毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『3月のライオン』が放送されています。
2018年3月3日の放送は39話(第2シリーズ17話)「Chapter.79 焼野が原①」「Chapter.80 焼野が原②」でした。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
アニメ「3月のライオン」
いよいよ今週土曜日、3月3日23:05からNHK総合テレビにて、アニメ #3月のライオン が放送再開します。
— TVアニメ「3月のライオン」公式 (@3lion_anime) 2018年2月26日
放送に向けて、柳原と島田の棋匠戦最終局にフィーチャーした予告PVを公開!ぜひご覧ください。 pic.twitter.com/IlP8B7vO5a
2018年3月3日の放送は第39話「Chapter.79 焼野が原①」「Chapter.80 焼野が原②」でした。今回が第2シーズン17話です。
前回の放送が2018年2月3日でしたから1ヶ月ぶりの再開です。
39話 「Chapter.79 焼野が原①」「Chapter.80 焼野が原②」
まもなく23:05からNHK総合テレビにて、 #3月のライオン 第39話( #2期17話)が放送です。https://t.co/XbtiihwgJ6 pic.twitter.com/4LYEi9MgIf
— TVアニメ「3月のライオン」公式 (@3lion_anime) 2018年3月3日
主人公「桐山零(きりやま・れい)」と名人「宗谷冬司(そうや・とうじ)」の記念対局とほぼ時を同じくして行われた、「島田開(しまだ・かい)」と「柳原朔太郎(やなぎはら・さくたろう)」の「棋匠」のタイトル戦の、それも最終局の様子でした。
以前、棋匠戦のポスターが、タイトル戦にも関わらず地味な(華がない)絵面になっていて、タイトル戦でもない零と宗谷の記念対局のポスターとの扱いの差について扱われていました。
ポスターの件ではショックを受けていた島田と柳原でしたが、今回はさらに追い打ちをかけるように、最終局の大判解説に零と零のライバルの「二海堂晴信(にかいどう・はるのぶ)」を起用するテコ入れをされていました。
華やかさを演出するために?
棋匠戦は柳原の圧倒的ホーム
【先行カット公開】
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今夜23:05からNHK総合テレビにて、 #3月のライオン 第39話(第2シリーズ17話)が放送です。https://t.co/XbtiihwgJ6 pic.twitter.com/fhy5s3dpM1
現役最年長の棋士で現在もA級在位、タイトルは通算14期、棋匠の現タイトルホルダーでもある柳原は、まさに棋匠の主のような人物です。
化物、特大の物の怪の類、と島田は感じています。
そして、会場に訪れている記者や関係者は、そのほとんどが柳原の身内感覚でいます。
柳原自身がそういうウェルカムなムードを作っている、食えない爺さん(島田談)です。
棋匠戦に挑む挑戦者は皆、まずこの完全アウェイ感と戦うことを余儀なくされます。
棋匠戦の最中は、ホテルなどで風呂に入ってもサロンにコーヒーを飲みに行っても飯を食っていても、万事がそういう空気感に包まれています。
今回、島田はその圧倒的アウェイの中で柳原と戦い、ここまで4戦して2勝2敗の五分、最終局までもつれ込んでいます。
あと1勝、あと1勝すれば念願の初タイトルが手に入ります。
何とでも欲しいよ、と島田。
柳原の苦悩
「3月のライオン」第2シリーズ17話(第39話)をご覧いただいたみなさまありがとうございました。
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エンドカードイラストは、伊藤悠先生に寄稿いただきました!https://t.co/ce18yuzLj2#3月のライオン #2期17話 pic.twitter.com/zdcriKjz7w
先ほど書いたように、柳原は現役最年長でA級にも在位している実力者です。
先ほどの棋匠戦の圧倒的ホーム感は柳原の有利なことに違いはありませんが、それはあくまでアウェイの側、挑戦者の側、島田の観点から見た場合のこと。
当の柳原はこの棋匠戦どう捉えているのか……?
【放送開始まであと1時間】
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例えば今回、親しくしていた記者が早期退社、要はリストラ宣告を受けていて、それでも会場に足を運んでいる様子がありました。居ても立っても居られなくなって。
そういったことが、柳原の何十年もの棋士生活の間に幾百もあったのです。
仲間の棋士たち、棋士だけでなく昔なじみの記者や関係者たちは皆、自分たちの実力に限界を感じて、あるいは衰えを感じて、はたまた家庭の事情でなどで辞めていきました。
そうして気がついてみたら自分は誰よりも年齢が上になっていた。
「3月のライオン」第2シリーズ17話(第39話)をご覧いただいたみなさまありがとうございました。
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仲間たちが辞めていくときには、「朔ちゃん、俺の分まで……」と彼ら自身の夢や希望を柳原に託して去っていくのです。
その一人一人から託された人生の襷(たすき)が柳原の体に幾百も絡まっています。
普段飄々としていて、本当のところ何を考えているのかわかりにくい柳原ですが、彼は彼なりに戦い続けなければいけない理由がありました。
仲間から人生という名のクソ重い襷を受け取ったからには、棋匠のタイトルだけは何としても守らなければならない。島田にも誰にも渡すつもりはない。
3月のライオン 第2シリーズ 第19話 ご視聴ありがとうございました。
— 河西健吾 (@Kengokawanishi) 2018年3月3日
エンドカードはなんと伊藤 悠先生でしたね^^#3月のライオン pic.twitter.com/w623TDZcGs
このように、周りに年齢のことを言われても、続けなければいけない理由が柳原にはありました。
襷に呪われ、絡め取られそうになることがあっても立ち止まらない、立ち止まれない。
齢66になった今でもなお、勝っても負けても毎回火だるまです。
おわりに
【先行カット公開】
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39話では棋匠戦最終局は終盤まで来ていました。
対局は島田優勢に傾いていましたが、おそらく島田は勝てないでしょう。
島田も地元の村の人たちの思いを一身に背負っています。
彼だって負けられないのですが……今回は負ける流れですね、これは。
いやいや……柳原も島田も、映像も素晴らしかったですし、声優さんの演技が素晴らしかったです。
イジメ問題とは別の意味で心が痛くなる回でした。