ディスディスブログ

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「絶望を退ける勇気を持て」等、ブライト・ノアの名台詞がバナージを奮い立たせました - アニメ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』13話「戦士、バナージ・リンクス」の感想

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毎週日曜日07:00より、テレビ朝日にてアニメ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』が放送されています。

 

www.gundam-unicorn.net

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

2016年7月3日の放送は第13話「戦士、バナージ・リンクス」です。サッカーのEURO 2016のドイツvs.イタリアが120分でも決着が付かずPK戦までもつれていたので、ユニコーンの放送まで影響するかと思われましたが、ギリギリ間に合いましたね。ヒヤヒヤ、ハラハラなUCのTwitterでした。

 

 

13話「戦士、バナージ・リンクス」

新たな『箱』の座標が示されるであろう、かつてコロニーが堕ちた場所、オーストラリアのトリントン基地を、ヨンム・カークスの乗る「ザクⅠ・スナイパータイプ」や、ロニ・ガーベイの乗るサイコミュ搭載モビルアーマー「シャンブロ」などジオン残党軍が襲いかかりました。シャンブロはジオンの亡霊に取り憑かれ暴走。

主人公バナージ・リンクスは、ジオン残党軍「袖付き」の偽装貨物船「ガランシェール」から出撃、シャンブロの暴走を何とか止めようと試みますが、暴走を止められず、地球連邦軍ロンドベル隊のラー・カイラムから出撃したリディ・マーセナスの乗る「デルタプラス」が、ユニコーンからビームマグナムを奪いシャンブロのコクピットを打ち抜きました。また、同じくロンドベル隊の「トライスター」がカークスのザクⅠを倒して、ジオン残党軍は掃討されています。

ロニを助けられず焦燥しているバナージの目の前に黒いユニコーンガンダムが現れます。黒いユニコーン「バンシィ」はユニコーンとバナージを捕獲、ラー・カイラムへと連れ帰りました。バンシィに乗っていたのはマリーダ・クルス、今はアナハイム社のアルベルト・ビストをマスターと呼び、従っています。

アルベルトの姉マーサ・ビスト・カーバインはその手の内にミネバ・ラオ・ザビを収めており、バナージに「ラプラスの箱」への新たな座標を話させるべくミネバを交渉に利用しようとしています。ミネバの身柄はリディの父からマーサへと引き渡されています。

ラー・カイラムのブライト・ノア艦長は、バナージに歴代のガンダムのパイロットと同じものが見えているようです。同じものとは「可能性」ですね。ブライトはベルトーチカ・イルマやカイ・シデンと連携を取って、ガランシェールとの共同作戦を取り、さらにネェル・アーガマにも連絡を取り、バナージをミネバのいるガルダへと送り出してやります。

 

 

ユニコーンガンダム2号機「バンシィ」

 

前回ラストから登場している新モビルスーツは「ユニコーンガンダム2号機バンシィ (UNICORN GUNDAM 02 BANSHEE) 」です。バンシィもユニコーンではありますが、「ユニコーン」と呼ぶ時は1号機を指し、2号機へは「バンシィ」と呼んでいますね。バンシィは地球連邦軍が所持する機体なのでしょうか。

バンシィの型式番号はRX-0。アナハイム・エレクトロニクス社が開発したRX-0の2号機です。1号機との違いは漆黒の機体色やツノなどデザインもそうですけど、バンシィには専用の増加サイコフレーム兵器「アームド・アーマー」が装着されている点が最も大きいでしょうか。色の違いもそうですけど、造形からも禍々しさが漂います。

 

 

ブライト・ノアからバナージへの言葉

ファーストガンダムこと『機動戦士ガンダム』から登場しているブライト・ノアと、本作の主人公であるバナージ・リンクスが邂逅しました。

ブライトさんはアムロ・レイやカミーユ・ビダン、ジュドー・アーシタといった歴代のガンダムパイロットと接してきた、ある意味で最もニュータイプの操り方を知っている人物です。

ブライトさんは今回、ラー・カイラムで殻に閉じこもり口を開こうとしないバナージに対し、背中を強く押す言葉を送っていました。

 

「諦めるなよ。君の目には力がある、困難を糧にできる強い目だ。諦めずにいれば必ずチャンスをものにできる」
「その時、君の目の前にガンダムがあったことは偶然かも知れない。これまでガンダムに乗ってきた者たちも皆そうだった。だが、ガンダムに乗るかどうかは自分で決めたことであって、偶然ではないはずだ。違うか? その時、君にガンダムに乗る決意をさせたものは何だ?」
「あとは君次第だ。状況に潰されるな!」

 

これらの台詞はいずれも名台詞ですね。言葉の端々にブライトさんの愛情が溢れています……オンエアを観て泣きそうになり、書きながらも泣きそうになりました。ブライトさんの言葉は、バナージに自分がガンダムに乗る決意をさせたのは一人の女の子、オードリー・バーンであることを再認識させ、彼の足を前へ踏み出す強力な後押しとなりました。

バナージを送り出した直後に「絶望を退ける勇気を持て」と声には出さずに励ましていて、こちらも泣けます。ブライトさんとバナージを助けたラー・カイラムのクルーたちも格好良かったです。クルーから絶大な信頼を集めているみたいですね、ブライトさんは。

 

 

おわりに

 

次回14話は2週間後だそうです。何が放送されるのでしょう? EUROの何かでしょうか、ゴルフでしょうか、それとも選挙関連でしょうか。

私は数年前にテレビ東京で放送されたOVA版Episode6まで観ていて、おそらくTVアニメ版13話からはOVA版Episode5に入っていると思われます。もう少ししたら私の知っている内容が終わり、未知の領域に入っていきます。

今回はベルトーチカとカイが登場しました。ベルトーチカは情報屋、カイはジャーナリストのようです。ファーストガンダムの続編『機動戦士Ζガンダム』時、言い換えるとグリプス戦役時、ベルトーチカはアムロと交際していたと思いますが、『逆襲のシャア』ではもう別れてかと思います。カイはグリプス戦役時に既にジャーナリストとして活動していた気がします。白いスーツを着て、レコア・ロンドと共にジャブローに潜入調査をしていましたね。クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)を不審がっていました。いや、懐かしい。

 

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