ディスディスブログ

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超人病は花粉症?タルタロス星人カムペが2話以来の再登場です - アニメ『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 THE LAST SONG』18話「セイタカアワダチソウ」の感想

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毎週日曜日23:00より、TOKYO MXにてアニメ『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 THE LAST SONG』が放送されています。

 

http://concreterevolutio.com/

 

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

  

2016年5月8日の放送は第18話「セイタカアワダチソウ」でした。2期5話です。

 

 

イントロダクション

「もうひとつの日本」を舞台にして繰りひろげられる、多彩な超人たちの饗宴――。
「神化」という架空の年代、高度成長によって発展する戦後20余年の日本が舞台である。

これまで数々のフィクションで描かれてきた、数々の「超人たち」が、もしすべて同時に実在していたとしたら?
登場する「超人」たちは、誕生も特性も、実にさまざまだ。
宇宙から来た巨人、ファンタジー世界の生命体、古代から妖怪とされてきた存在、科学者に改造されたサイボーグ、太古に滅亡した巨大文明の遺産などなど……。
一部の超人は公然と活動して世間から人気を集め、一方で素性を隠しながら密かに戦う超人もいる。そして超人に対抗する敵勢力、組織もまた、それぞれ暗躍を続けている。

日本政府は、秩序確保のために多様な手を打った。
そして設立された組織のひとつが、厚生省の外郭団体「超過人口審議研究所」である。
その通称は「超人課」――「超人」を発見・確保し、保護し、安全に管理するのが任務だ。
超人課に所属するメンバーの一人、人吉爾朗(ひとよしじろう)が、本作の主人公である。 

 

公式Webサイトのイントロダクションから抜粋しました。こちらのイントロダクションは1期のものになります。

 

 

1期13話までの年表

http://concreterevolutio.com/special/?page=chronological

 

1期13話までの年表が公式Webサイトの「SPECIAL」ページ内にありますので、そちらを見ながら本作を視聴するとわかりやすいかもしれません。参考になさってください。

 

 

 

16話と17話とは異なり今回の18話は本編にも絡んできそうなエピソードかもしれません。過去の伏線が回収されている回でもあるでしょうか。

サラリーマンの若村一勇と幼稚園児?の夕子は二人暮らしをしています。一勇の妻は亡くなっているようです。ある朝、一勇と夕子が乗っていたバスが超人ジャックフラッシュにジャックされました。ジャックフラッシュに襲われバスから落ちかけた一勇が突然「超人ニンゲンマン」に変身して、ジャックフラッシュを倒し夕子たちバスの乗客たちを救います。

しばらくするとニンゲンマンからニンゲンの姿に戻り安堵する一勇。突然超人に変身してしまう自らの体に困惑する一勇ですが、夕子がニンゲンマンを大好きになっているため、このまま娘のために正義を行う超人であることを続けることにしました。という話です。

 

 

セイタカアワダチソウと超人病

セイタカアワダチソウ(背高泡立草、学名:Solidago canadensis var. scabra または Solidago altissima)は、キク科アキノキリンソウ属の多年草である。 

 

アレロパシーを有しており、根から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を出す。これはcis-DME[10][11]という名称で知られるが、この物質はセイタカアワダチソウ自身の成長も抑制する。
一時は気管支喘息や花粉症の元凶だと考えられていたが、セイタカアワダチソウは虫媒花で風媒花ではないので、花粉の生成量は少ない上に比較的重く形状も風で飛ぶのには不適であるため[7][12]、無関係と考えられている[5][7]。

セイタカアワダチソウ - Wikipedia

 

一勇が超人に変化した原因はセイタカアワダチソウにありました。セイタカアワダチソウの変異種だそう。

Wikipediaによるとセイタカアワダチソウは外来種で、昭和40年代に日本国内で大繁殖して問題になったそうです。花粉症の原因とも考えられていた時期があったようですけど、今は無関係だそう。

一勇がなった、突然に超人のような力が発現する現象は「超人病」と呼ばれ、社会問題になっている、ということでした。この超人病はリアルでは花粉症のことを指していると思われます。スギ花粉症が日本で流行ったのはその頃だったということでしょうか。

一勇は「帝都広告社超人警備保障」で仕事をしているみたいです。室長と呼ばれていました。帝都広告社の東﨑倫子(とうざき・みちこ)が一勇の仕事場にやって来て、健康診断の血液検査で超人病の疑いがあり引っかかったと伝えています。

東﨑はそこで「正確にはセイタカアワダチソウじゃないらしいわ。セイタカアワダチソウはアレロパシーといって、周りの植物の成長を抑制する化学物質を分泌するけど、この突然変異種は超人因子を刺激することがあるらしいのよ」と一勇に言っています。やはりモデルは花粉症ことでしょう。

東﨑は一勇に「ナイノリン」という超人因子抑制剤を手渡し飲むように指示します。一勇は薬を飲まずに洗面台に流していました。

 

 

一勇がニンゲンマンであり続ける理由

さらに一勇の家の周りにセイタカアワダチソウがあるかどうかを尋ね、一勇が多いと答えると、クリスマスの日にセイタカアワダチソウの変異種を全て焼却処分すること要請すると言っています。

