毎週日曜日17:00より、TBSにてアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の2期が放送されています。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
- 目次
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- イントロダクション
- 2期17話(42話)「落とし前」
- 鉄華団とジャスレイの対決
- ジャスレイの孤立と死
- ガンダム・バルバトスルプスレクス
- マクギリス立つ
- 鉄華団はどうなる?クーデリアはどうする?
- 「あの日」の意味とは何か?
- おわりに
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第42話『落とし前』先行カット紹介その3です。「全て、根こそぎ叩き潰せ」オルガ・イツカが三日月・オーガスに返した言葉。ビスケットが亡くなった後の第1期終盤を彷彿とさせる鉄華団の戦いが始まる…。(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/OS6Lhwd68g
— 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) 2017年2月3日
2017年2月5日の放送は第42話「落とし前」です。
イントロダクション
主人公、三日月・オーガスが所属する鉄華団は、クーデリア・藍那・バーンスタインの地球への護送からアーブラウ代表指名選挙を巡る戦いで一躍名を上げた。そしてその戦いでギャラルホルンの腐敗が暴かれたことにより、世界は少しずつではあるが確実に変わりつつあった。
アーブラウとの交渉で得たハーフメタル利権のもと、テイワズの直系となった鉄華団は資金も潤沢となり入団希望者も増加。その規模は地球にも支部を置くほどとなった。
また地球への旅で世界の実情を知ったクーデリアはアドモス商会を設立。現実的・実務的な側面から火星の経済的独立を目指す。だが名を上げ新たな道を歩みだした彼らを快く思わない輩も数多く存在する。
アドモス商会が行うハーフメタル採掘場の視察。その護衛を依頼された鉄華団団長オルガ・イツカは新たな敵の襲撃を察知する。オルガの指揮の下、鉄華団、そして三日月はモビルスーツ「ガンダム・バルバトスルプス」と共に敵撃退へと向かう。
イントロダクションです。公式Webサイトの「World」ページから抜粋しました。
2期17話(42話)「落とし前」
主人公「三日月・オーガス(みかづき・おーがす)」の所属する「鉄華団(てっかだん)」は落とし前を付けるために、自分たちの親企業である「テイワズ」のNo.2「ジャスレイ・ドノミコルス」を討とうとしています。
鉄華団彼らの兄貴分「タービンズ」が禁止兵器の所持により、地球圏を守る武力組織「ギャラルホルン」から違法組織と認定されました。ギャラルホルンにタービンズの情報を流したのはジャスレイです。
ジャスレイの経営する「JPTトラスト」とギャラルホルンの月外縁軌道統合艦隊「アリアンロッド」の一員で、セブンスターズ「クジャン家」の「イオク・クジャン」が繋がっていました。
タービンズはテイワズがタービンズを助けてしまうと自分たちも同罪となり目をつけられ潰されてしまう危険が高まるため、タービンズのリーダー「名瀬・タービン(なぜ・たーびん)」自らがテイワズの代表「マクマード・バリストン」に誓いの盃を返杯し、親子の縁を切りました。
アリアンロッドのイオク艦隊は名瀬と彼の第一夫人である「アミダ・アルカ」を殺し、さらにジャスレイは鉄華団を潰すため(と思われます)、タービンズの「ラフタ・フランクランド」をテイワズの本拠地「歳星(さいせい)」で暗殺しています。
ラフタが暗殺された報せを受けた鉄華団「オルガ・イツカ」は、ジャスレイを討つためにテイワズとの縁を切り、出撃しています。
鉄華団とジャスレイの対決
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第42話『落とし前』先行カット紹介です。鉄華団を焚きつけるため酷すぎる手を使ったこの男、ジャスレイ・ドノミコルス。テイワズNo.2とはいえ相手が…。(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/6oBPvqLa8u
— 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) 2017年2月3日
鉄華団が自分と戦うために向かっていることを察知したジャスレイは装甲巡洋艦「黄金のジャスレイ号」に乗って迎え撃ちます。自らは船に乗り、前面にモビルスーツ隊を展開させて、鉄華団と戦わせています。あくまで自分から前に出ていかないスタイル。
ジャスレイ側のモビルスーツは「マン・ロディ」と「百里(ひゃくり)」、「百錬(ひゃくれん)」、「ユーゴー」辺りが出ていたでしょうか。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第42話『落とし前』先行カット紹介、今回のラストです。
— 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) 2017年2月3日
「命令をくれ」
ガンダム・グシオンリベイクフルシティと共に昭弘・アルトランドの悲壮な戦いが始まる…。(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/y2Jc9sjheV
