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学年主任・国分の言い分は危険な気もしますけど「ひなた」のイジメ問題に変化が起こりました - アニメ『3月のライオン』34話の感想

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毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『3月のライオン』が放送されています。

2018年1月6日の放送は34話(第2シリーズ12話)「Chapter.68 黒い霧」「Chapter.69 光」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

 

 

アニメ「3月のライオン」

3lion-anime.com

 

2018年1月6日の放送は第34話 「Chapter.68 黒い霧」「Chapter.69 光」でした。今回が第2シーズン第2クールの初回です。

 

 

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第34話 「Chapter.68 黒い霧」「Chapter.69 光」

2期2クール目の初回は、いきなりディープというかダークでした。

主人公「桐山零(きりやま・れい)」が日頃世話になっている川本(かわもと)家の次女「ひなた」が、通っている中学校でイジメを受けている件です。

「ひなた」の同級生で小学校からの幼馴染である「佐倉ちほ」がグループの「高城めぐみ」からイジメを受けていて、それを苦にして転校してしまいました。どこでしたっけ、東北でしたか? その「ちほ」を「ひなた」が助けたことにより、「ちほ」が去った後に「めぐみ」の標的が「ひなた」に替わっています。

 

陰湿なイジメを受け家では涙を流しますが、決して登校を止めず、京都への修学旅行も孤独に耐えています。学校へ行かなくなったら負け、登校を続けて卒業できれば勝ちだと考えているようです。

 

 

新キャラ「国分」

34話では、「めぐみ」のイジメの対象は女性の担任教師へ及んでいて、担任教師は心労から倒れてしまい学校を休んでしまいました。二度と学校には来なかったと言っていたのでそのまま辞めてしまったというか戻れなかったのでしょう。

この担任が教室で異変をきたして倒れるシーンまでの描写は恐ろしかったですね。トラウマレベル。

担任教師の代わりに「ひなた」たちのクラスの担任に就任したのが新キャラクター「国分(こくぶ)」です。国分は学年主任の先生で、経験が豊富そうですし、肝も座っていそうですし、有能そうです。

 

ちなみに女性の担任教師のCVは「大原さやか(おおはら・さやか)」さん、国分のCVは「立木文彦(たちき・ふみひこ)」さんです。

 

 

あかりvs.モンスターペアレント

臨時の担任となった国分は早速イジメ問題の解決に乗り出しました。「ひなた」と「めぐみ」の保護者をそれぞれ学校に呼び出し、三者面談を行うことに。

「ひなた」の保護者は川本家の長女「あかり」です。祖父の「川本相米二(かわもと・そめじ)」も行きたがっていましたが仕事で行けず。

「めぐみ」の保護者は母親で、こちらは見るからにプライドが高そう&性格が悪そうで、実際に態度は非常に高圧的、「この親にしてこの子あり」を地で行く親娘でした。母親はいわゆる「モンスターペアレント」と呼ばれるタイプの人でしょうか。

国分は川本家も高城家も同じ日に面談に呼び出しました。本来なら別の日にすべきと思いますがその辺はアニメもエンターテインメントですから仕方がありません。国分は時間をずらして両家を呼んで、それぞれに対応する予定でしたが、そういうときに限って用事が立て込んでしまい、両家がバッティングをする事態に陥っていました。

そこで「あかり」とモンペの口論が始まりました。モンペは娘(めぐみ)がしたイジメをした証拠はあるのかという詰問に対して「あかり」は何も言えずに言い淀んでしまい、さらには具合が悪くなって保健室へと運ばれていきました。

 

 

イジメがあったと口にしていることが証拠

国分がその頃にようやく用事から戻ってくると口論を止め、保健室へと向かう「ひなた」と「あかり」を見届けた後に、高城親娘との面談に入りました。

先ほどの「めぐみ」がイジメた証拠があるのかという点について、国分は「イジメがあったと口に出せるのは被害に遭った人間だけです。ですからね、川本がイジメがあったと口にしていることが既に1つの証拠なんですよ」と言っていました。

そう言った国分に対して、モンペが「ひなた」が嘘をついていたらどうするのかと怒鳴ると、国分は「ひなた」が嘘をついている証拠はどこにあるのかと聞き返していました。さすがにモンペもこれには答えられなかったです。

イジメは誰がやったかの証拠が出ない・出にくいもので、それだから難しいし厄介なのですね。

 

 

これからの話をしましょう

保健室で「ひなた」に謝る「あかり」、そんな姉に「ひなた」は「私は学校には絶対最後まで来る! 無視は堪える! 黙ったりなんかしない!こんな所、何があったって生きて卒業さえすれば私の勝ちだ!!」と力強く宣言していました。強い。

保健室から「ひなた」と「あかり」が戻ってくると、国分は謝る「あかり」に対して「気にすることなんて何もないです。大丈夫。それより、さぁ、これからの話をしましょうか」と言うのです。

 

 

おわりに

国分の言い分は危険かなと観ていて思いました。

第三者からすれば「ひなた」が嘘をついていない(イジメの首謀者が「めぐみ」である確たる)証拠もない訳で、国分の言い分がまかり通るとイジメを受けたと言った者勝ちになってしまいます。

アニメのケースは、視聴者の私たちからすれば「めぐみ」を中心に「ひなた」をイジメていたことはほぼ確実な状況なのであれですけど、そういった状況を考えずにモンペさんの言い分だけを聞くとそれ自体間違ってはいないのではないかと思えます。

例が適当か怪しいですが、例えば痴漢など受けていないのに、男を陥れるためにあるいは示談金を得るために、ある女性がその男から痴漢を受けたと嘘をついたとします。国分の言い分が正しければ、痴漢をされたと被害を訴えればその時点で痴漢されたことが証明できてしまう、ということですよね。これはあまりに危険です。

また、国分がモンペさんに「ひなた」が嘘をついている証拠はどこにあるのかと言った後に、モンペさんが嘘をついていない証拠はどこにあるのかと言ったとしたら、国分は何と答えるつもりだったのでしょう?

学校側が「めぐみ」が「ひなた」をいじめた証拠を掴まない限りは、国分が「ひなた」を贔屓していると受け取られ兼ねないのではないか、とも思いました。難しいですね、イジメ問題。

 

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