当日一勇たちの家の周りに群生している変異植物を政府?都?が焼却しようとすると、そこのニンゲンマンが現れ、パトカーなどを潰したりしてそれを防ぎました。主人公の人吉爾朗(ひとよし・じろう)も現れて、どうしてそんなことをするのかと問うと、娘のためだと一勇は言うのです。

夕子は超人が好きで、自分が超人として活躍している姿を喜んでくれるから超人でいたいと。母親がタヒんでから上手くいっていない娘との関係も超人の姿なら……と。夕子はニンゲンマンが自分の父親だとは気づいていません。

娘のためだけに一勇は、大勢の人を超人病にさせてしまう危険のある変異植物を処分することを妨げています。爾朗はそんな一勇も守ろうとします。「この人のしていることは正しくないのかもしれない。だけど俺はこの人を守る。子供のために戦うのが超人だからだ」と言っています。

ニンゲンマンのモデルは『超人ハルク』に見えます。他にもモデルはありそうですけど私にはわかりませんでした。神化47年が部隊ですから、昭和47年の特撮ヒーローものが怪しいです。

 

 

音無弓彦(牧大鉄)とレックスFE

今回、音無弓彦(おとなし・ゆみひこ)も登場しています。弓彦はかつて少年探偵BL団のリーダーだった少年で、金属を自在に操る能力を持ち、「ギガンダー7」を動かしていた超人です。1期8話ですか。神化47年の弓彦は民間の超人警備保障を立ち上げていて、巨大ロボットを運用して超人事件の鎮圧にあたっているようです。超人課を離れた爾朗を正義に反する者として憎んでいます。

18話では、超人課の未来人、芳村兵馬(よしむら・ひょうま)が開発したと思われる奇X「レックスFE」を操っています。レックスFEは兵馬曰く「お前さんの力で金属を液状化、分子振動発電をしている」そう。メカゴジラがモデルでしょうか?

また弓彦は怪剣クロードのようなヘルメットを被っています。爾朗がヒロインの星野輝子(ほしの・きっこ)にそのことを聞くと、「脳を直接刺激し、超人の能力を増幅させる実験」だと答えていました。クロードの遺産を帝国(広告社)が引き継いで、と。

クロードの正体は長川神(ながかわ・じん)です。爾郎の親友でしたが、弓彦が直接絡んだ「牧大鉄君誘拐事件」で神も誘拐され、小笠原「ボニン諸島」の「超人研究所」における改造実験を受けて改造されてしまいました。爾朗が超人課を抜ける直接のきっかけを作った人物?でもあります。その研究の続きが弓彦たちに対して行われているということですか。

 

 

アースちゃんは敵なのか味方なのか

18話では人間衛星(ヒューマンサテライト)「アースちゃん」も登場していました。危険が及んだときの人間の脳波を察知してこれを助ける「正義」の超人です。神化46年でしたか、生田研究所分館に収められていましたが、爾朗と電気を操る超人で闇医者でもある「ジュダス」こと三純光(みすみ・ひかる)によって救出されています。

ジャックフラッシュたちを護送車から逃がした「鋼鉄探偵ライト」こと柴来人(しば・らいと)も含め、爾朗とジュダスとアースちゃんの4人(?)は今のところ敵が共通しているから共闘の形を取っているだけで、各々が自分の都合・正義を元に勝手に動いているようです。

ライトがジャックフラッシュたちを逃がしたことは爾朗が東京にいないタイミングを見計らって行われたようでしたし、今回アースちゃんに対して爾朗が左腕から炎を出して空の彼方へふっ飛ばしていました。アースちゃん弱い……。

 

 

タルタロス星人「カムペ」

また今回はタルタロス星人「カムペ」も登場しています。超人課のお化けである風郎太(ふうろうた)が絡んだ出来事でしたか。1期2話の「黒い霧事件」ですか。

一勇たちの家の前にあるセイタカアワダチソウ変異種の群生地の中に、女性の顔をした石像、モアイ像?のようなものがありました。それを夕子が毎日のように眺めていて触れてもいたようです。

セイタカアワダチソウ変異種の焼却処分時に、ニンゲンマンがピンチになったのを見た夕子が「ママ、ママ、ニンゲンマンを助けて。お願いママ」と強く願ったことで、石像が割れて中からカムペが現れています。石像と思われたそれはタルタロス星人の蛹(さなぎ)でして、夕子の呼びかけによって蛹から成虫へと羽化できたようです。

カムペは「おかげで成長することができた。この場の争いの源は私が連れて行くわ」と飛び立ち、それと同時にセイタカアワダチソウ変異植物の花粉を全て持っていきました。

 

 

おわりに

その後、一勇はニンゲンマンになることがなくなったそうです。夕子とも上手くいっているようでした。花粉を持っていくことで問題の解決になっているのかが私にはよくわからなかったです。カムペが花粉を全て持っていくことが、夕子が超人が好きでそのために一勇はニンゲンマンであり続けたいとしている問題の解決になったのでしょうか?

セイタカアワダチソウの変異種はその後も繁殖し続け、日本中に沢山の超人が生まれ、神化48年は後に「超人爆発期」と呼ばれることになったということです。第二次ベビーブームのことですか。

ご覧のように18話は1期の様々なエピソードが絡んだ回となっていました。1期をもう一度見返さないとわからないですね……。分割2クールですから、1期と2期とで間が1クール分空いてしまっていることも影響していて、私の記憶力ではなかなか思い出せそうにありません。

 

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