ディスディスブログ

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東堂チヨ先生が登場。片桐はいりさんです。平塚らいてうも名前のみ登場 - 朝ドラ『とと姉ちゃん』37話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が今日2016年5月16日放送の37話で、安部ちゃんが登場しました。

 

www.nhk.or.jp

 

常子の新担任は安部ちゃん(あんべちゃん)

先週までは、ヒロインである小橋常子(高畑充希)の母、君子(木村多江)と、祖母の青柳滝子(大地真央)との諍いがメインでしたが、36話で和解をして一段落つきました。

今日37話からは時代が少し進んで昭和11年の春です。常子は女学校の五年生、最終学年になり卒業後を考える時期に来ています。

この時代の女性は女学校を卒業すると結婚をすることが当たり前のようでしたが、常子は、ととが亡くなってから自分がととの代わりとなって上の妹鞠子(相楽樹)と下の妹・美子(根岸姫奈)を嫁にやる目標がありますから、少しでも家族の食い扶持を稼ぐため、進学をするのではなく職に就こうとしているようです。

そんな常子たちに新たな担任教師がやって来ました。それが安部ちゃん(あんべちゃん)です。安部ちゃんは同じ朝ドラ『あまちゃん』に登場していたキャラクターで、片桐はいりさんのことです。片桐さんは『とと姉ちゃん』では「東堂チヨ」役を演じていらっしゃいます。

 

 

東堂チヨが送った言葉は平塚らいてう

東堂先生は生徒たちに突然「床に座ってください。その場で胡座をかいてください」と指示しました。当然、そのような行儀の悪いことを出来る訳がないと、胡座をかく生徒は一人としていませんでしたが、それを見た東堂先生は全員の前で草履を脱ぎ、胡座をかいてみせ、皆を大いに驚かせました。

東堂先生は生徒たちに「周囲が考える“女性とはこうあるべきだ”という定義を疑ったことがありますか?」「誰でもができることを、女性だからできない、してはいけないと決めつけてはいませんか?」と呼びかけています。女だからと端から諦めずに赴くままに挑戦していきましょう、と語りかけていたのです。また……

 

元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。今、女性は月である。
他に依つて生き、他の光によって輝く、病人のやうな蒼白い顔の月である。

 

……との言葉を生徒たちに贈っています。こちらの言葉は朝ドラの前作『あさが来た』で、物語の終盤に登場していた平塚らいてう(らいちょう、雷鳥)が発行した文芸雑誌『青鞜』に掲載された一文だったはずです。あさが来たでは大島優子さんがらいてうを演じていらっしゃいました。

常子はタイピストなど、まさに女性ができる仕事ばかりを選んで職探しをしていたので、大きな衝撃があったようでした。授業の後にすぐさま先生を呼び止め、らいてうの雑誌を借り、下校時も家に帰ってからも雑誌を読みふけっていました。

 

 

おわりに

らいてうの雑誌を読み終えた常子は、それまでとは住む世界が変わったような、目の前に突然新しい世界が開けたような、そんな想いに駆られているようです。その一方で、鞠子はある悩みを抱えているようでした。鞠子の悩みは本当は進学をしたいけれども家のことを考えるとそれもできない……ということみたいですね。

常子は当然鞠子の悩みを知ることになって、鞠子のためにも商売を始めるのでしょう。どうして商売を始めると思ったのかは、それは先週末に流れた次週予告に常子たちの叔父である小橋鉄郎(向井理)が映っていたからです。鉄郎は美味しい商売の話があるとそれに飛びついてしまう悪癖(?)がある人物です……嫌な予感しかしません。

 

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