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第42話『落とし前』先行カット紹介その6です。鉄華団にはバルバトスの他にあと2機、悪魔の名を冠するガンダム・フレームがある。まずはノルバ・シノとガンダム・フラウロスです!(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/S0HxdTBJfG
— 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) 2017年2月3日
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第42話『落とし前』先行カット紹介その5です。地球支部から運ばれ彼らの乗機となったランドマン・ロディ。モビルスーツの訓練にも付きあってくれたタービンズへの思いを胸にチャドとダンテも戦場を駆ける!(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/A0SnoPhkBB
— 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) 2017年2月3日
三日月は「ガンダム・バルバトスルプスレクス」に、鉄華団実働一番隊隊長「ノルバ・シノ」は「ガンダム・フラウロス」に、鉄華団実働ニ番隊隊長「昭弘・アルトランド(あきひろ・あるとらんど)」は「ガンダム・グシオンリベイクフルシティ」に、三日月の部下「ハッシュ・ミディ」はテイワズから「辟邪(へきじゃ)」に、昭弘の部下「ライド・マッス」は「雷電号(獅電改)」に、元鉄華団地球支部のトップ「チャド・チャダーン」と実働一番隊隊員「ダンテ・モグロ」は「ランドマン・ロディ」にそれぞれ乗って出撃しています。
MS名に見間違え・覚え間違えがあったら申し訳ありません。
ジャスレイの孤立と死
ジャスレイは、裏でイオクに連絡を取り、イオク艦隊を出撃させて鉄華団を背後から狙わせようとしていましたが、イオクはやって来ませんでした。
何故イオクがやって来なかったというと、マクマードが取り引きをしたから。誰と取り引きをしたかというと、イオクの後見人であるアリアンロッド司令「ラスタル・エリオン」です。
アリアンロッド側は違法兵器密輸の件は手打ちにして、テイワズ側もタービンズの輸送船襲撃の件を手打ちにすることで、両件をチャラにしたということのようです。
ジャスレイは劣勢とみるやマクマードに助けを求めましたが、マクマードからは自分のケツは自分で拭けと断られます。ジャスレイはマクマードもギャラルホルンに売って自分が名実ともにテイワズのトップに立とうと目論んでいましたが、マクマードにはお見通しだったようです。
完全に後ろ盾を失ったジャスレイは、ヒューマンデブリたちを盾にして鉄華団に抵抗を試みましたが、戦闘慣れしていて、ガンダムフレームを3機も有する鉄華団に勝てるはずもなく、最後はバルバトスに「黄金のジャスレイ号」のブリッジをぺしゃんこに潰され終了です。
映っていなかったですけど、これでジャスレイ死亡と思います。
昭弘にやってもらいたかったですねぇ。
ガンダム・バルバトスルプスレクス
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第42話『落とし前』先行カット紹介その4です。モビルアーマー戦後、改修を施された新たなバルバトス、「ガンダム・バルバトスルプスレクス」。「鉄華団の悪魔」再び!(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/f2RVw7wult
— 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) 2017年2月3日
三日月が操る「ガンダム・バルバトスルプスレクス」が戦闘をするのは今回が初めてだったかと思います。
「ガンダム・バルバトスルプスレクス」は、型式番号がASW-G-08です。「腕部の巨大化や伸縮可能なテイルブレードを装備することで、より近接戦闘に特化した機体へと仕上がった(公式Webサイト『Mobile Suit』ページより)」とのことで、以前登場したモビルアーマーの「ハシュマル」に付いていたような「テール(尻尾)」が付いていました。
バルバトスは改修が進むごとに動物感が増してきている点が、何とも不気味です。性能が上がるとともに三日月の身体も「阿頼耶識」システムに蝕まれて、野獣化していくこととリンクしているよう。
マクギリス立つ
鉄華団がジャスレイと戦闘をする一方で、鉄華団と蜜月関係にある「ギャラルホルン」の「地球外縁軌道統制統合艦隊」司令「マクギリス・ファリド」准将も動いていました。
といってもマクギリス自らは動いておらず、前回少しだけ出ていた部下に演説をさせ、その様子を内外へと流しています。
演説の内容は「革命」です。ギャラルホルンに蔓延した腐敗を吹き飛ばし、この欺瞞に満ちた、セブンスターズが特権を享受している世界を変革すると。
ラスタル・エリオンが、アーヴラウとSAUとの紛争をコントロールしていた傭兵の「ガラン・モッサ」と通じていたことと、イオク・クジャンが、違法兵器を密輸したタービンズを捜査する名目で自らがその違法兵器「ダインスレイブ」を用い、非戦闘員を虐殺したこと、が内偵によって明らかになったと。
これらがギャラルホルンの腐敗の象徴であると演説では言っていました。
鉄華団はどうなる?クーデリアはどうする?
