ディスディスブログ

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髑髏の騎士とゾッドに因縁あり。バーサーカー化したガッツはグルンベルドを倒せるでしょうか? - アニメ『ベルセルク』21話「狂戦士の甲冑」の感想

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2017年4月8日土曜日02:25(金曜深夜)より、TBSにてアニメ『ベルセルク』2期が放送されています。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

アニメ『ベルセルク』

berserk-anime.com

 

2017年6月3日の放送は第21話「狂戦士の甲冑」でした。2期9話です。

 

 

イントロダクション

胸のうちにくすぶる激情の炎に突き動かされ、終わりのみえない復讐の旅を続ける「黒い剣士」ガッツ。
彼の前に立ち塞がるのは、残虐非道な無法者、妄執に囚われた悪霊、そして敬虔なる神の使徒。
おぞましい人ならざる力を振るう敵に、鍛え上げ体と磨きぬいた技--人として力をもって、ガッツは戦いを挑み続ける。命を削りながらも。旅路の果てに何が待つのか。たとえはただ、“夜”の中にある。
目を凝らし、闇を見つめよ--!

こちらが1期のイントロダクションです。作品のジャンルはダーク・ファンタジー

 

鉄塊のごとき大剣をふるい「贄」の運命に抗い続ける黒い剣士・ガッツ。失踪した愛する者・キャスカを追う彼は、やがて聖地アルビオンへの辿り着く。法王庁の教義に縛られてガッツを追うファルネーゼと従者セルピコ、ガッツの技を盗もうと同行するイシドロ、立ちはだかるモズグスら超越者たち。
数多の出会いや死闘を経て、ついにガッツはキャスカとの再会を果たすのであったか…。
激化する戦いに呼応するかのように、救いを求める人々の願いが聖地に渦巻く。その想い、その命は、世界が求めし存在・グリフィスの顕現をもたらした。それは、人と魔が交じり合う新たな世界の兆しでもあった!
長い激戦を切り抜け、アルビオンを後にするガッツ。大切なものを「喪失わない」と決意を固めるが、新たな試練、新たな戦い、そして新たな出会いが彼を待ち受けていた---。

こちらが2期のイントロダクションです。1期のまとめ的なテキストですね。

ちなみに私は原作未読です。

 

 

21話(2期9話)「狂戦士の甲冑」

21話は「モーガン」老人の「イーノック村」を襲ったトロールの群れとの戦いの後です。

イーノック村を襲ったトロールやオーグル、ケルピーを退けた主人公「ガッツ」たちでしたが、魔女「シールケ」に憑依した水の精霊によって呼び起こされた大洪水にガッツが追い求め続けようやく再会できた女性「キャスカ」と元聖鉄鎖騎士団団長「ファルネーゼ」が流され、行き着いた先でトロールたちに捕まり、ある洞窟へと連れ去られてしまいました。

ガッツとエルフの「パック」と剣士見習い「イシドロ」と「シールケ」とシールケのお供のエルフ「イバレラ」とで、キャスカとファルネーゼを救出しに向かいます。ファルネーゼの従者「セルピコ」はケルピーとの戦いで負傷したため村で待機。

洞窟は「クリフォト」という「幽世(かくりよ)」の闇の領域へと姿を変えており、その奥には「ゴッドハンド」の1人「スラン」がいました。スランの前に為す術がないと思われたガッツでしたが、彼の持つ「ドラゴンころし」の大剣によってスランを斬りつけ退けることに成功しました。

スランが消えたことによりクリフォトと化していた洞窟が崩れそうになり、再びピンチに陥いるガッツ。彼らの前に現れたの「髑髏の騎士」で、「髑髏の騎士」の持つ「喚び水の剣(よびみずのつるぎ)」によって空間を移動(?)をし、何とか他のメンバーと合流、洞窟を無事脱出することができました。

ここまでが20話。

 

 

幽体の傷は精神の傷

セルピコの傷も癒え、イーノック村を後にするガッツ一行。しかし、ガッツの様子がいつもの異なり、道中で倒れてしまいます。

一見大きな怪我などはないように見えますが、シールケが診るとどうやらスランに胸に横一文字に傷をつけられていたようです。ゴッドハンドによってつけられた傷は肉体だけでなく幽体にもつけられていました。

幽体の傷が癒えずにそのまま残していると、どんどん衰弱して塞がれた肉体の傷も再び開いてしまうそうです。幽体の傷は精神の傷そのもので、トラウマになりかねない程の痛みが今ガッツを襲っているはずだとシールケは感じています。

また、ガッツの首にある「生贄の烙印」を見ると、「霊樹の館」でシールケが施した護符が(スランによって)かき消されています。シールケは洞窟の奥で起こっていたのかを、再び起き上がったガッツに聞くと、ガッツは「ぶん殴ってやったのさ、こいつ(ドラゴンころし)で一発。天使気取りの化物を」と答えました。

ガッツの言葉を聞いてゾッとするシールケ。そんな上位の霊体と人間が戦える手段などあるはずがないと考えますが、ガッツの背中に背負った大剣を見て「幽世の者を斬り続けることでその力に特化したあの剣ならもしかしたら……」と思うようになります。

 

 

ゾッドとグルンベルド

ガッツが霊樹の館の方角から危険を察知しました。烙印からも血が流れ落ちています。「フローラ」が危ないと言うガッツ、森の結界も破られており、師匠の身が危険にさらされていることを知り焦るシールケ。

