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川本三姉妹の父親は何でいないのでしょうか?女性を作って出ていったのでしょうか? - アニメ『3月のライオン』11話の感想

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毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『3月のライオン』が放送されています。

 

3lion-anime.com

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年12月24日の放送は第11話 「Chapter.22 ゆく年」「Chapter.23 くる年」です。実質、1クール目の最終回になりそうです。

 

 

 

イントロダクション

これは、様々人間が何かを取り戻していく、優しい物語。そして、戦いの物語。
主人公・桐山零は、長兄ころに事故で家族を失い、心に深い孤独を負う17歳のプロの将棋棋士。
東京の下町に一人で暮らす零は、あかり・ひなた・モモという3姉妹と出会い、少しずつ変わり始めていく−。

このようなイントロダクションです。

 

 

第11話 「Chapter.22 ゆく年」「Chapter.23 くる年」

9話と10話はプロ棋士の主人公「桐山零(きりやま・れい)」が、順位戦に臨んでいました。11話はその後の話です。

9話ではC級1組と思われる、プロ棋士生活40年のベテラン「松永正一(まつなが・しょういち)」、10話では六段「安井学(やすい・まなぶ)」との対戦が描かれていました。

いずれの対局でも、対戦前に零の義理の姉「幸田香子(こうだ・きょうこ)」が姿を現し、零に対戦相手のプライベートな情報をわざと伝えて、勝っても負けても後味が悪くなるようにしていました。意地が悪い。特に10話の安井はクリスマスの後に奥さんとの離婚が決まっていることと、安井自体の人間があれなこともあって、非常に後味の悪い対局になってしまっています。

11話はクリスマス後で、零は体調を崩して大晦日まで自宅で一人寝込んでいるようです。一人で病気になると辛いですよね、とても不安になりますし、死のことを考えてしまいます。

 

 

川本三姉妹の襲来

大晦日、零が一人で寝ていると部屋にマンションのインターホンが鳴り響き、それでも零は動くことができずにいると、ドアの郵便受けから「れいちゃ〜〜〜〜ん」と子どもの声が入ってきました。

そう、零が普段から世話になっている「川本(かわもと)」家の、三女「モモ」ちゃんの声です。慌ててベッドから出た零が玄関ドアを開けると、そこには当然、モモだけでなく長女「あかり」と次女「ひなた」もいました。連絡の取れない零を心配して様子を見に来ていたんですね。

3人ともマスクをしており、防御しています。零が出ると、あかりさんが直ぐさま彼の額に手を当てて、熱があるとわかると、零にコートとマフラーを着させ、携帯とお財布と鍵を持たせ、ひなたには零の枕をもたせ、モモは零の部屋で遊んで、下にタクシーを停めて、病院へと連れて行きました。インフルエンザなら零の家で隔離&看病、風邪なら川本家へ連れて行く、と。

 

 

診察の結果、零は単なる風邪だとわかり川本家に連れて行かれました。家には三姉妹の母方の祖父で、和菓子屋「三日月堂」の主人でもある「川本相米二(かわもと・そめじ)」もいます。孤独な療養生活から一転、5人での賑やかな大晦日になりました。

零は褞袍(どてら)を着させられ、マフラーを巻かれ、タオルも巻かれ、額にはアイスノン的なものも貼られていて、「卵おかゆ」をご馳走になっていました。

零は孤独だと思っていましたが、こうして川本の家の人たちが心配して様子を見に来てくれ、義理の父親「幸田柾近(こうだ・まさちか)」からも電話が多数入っていました。携帯の充電が切れていて連絡が届いていないと思っていたみたいです。彼は決して一人ではなかったのですね。

 

 

11話から登場した新キャラクターは「美咲」

11話から新キャラクターが登場していました。「美咲(みさき)」がその人です。CV根谷美智子さん。

 

美咲は川本三姉妹の伯母だそう。公式Webサイトの「登場人物」ページに「伯母」と書かれていましたから、あかりたちの母親の姉、ということになりそうです。そして、美咲はあかりが勤めている銀座のスナック「バー美咲」のママでもあります。

「バー美咲」は以前、零が先輩棋士の“スミス”こと「三角龍雪(みすみ・たつゆき)」と「松本一砂(まつもと・いっさ)」に連れられて行っていましたね。

美咲はあかりのことを心配して「美咲」で働かせているそうです。川本家は両親がいない家庭ですから、長女のあかりがひなたとモモの姉であり母親でもあります。あかりが家事と育児の大部分を担っているため、そればかりやらせてしまうと彼女自身の将来が心配だと、川本家以外の人(社会)との接点を作ってあげるためにスナックで働かせている、という事情があったようでした。

客にはあかりの指一本触れさせない的なことを相米ニさんに言っていました。

 

 

おわりに

 

川本家は母親は亡くなり、父親は存命ではありますが家にいません。細かく言及されていなかったと思いますけど、おそらく父親は外で女性とできてしまったか何かで、家を出て行ってしまったのでしょう。美咲さんや相米ニさんを含めて、川本の家では父親の話は出てこない、タブー扱い(意識的無意識的かは不明)されている様子を、零も勘づいています。

それにしても、前回が酷く刺々しい回だっただけに、今回の川本家の人間の温かさが余計にありがたかったですね。零にも視聴者にも。あかりとひなたの手作り「おせち料理」も美味しそうでした。

11話では姿も名前も一切登場しなかったと思いますけど、零の心友(?)である「二海堂晴信(にかいどう・はるのぶ)」の友情もありがたかったですね。彼が引越し祝いとして零のマンションに強引に持ってきたベッド、零はそのベッドで寝込んでいましたから。川本家と幸田を含めて、人の優しさに触れていた零でした。

 

さて、次回は2016年12月29日木曜日に「前半総集編」が放送され、12話は年明け2017年1月7日の放送だそうです。

 

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