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鞠子がらいてうから「胡麻のお汁粉」原稿を書いてもらい、水田との結婚へ。水田を尻に敷いています - 朝ドラ『とと姉ちゃん』111話の感想

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NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』、2016年8月10日放送の111話では鞠子が水田にプロポーズの返事をしていました。

 

 

平塚らいてうの「胡麻のお汁粉」

www.nhk.or.jp

 

雑誌「あなたの暮し」に寄稿してもらう予定だった作家さんが突然降りてしまい、急遽他の作家を探すことになり、ヒロインの小橋常子(高畑充希)の上の妹である鞠子(相楽樹)は「平塚らいてう(らいちょう、真野響子)」に執筆をお願いしてみてはと提案し、常子の後押しもあって原稿を書いてもらう交渉を任されることになりました。

鞠子はらいてうの家へ訪れ、以前自分が読んで感銘をした「青鞜(せいとう)」ようならいてうの言葉を、「あなたの暮し」の読者にも届けてもらいたいと寄稿をお願いしていました。らいてうは快く請け負ったものの、提案したのは「夏に食べたくなるお汁粉とそれにまつわる随筆」の記事でした。

らいてうが言うことには、「青鞜」のような文章は「あなたの暮し」には相応しいものではない、ということでした。2人の子供と戦争によって考え方が大きく変わったと言っています。考えは変わるもの、変わることはとても良いことだと。

鞠子はらいてうの書きたいように書いてもらったようです。後日、らいてうは「胡麻のお汁粉」という文章を書いていて、鞠子は書き上がった原稿を『あなたの暮し出版』社に持ち帰ると、編集長の花山伊三次(唐沢寿明)に手渡し、確認してもらいました。花山からは「素晴らしい!」「その考えをすぐに聞いてこうした優しい慈愛に満ちた言葉を引き出し、読者が作ってみたくなる胡麻汁子を融合させたのは君の力だ」と絶賛されました。

 

 

鞠子と水田の行方

一つ、仕事で大きなことを成し遂げた鞠子は、以前、同僚の水田正平(伊藤淳史)から求婚され、返事を保留した件とようやく向き合うことになりました。といっても、鞠子は水田を好きであることに変わりはないのですから、仕事に一区切りを付けたことで結婚への決意を固めただけです。

ある日の夕方、会社帰りと思いますが、鞠子と水田が通りを並んで歩いていると、鞠子は突然立ち止まり、振り返る水田にプロポーズの返事をします。「私を水田さんのお嫁さんにしてください。結婚のお申し出、謹んでお受けいたします」と言ったでしょうか。

ネガティブ思考の傾向が強い水田は、鞠子の「らいてう」との仕事ぶりを見て、鞠子は仕事を続けたい願望があるのでは、と思っています。鞠子は「確かにとても嬉しかったです。でもそれは、これでようやく水田さんと一緒になれるという想いからです」「水田さん、私、太陽のようになれるものをようやく見つけられました。それは水田さんの妻です」と答えます。

鞠子の言った「太陽」の言葉は、らいてうの「元始、女性は太陽であった」から取っているのでしょう。

鞠子にここまで言われた水田は真顔になり「僕と結婚して下さい」と鞠子に再び求婚をしていました。鞠子は「はい。不束者ですがよろしくお願いします」と返事をし、頭を下げていました。よかったよかった。

水田は(服が同じだったので)その日の夜に小橋家を訪れ、鞠子と並んで常子と常子の母の君子(木村多江)と常子の下の妹の美子(杉咲花)を前で正座をし、改めて結婚の許諾を得るための挨拶をしていました。「鞠子さんを僕にください」と鞠子と一緒に頭を下げます。

家長は常子ですから答えるのは常子です。常子だけでなく君子と美子も座布団から降りて畳の上に正座をし直し、「鞠子をよろしくお願い致します」と頭を下げ、とりあえず小橋家は水田と鞠子の結婚に賛成の意があることを確認できました。水田家はどうなのでしょうか。

結婚式に向けて話が進み始めました。媒酌人は花山にお願いしようとしていましたが花山から断られています。柄じゃないし堅苦しいことは苦手なようです。わかります。困った2人は「キッチン森田屋」の森田宗吉(ピエール瀧)と照代(平岩紙)の夫婦にお願いすることにし、快諾……というか主に宗吉は驚愕していました。受けてはもらえたようです。

 

 

おわりに

媒酌人を森田夫妻に頼むとき、水田が思わず「他に宛が……」と言った瞬間に、鞠子が森田夫妻に見えないように、水田のお尻でしょうか、を強くつねっていたシーンがありました。鞠子たちの背後には常子と美子が座っていて、鞠子が水田をつねっている様子が丸わかりで。結婚前から水田が鞠子の尻に敷かれるであろうことを伺わせるシーンでしたね。

らいてうはこれで出番がなくなるのでしょうか。本作はそのときだけにしか登場しない人物が多いですからその可能性は低くないでしょうね……もったいない。お竜さんこと田所竜子(志田未来)とかタイピストの早乙女朱美(真野恵里菜)とかは今どこで何をしているのでしょうか。

 

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