがかかっているようで、上にはわさびがちょんと乗っています。一皿に2個出てきました。

こちらは崩れやすいので手で摘んで一口で食べます。2個ということは二口なので、五郎さんは出された直後に食べ終えていました。口に入れた瞬間、煮玉子のトロッとした濃厚な黄身とウニの濃厚さがダブルで襲ってきますが、わさびの清涼感でくどくなり過ぎない、絶妙なところを突いてきそうです(あくまで想像です)。

「胡麻豆腐とトマトの揚げだし」がまた美味しそうでした。揚げだし豆腐とトマトが合うなんて想像だにしていませんでした。胡麻の甘みとトマトの酸味が絶妙だそう。「普通の揚げだしよりも俺は断然こっち派になりました」とは五郎さん。

 

「揚げトウモロコシ」も夏を感じられました(画像)し、「キンキと茄子の包み焼き」も栗粉が乗っていて上品で美味しそうでした。キンキの骨を揚げたものでしょうか、それも添えられていました。上品な揚げ煎餅。

 

 

個人的に気になったのは「体に良いおみそ汁」

個人的に最も気になったのは「牛ご飯」……ではなくそれと一緒に出てきた「体に良いおみそ汁」です。

いや、牛ご飯もとても美味しそうでした。ちなみに読みは「うし・ごはん」です。丼のご飯が見えないくらい大きな牛肉が何枚か乗っていて、ご飯と牛肉の間には大葉?、肉の上には万能ネギとわさび、煮玉子も乗っていました。豪華。

「体に良いおみそ汁」に話を戻しますと、この味噌汁には何と「ラッキョウ(辣韮)」が入っているのです。「今日は……」と言っていたので、日によってラッキョウではないものも入っているのでしょう。

私はお味噌汁の具にラッキョウが入れるなど見たことも聞いたこともなかったので、とても驚きました。五郎さんも初めてのようで、ラッキョウが入っているとムロツヨシさんから言われて、「ラッキョウ?」と聞き返していましたね。

「“体に良い”と書きたくなる作りての気持ちがわかる味噌汁だ」と五郎さん。

味噌汁にラッキョウは盲点でした。これは想像だけで美味しそうなので今度ぜひ試してみたいです。

 

 

おわりに

番組終わりの、『孤独のグルメ』の原作者「久住昌之(くすみ・まさゆき)」さんのコーナー「ふらっとQUSUMI」では、「ザーサイと糸こんのペペロン」と「砂丘ラッキョウ塩昆布」と「枝豆とブルーチーズの白和え」を食べていました。

「枝豆とブルーチーズの白和え」は、クラッカーの上に枝豆とブルーチーズの白和えを乗せ、さらに黒胡椒とハチミツをかけていました。まさにお酒のツマミです。

 

今回の「食堂とだか」さんは、「ふれあい飲食店街」という昭和感が濃厚に漂う場所にあるとは思えない(失礼)センスの尖った料理の数々で驚きました。流石シーズン最終回に持ってくるお店なだけあって、これまでの料理屋さんとは一味違うように思いました。そもそもここは人気がある店だろうなと。

「とだか」さんは飲食店街の中に立ち呑み屋さんも出しています。近くに立ち呑み屋があるのに食堂でお酒を出しますし、近くに食堂があるのに立ち呑み屋で座席も用意しているという、境界があるようでない緩い感じも好感を持てました。良い加減のいい加減さ。

 

そんなこんなでとうとう『孤独のグルメ season6』が終わってしまいました。印象に残っている料理は3話の薬膳スープカレーと10話のアジフライと、今回の味噌汁です。強いてどれか一つを選ぶとするならば……アジフライか味噌汁か…………ん〜、味噌汁も食べたいですけど……アジフライでしょうか。あのジューシーさは垂涎します。

 

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