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土方歳三が島津を憎む理由は何でしょう?新撰組、薩摩、長州、戊辰戦争が鍵になりそうです - アニメ『DRIFTERS』12話(最終回)「みつめて☆新選組~熱血九州男児の唄~」の感想

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毎週金曜日23:00よりTOKYO MXにてアニメ『DRIFTERS』が放送されています。

読みはドリフターズです。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

 

 

 

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アニメ『DRIFTERS』

www.nbcuni.co.jp

 

2016年12月23日の放送は12話「みつめて☆新選組~熱血九州男児の唄~」です。

最終回でした。

 

イントロダクション

ドリフターズ(1) (ヤングキングコミックス)

西暦1600年 天下分け目の大戦、関が原の戦い--
薩摩、島津家の武将、島津豊久は身を挺した撤退戦の後、死地から抜け出し一人山中をさまよっていた。
降りしきる雨の中、たどり着いたのは無数の扉のある廊下のような部屋--豊久はそこにいた謎の男、「紫」を問いただす間もなく石扉の向こう側へと送り込まれてしまう。
--そこにはオルテと呼ばれる国家が支配する世界、人間とデミ・ヒューマンと呼ばれる国家が支配する世界、人間とデミ・ヒューマンと呼ばれる「人ならざる」ものが暮らす異世界だった。
異なる世界から先に流れ着いていた織田信長、那須与一ら歴戦の英雄とともに豊久は揺らぐことのない武士(さぶらい)の思想で異世界の戦場を疾駆ける!

このようなイントロダクションです。

 

12話(最終回)「みつめて☆新選組~熱血九州男児の唄~」

「漂流者 (DRIFTERS) 」のうち、本作の主人公「島津豊久(しまづ・とよひさ)」と「織田信長(おだ・のぶなが)」と「那須与一(なす・の・よいち)」は、亜人のうちエルフとドワーフを解放し味方につけ、また“木苺じいちゃん”こと漂流者の「ハンニバル・バルカ」も合流しています。

さらに、オルテ帝国の貴族「サン・ジェルミ」と、その配下「アレスタ」と「フラメ」が信長も元へやって来ました。

サン・ジェルミは豊久たちに「オルテ帝国を売る」ことを提案しています。直接的な国主の入れ替え、政変・クーデタの提案です。

豊久たちはサン・ジェルミの手引でオルテ帝国の首都「ヴェルリナ」へと入りました。

「黒王(こくおう)」率いる「廃棄物 (ENDS) 」の軍団がそれを阻もうというか自分たちもオルテを滅ぶすために動いていました。

黒王軍の参謀役の「ラスプーチン」がヴェルリナへ兵を送り込んでおり、物語は一気に城の攻防戦へと突き進んでいます。

 

土方歳三が島津を恨む理由は何か?

豊久の前に現れたのは「黒王軍」の廃棄物の一人「土方歳三(ひじかた・としぞう)」です。

ヴェルリナの兵を指揮しているのも土方のようです。

土方は豊久の胸にある「島津十文字」の家紋を見て、豊久が島津氏の人間であることを見抜き、激しい憎悪を向けていました。

 

私は歴史に疎いので、土方の憎悪の理由がよくわからないです。

 

幕末の京都は政治の中心地であり、諸藩から尊王攘夷・倒幕運動の過激派志士が集まり、治安が悪化した。従来から京都の治安維持にあたっていた京都所司代と京都町奉行だけでは防ぎきれないと判断した幕府は、清河八郎による献策で浪士組の結成を企図。
江戸で求人した後、京に移動した。しかし清河の演説でその本意(後述)を知った、近藤勇や芹沢鴨らが反発、京都守護職の会津藩主、松平容保の庇護のもと、新撰組として発足した。
同様の配下の京都見廻組が幕臣(旗本、御家人)で構成された正規組織であったのに対して、新選組は浪士(町人、農民身分を含む)で構成された「会津藩預かり」という非正規組織であった。

新選組 - Wikipedia

 

新撰組のWikipediaを読むと何かヒントがあるであろうと調べてみたところ、新撰組が京都を守護していた会津藩の庇護を受けて発足された組織であったことがわかりました。

 

島津氏(しまづし)は、日本の氏族。鎌倉時代から江戸時代まで続いた、薩摩を根拠地とする大名家のほかに、多数の分家がある。

島津氏 - Wikipedia

 

また、島津氏のWikipediaには薩摩を根拠地とする大名とあります。

つまり島津は薩摩藩であるということですよね。

これも大きなカギになっているはずです。

 