館の前まで駆けつけると辺り一面が火に包まれていてます。「使徒」が多数襲ってきたのです。ガッツが万全ではない状況でこれはピンチです。

襲いかかる使徒たちに再び「髑髏の騎士」が現れ助けてくれます……が、使徒の押し退けて現れた使徒が2体いました。それが「ゾッド」と「グルンベルド」です。

ゾッドは使徒で間違いないと思いますけど、グルンベルドも21話を観る限りでは使徒のようです。

他の使徒を従えるようにしていて、また意見する使徒を簡単に殺してもいたので、使徒にも色々あるようです。使徒の強さは、使徒化する前の人間状態での強さが大きく関係しているのでしょうね。

ゾッドは髑髏の騎士と、グルンベルドはガッツと対峙しています。イシドロとパックとセルピコは日に包まれた館に駆け出したシールケを止めに行っています。ファルネーゼとキャスカは森の中で身を隠しているはず……こちらも不味い。

グルンベルドはガッツを圧倒しています。ガッツはドラゴンころしの大剣を盾にして身を守ることが精一杯のようです。原因は幽体の傷が一番かもしれないですが、使徒と戦うには生身の人間では限界がありそうです。グルンベルドはそんなガッツに失望していました。

そしてガッツは聞きました。グルンベルドたちから「鷹の団」の名前を。鷹の団はかつガッツとキャスカが所属し、仇敵「グリフィス」が結成した騎士団?傭兵団?です。再び「鷹の団」が結成された可能性をガッツは今回知りました。鷹の団を名乗るくらいですから、新たな鷹の団を結成した存在はグリフィスであるはずです。

 

 

狂戦士の甲冑

フローラは既に火に包まえれ、そのまま息絶えようとしているようです。元々フローラは自らの命が残りわずかであることを理由に、シールケをガッツたちと同行させていました。

しかし最期がこのようになることはシールケには納得がいかないようです。もっと穏やかな最期であって欲しいと願うシールケでしたが、フローラの思念は弟子の想いを否定するかのようでした。彼女に課せられた業の深さはそれを許さなかったのです。何があったのでしょうね。魔女が理に反するように長命なこと、でしょうか。

フローラはガッツに託したいある物がありました。それが「狂戦士の甲冑」です。上記Twitterの画像にある甲冑がそれと思います。

シールケは甲冑の保管されている「宝物庫」まで行き、ガッツをテレパシーで宝物庫まで呼び寄せます。倒れ込むように宝物庫に来たガッツ、既に意識ははっきりしていないようです。グルンベルドに圧倒されスタボロです。

シールケたちはガッツに甲冑をあてがってやると、ガッツは先程までの瀕死のような状態が嘘のように、ピンピンとして使徒を殺し始めました……。

「身につけた途端、傷の痛みが嘘みてぇに消えた。いや、どうでもよくなっちまってるんだ、痛みなんぞ。どうでも……。そんなことより、この身体の中に湧き上がってくる衝動、俺の中に何か凶暴な奴がたぎってくる。(委ねろ……)そうか(委ねろ……)これは(全てを……)これは俺の(委ねろ、全てを委ねろ……委ねろ)うおおおおお!」

とガッツは言っていました。()内はガッツの中の怨念の声、でしょうか。甲冑の形はどこか「髑髏の騎士」の付けているそれに似ていましたが、ガッツが怨念のような情念に委ねたことでガッツの身体に合うように形を変化させていました。

 

 

髑髏の騎士とゾッドの因縁

狂戦士の甲冑を着たガッツを見たゾッドは、「奴にも同じ道を辿らせるか。貴様と同じ冥府魔道を」と髑髏の騎士に語りかけていました。

その前にもゾッドは「戦いの最中、女の尻を追うつもりか。およそ貴様らしくもない」と言い、髑髏の騎士も「お前にとっては戦いこそが全てだったな、不死の者よ」と返していました。

この会話から、ゾッドも髑髏の騎士も昔からお互いのことを知った間柄とわかります。この2者の因縁とはどのようなものなのでしょう。2人がまだ人間だった頃から知っていそうな言い方ですね。

 

 

おわりに

仮にガッツがグルンベルドを退けられたとしても、フローラは死んでしまうのでしょうね……悲しい。でもあんなものをガッツに着させようとしていたのですから、フローラは恐ろしくもあります。

私は今回の「狂戦士の甲冑」は登場して欲しくなかったです。存在しても良いですが、ガッツにつけて欲しくなかった。この甲冑は着た者の怨念を増幅して力に変える装置ですよね。痛覚などで無意識に動きを制限しているリミッターを解除し、着た者(ガッツ)をベルセルク(バーサーカー)にさせる代物のようでした。

私は、自分とキャスカをこのようにした元凶、グリフィスを始めとするゴッドハンドに向けられた、ガッツの心に潜む狂気こそが『ベルセルク』という物語の根っこの部分だと思っていました。

しかし、その狂気を装置で増幅ようにしてしまうことは、ある意味でそれまでの『ベルセルク』物語を否定してしまっているのでは、と思えてしまいます。

最近は信頼できる新たな仲間が増えてきたことで、ガッツの中にある「グリフィスへの純粋な憎悪」は薄れつつあるようにも見えますから、ガッツにグリフィスへの憎悪を思い起こさせる装置、憎悪を忘れさせない装置が必要だったのでしょう。

旅を続けていくと1人ではどうしようもないケースも多々起こるでしょうから、仕方ないことかなとも思います。あるいはキャラクターのインフレが続いていくと、これまでのガッツでは戦えなくなると作者が考えたのかもしれません。バトル物の宿命。

 

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