鉄華団はこのマクギリスの革命に参加するようです。地球というかマクギリスを除く旧ギャラルホルン体制側を相手に戦い、これに勝利することを目指すことになります。そして自分たちは「火星の王」になる。
鉄華団の「メリビット・ステープルトン」が、ヒロインと思われる「クーデリア・藍那・バーンスタイン(くーでりあ・あいな・ばーんすたいん)」が経営する火星のハーフメタルを扱う「アドモス商会」を訪れ、クーデリアと面会しています。
面会でメリビットは、鉄華団がアドモス商会と手を切ることを伝えています。これはクーデリアたちをギャラルホルンとの戦争に巻き込まないためにオルガが採った措置と思われます。
メリビットは元々テイワズから派遣された人間ですけど、テイワズに辞表を出しているみたいです。覚悟を決めたようですね。メリビットには「ナディ・雪之丞・カッサパ(なでぃ・ゆきのじょう・かっさぱ)」という大切な人もいますからね。
大切な人といえば、クーデリアにだって鉄華団にいます。三日月です。ライバルの「アトラ・ミクスタ」や皆のことも好きなはずです。家族のように思っていたのにその家族から縁を切られてしまった……クーデリアはどう動くのでしょう?
オルガは、団員たちにマクギリスの革命に参加する、火星の王になるためにマクギリスと同じ場所を目指す、言い換えるとラスタルたち旧ギャラルホルン体制と対決することを宣言しました。
「あの日」の意味とは何か?
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第42話『落とし前』先行カット紹介その3です。「全て、根こそぎ叩き潰せ」オルガ・イツカが三日月・オーガスに返した言葉。ビスケットが亡くなった後の第1期終盤を彷彿とさせる鉄華団の戦いが始まる…。(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/OS6Lhwd68g
— 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) 2017年2月3日
オルガは、ガンダム・バルバトスのコクピット前で、阿頼耶識につながっている三日月に声をかけていました。
そこでオルガは三日月に「オレはよぉ、辿り着いた場所で馬鹿笑いしてぇ。皆で一緒に」と言い、三日月は「いいね、それ」と優しい表情で応えています。
その次にクーデリアだったでしょうか、彼女の声でナレーションが入りました。このナレーションの文章が非常に不穏です。
「こうして鉄華団は進み始めたのでした。『あの日』への道を」
「あの日」とは何を意味するのでしょう? 嫌な予感しかしません。
おわりに
「あの日」は「全滅」しかない、と私は思ってしまいました。この流れは破滅しかないですよ……全滅エンド。
次回は三日月と「ヴィダール」(ガエリオ・ボードウィン?)との戦いが始まりそうですし、マクギリスの真意もわかりそうです。
それにしてもジャスレイは呆気なかったですね……あんな小者感たっぷりの男と戦闘させるためにラフタは……。
42話とは別の話になりますが、私は名瀬とアミダは「阿頼耶識」化されて再登場するのだろうなぁと予想しています。アイン・ダルトンのような、ヴィダールのような?感じに、強化人間的な存在として。