戊辰戦争(ぼしんせんそう、慶応4年/明治元年 - 明治2年(1868年 - 1869年))は、王政復古を経て明治政府を樹立した薩摩藩・長州藩・土佐藩らを中核とした新政府軍と、旧幕府勢力および奥羽越列藩同盟が戦った日本の内戦。名称は慶応4年/明治元年の干支が戊辰であることに由来する。

戊辰戦争 - Wikipedia

 

戊辰戦争のWikipediaにはこのようにあります。

薩長(土肥も入りますか?)を中心とした新政府軍と、新撰組も含まれる旧幕府軍との戦争があったと。

つまり土方にとっては薩摩の島津は憎むべき敵なんですね。

 

土方はそのうち、「箱館戦争(五稜郭の戦い、五稜郭防衛戦)」にて戦死しています。

豊久は戦国時代の武将ですから、幕末に生きた土方とは直接の関係はありませんけど、土方にとっては十字を背負っているだけで無関係ではないのでしょう。

無関係ではないどころか仇敵ですか。

 

これに対し、薩摩藩は会津藩らと結託して、実力行使により尊攘派公家・長州藩らを朝廷から一掃した(八月十八日の政変)。

公武合体 - Wikipedia

 

公武合体のWikipediaによると、戊辰戦争より前、尊皇攘夷の考えが広まった頃には、実は薩摩と会津は仲が良かったみたいなんですね。

一緒になって長州を朝廷から追い出したと。

 

また、「決戦」の相手として想定されているのは、幕府そのものではなく「橋会桑」(当時京都政局を制圧していた一橋慶喜、松平容保(会津藩)、松平定敬(桑名藩)の3者。いわゆる一会桑政権)である。一橋家当主の慶喜は固有の軍事力を殆ど保有しておらず、軍事的対決の相手としては会津・桑名両藩、とりわけ会津藩を想定するものであった[1]。

薩長同盟 - Wikipedia

 

薩長同盟のWikipediaを読むと、慶応2年1月21日(1866年3月7日)に締結された「薩長同盟」によって、かつての仲間であった薩摩が、一緒に追い出したはずの長州と手を組んでしまった。

薩長同盟によって、会津(土方)からすると薩摩(島津=ドリフターズの場合、豊久)が裏切り者に映っている、ということなのかもしれません。

豊久と土方の戦いは決着がつきませんでした。

土方は新撰組の霊を呼び寄せることができる異能持ち(廃棄物は皆そうですね)のようで、豊久は苦戦を強いられましたが、負けずと殴り合いに持ち込んでいました。

両者痛み分けとなったのは、黒王が土方に撤退を命じたからです。

1対1だと土方の方が豊久より少し強そうでしたね。

 

同じ日本でも、同じ武士でも、戦国と幕末では考え方・価値観が違う点も垣間見えて、なかなか興味深い戦いでした。

もう少し見たかったです。

 

黒王はヒトラー?

 

信長は今回もハンニバルのお陰で土方たちの狙いに気が付き、オルミーヌや与一を使って敵兵の動きを察知し、逆に罠を嵌めていました。

ハンニバルがいなかったらどうなっていたことやら……ハンニバルの行動をしっかり読み取れている信長も凄いんですけどね。

 

サン・ジェルミは、黒王の正体について考えているシーンがありました。

黒王は異世界の壊滅を標榜しているにもかかわらず、行っていることは国盗りであることに違和感を覚えているみたいです。

自分の知っている人物なのか?と怪しんでいます。

「黒王=ヒトラー説」が浮上してきそうですね。

アドルフ・ヒトラーはオルテ帝国の建国者ですが、自殺をしたと言っていたと思いますので、その時点で廃棄物となった可能性があります。

 

また、廃棄物側に「明智光秀(あけち・みつひで)」が加わっていました。

前に少しだけ映っていたのはやはり明智でしたか、そして信長との因縁が深いだけに廃棄物側へと行きましたね。

さらに、公式WebサイトのCHARACTERページを見ると、以前少しだけ映っていた大日本帝国海軍「山口多聞(やまぐち・たもん)」少将が漂流者側に入っていました。

山口もいつかは豊久たちと合流するのでしょう。

 

おわりに

とまぁ色々な謎を謎のまま残して、アニメ『DRIFTERS』は終わってしまいました。

続編は20XX年に放送されるそうですから、予定などと呼べる段階ではなさそうです。

20XX年だと2099年までアリですからね。

原作の進行の度合いに依るよ、と。

 

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