ディスディスブログ

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マリーダはプル・トゥエルブ、先天的に遺伝子設計された強化人間でした… - アニメ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』8話「ラプラス、始まりの地」の感想

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毎週日曜日07:00より、テレビ朝日にてアニメ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』が放送されています。

 

www.gundam-unicorn.net

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

2016年5月22日の放送は第8話「ラプラス、始まりの地」です。この2週は他にすることが多かったこともあり、記事を更新していませんでした。3週間(3話)ぶりの更新です。

 

 

8話「ラプラス、始まりの地」

3話ぶりなのでどこまで書いていたかの連動が私の中で失われてしまいました。主人公のバナージ・リンクスの乗る「ユニコーンガンダム」は、フロンタルの乗るサイコミュ搭載モビルスーツ「シナンジュ」と対峙、途中デストロイモードへモードチェンジをして戦闘を続けていましたが、ユニコーンが袖付きのマリーダ・クルスが操る「クシャトリヤ」の不意打ちを食らい、拿捕されてしまいました。捕らえられたバナージは、ネオ・ジオンの残党軍「袖付き」の拠点である資源衛星「パラオ」に連行され、そこでフル・フロンタルと対面することになります。

一方、地球連邦軍「ロンド・ベル隊」のネェル・アーガマの特殊部隊「エコーズ」が、バナージとユニコーンの奪還作戦を開始しパラオを攻めます。その混乱に乗じたバナージはユニコーンガンダムで脱走し、そこへ袖付きのマリーダ・クルスの乗る「クシャトリヤ」との戦闘に突入します。戦闘中、ユニコーンは「デストロイモード」を発動し、さらに「サイコミュの逆流」現象を起こしバナージの意図とは別にしたユニコーンがクシャトリヤを一方的に倒して今度はクシャトリヤを拿捕、マリーダをネェル・アーガマへと連行しています。

連邦側の捕虜になったマリーダは地球へと移送されることになります。これは現ビスト財団当主代行であるマーカ・カーバインによる指示です。バナージは前回ユニコーンのラプラス・プログラムが新たに提示した座標へと向かうことになります。ユニコーンのコクピットには連邦軍の特殊作戦群「エコーズ」の920隊指令「ダグザ・マックール」中佐を乗せています。

 

 

NT-Dはニュータイプ・デストロイヤー

ユニコーンガンダムに搭載されている「NT-D」は当初、「ニュータイプ・ドライブ」の略であると説明されていましたが、本当の名称は「ニュータイプ・デストロイヤー」であると、前回7話で袖付きの首魁であるフル・フロンタルによって明らかになったかと思います。ニュータイプ・デストロイヤーですから「ニュータイプ数すマン」という意味で良いかと。

マリーダが言っていたことは「強烈な否定の意思を感じた。あれはガンダムに埋め込まれたシステムの本能だろう。ニュータイプを見つけ出し破壊する。例えそれが作り物であっても」ということです。

マリーダのクシャトリヤとの戦闘でユニコーンの新たな能力が明らかになっています。それは「サイコミュ・ジャック」です。マリーダの操るファンネルをバナージというかユニコーンが乗っ取って操作しているシーンが描写されていました。敵機のサイコミュを操作不能にして自機のものとして操ることができるようです。チートすぎます。

 

 

マリーダ・クルスの名前はプル・トゥエルブ

7話でフル・フロンタルと袖付きの偽装貨物船「ガランシェール」の艦長スベロア・ジンネマンとの会話で、マリーダ・クルスの本来の名前が明らかにされました。

マリーダの名前は「プル・トゥエルブ」です。『機動戦士ガンダムZZ』に登場していたエルピー・プルと、そのクローンであるプル・ツーのシリーズ12番目の個体ということでしょう。

私はZZを本放送をしていたときに一度通して見ただけですから、内容はかなり曖昧になっています。なのでエルピー・プルはそもそも誰かのクローンか何かなのか、という点がよくわかっていません。しかし、プルシリーズは『機動戦士Ζガンダム』に出てきたフォウ・ムラサメみたいな後天的に強化人間にされたタイプではなく、生まれながらにして強化されているタイプということだったと思います。8話でハサン医務官が「彼女(マリーダ)は先天的に遺伝子設計をされたタイプだから」と言っていたので合っているでしょう。グレミー・トトも実は後者だったという噂を聞いたことがありましたが、事実は私にはわかりません。

8話でネェル・アーガマの艦長オットー・ミタス大差と副艦長レイアム・ボーリンネア中佐が会話の中で言っていたことは、マリーダには全身に火傷や裂傷痕があり、女性としての機能も……と。7話でバナージとマリーダの精神がアムロとララアの如くつながったシーンでは、マリーダの記憶が再生されていて、その中で局部を手で抑えるシーンがありましたね。あれが女性としての云々を示唆しているのでしょう。

「第一次ネオ・ジオン抗争の末期にクローンのニュータイプ部隊が実戦投入され、全滅したらしいとのことでしたが、実は生き残りがいてそれがプル・トゥエルブ(マリーダ)だったということです。

 

 

マリーダからバナージへ投げかけられた言葉

 

今回、悩めるバナージ・リンクスへマリーダからある言葉が投げかけられています。

「マシンには本物と作り物を識別する能力はない。でも人は違う。感じることができるから」「ガンダムは止まった。お前の意思が、お前の中にある根っこがシステムを屈服させたんだ。私たちにはそれがない、だからマシンと同化できてしまう」「バナージ、例えどんな現実が突きつけられようと“それでも”と言い続けろ。自分を見失うな。それもお前の根っこ。あのガンダムの中に眠るもう一つのシステムを呼び覚ます力になる」

ユニコーンガンダムに秘められた「もう一つのシステム」とは何か?

 

 

おわりに

マリーダはバナージのお姉さんのような存在になっていますね。彼女の過去をシーンを見ると毎回思い出すのが『幽☆遊☆白書』に出てくる軀(躯、むくろ)です。右目でしたか、それ以外は包帯が巻かれている、魔界に棲む三大妖怪の一人だったかと思います。マリーダは彼女の過去と似ている感じがするので。

ダグザさんは厳しくも優しいバナージの父親のような存在です。ダグザもバナージを息子のように思っていますね。バナージにはおくびにも出さないですが。バナージは、ダグザがパラオを襲うときバナージ救出作戦だ、我々は君(バナージ)に借りがあると言っていたと、人が人に負うべき責任をダグザ中佐は全うしようとしていると、ミタス艦長から聞かされ心が動いています。

ダグザは組織の歯車として動くこととは別に、人の心をバナージに伝えることになります。しかし次回、ダグザはあれとあれしてあれになってしまいます。私はUCの中で1番ダグザが好きなので、今回と次回がUCのピークです。

 

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