ディスディスブログ

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「完璧な世界の卵」の正体は何なのか、ガッツと同じ刻印が刻まれていた理由は何でしょう? - アニメ『ベルセルク』10話「ヘルス・エンジェルス」の感想

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毎週土曜日02:40(金曜深夜)より、TBSにてアニメ『ベルセルク』が放送されています。

 

berserk-anime.com

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年9月10日の放送は第10話「ヘルス・エンジェルス」です。ヘルズ、じゃないみたいです。

 

 

イントロダクション

胸のうちにくすぶる激情の炎に突き動かされ、終わりのみえない復讐の旅を続ける「黒い剣士」ガッツ。
彼の前に立ち塞がるのは、残虐非道な無法者、妄執に囚われた悪霊、そして敬虔なる神の使徒。
おぞましい人ならざる力を振るう敵に、鍛え上げ体と磨きぬいた技--人として力をもって、ガッツは戦いを挑み続ける。命を削りながらも。旅路の果てに何が待つのか。たとえはただ、“夜”の中にある。
目を凝らし、闇を見つめよ--!

 

このようなイントロダクションです。作品のジャンルはダーク・ファンタジーだそう。

 

 

10話「ヘルス・エンジェルス」

主人公「ガッツ」は、ヒロイン(?)の「キャスカ」を聖地「アルビオン」の「断罪の塔」から救い出すべく、キャスカ「エレーン」と名付け匿っていた○婦「ルカ」と、ガッツにまとわり付く少年盗賊「イシドロ」と共に潜入しました。エルフの「パック」はガッツ等に先駆け既に塔に潜入済み。

アルビオンの拷問室へと連行されたキャスカは、異端審問官の「モズグス」に胸に刻まれた印から魔女と見なされ、拷問にかけられます。しかし、その瞬間、キャスカの周囲には紫色をした怨霊が多数出現して塔内を暴れ回りました。

聖鉄鎖騎士団団長の「ファルネーゼ」は、怨霊に恐怖を感じ拷問室から逃げましたが、途中運悪くガッツに見つかり脅され、キャスカの元へと案内する羽目になります。ガッツはいよいよ、モズグスと対面しましたが、キャスカを目の前にして、モズグスと彼の弟子たちからは白い羽根が生えてきて、おそらく使徒化しています。

 

 

完璧な世界の卵

一方で、ルカはモズグスの弟子の攻撃によって塔から落ちた際に、これまた謎の多い「髑髏の騎士」によって救われました。地上へと無事に到達したルカたちでしたが、そこである者と対峙することになります。

それは前回の記事で私がFFに出てくるアーリマンのような大きな目玉の光る、おそらく邪教徒の山羊頭男やモズグスたちに力を与えたであろう存在です。使徒かゴッドハンドではないかと私は思っています。より可能性が高いのは使徒でしょう。合っているかはわかりません。FFのアーリマンは目玉が一つだったと思いますけど、こちらは二つです。

その存在は、自らを「完璧な世界の卵」と名乗っていました。元々は人間だったのか端から怪物の類だったのかもよくわからなかったですけど、その存在の回想を見る限り元々は人型をしていました。それが何かのきっかけによってアーリマン的な造形になったということのようです。

その存在は「5人の天使」に力を与えられたと言っていたでしょうか。5人の天使たちはその存在に「お前の望みを叶えよう」と言ったそうです。

先述したようにその存在は自らを「完璧な世界の卵」とし、完璧な世界の卵の望みは「完璧な世界を孵化すること」です。私の望みはこの世界の望みであり、新たな世界を産み出す存在として自分は選ばれたのだ、と。

「(目的は)復讐ではない、救うのだ。醜く卑屈であざとい、怯える者、憎みながらすがる者、私達が真に求めるものはただ一つ、それはこの世界に決定的に足りない最初で最後の欠片、即ち“神”」と完璧な世界の卵はルカに言っていました。完璧な世界の卵の言う神とは何?誰? 

などとルカに話をしている時、完璧な世界の卵の口の中、舌でしょうか、そこにガッツとキャスカに刻まれているのと同じ印が映っていました。つまり……?

 

 

おわりに

ガッツは、モズグスとその弟子たちと戦いを始めていますし、次回は決戦になりそうです。モズグスは白い羽根で空を飛び、ゴッドブレスなる炎を吐き出して怨霊を退治していました。信徒にとってはまさに天使や神に見えたことでしょう。

「完璧な世界の卵」の言っていることは、数話前に少しだけ話にあがっていた、1000年に一度迎える「」なる儀式(?)と大いに関係があるのでしょう。おそらく今、完璧な世界の卵は使徒で、「完璧な世界を孵化する」ため(ゴッドハンドになるため?)には現世をリセットすることが必要で、奴の言っていた神とはおそらくグr(ry……ということだと理解しています。

気になることは「刻印」です。完璧な世界の卵の口腔、舌でしたか、にあった刻印は、ガッツとキャスカのそれと同じ形をしていたように思います。ガッツやキャスカは蝕の生け贄になったから刻印を押されただと認識していたのですが、とすると使徒であろう「完璧な世界の卵」の刻印の意味がわからなくなってしまいました。完璧な世界の卵も、他の何者かが蝕を迎えたときの生け贄だったということですか? でも今、本人は使徒になっていますし……う〜ん。どういう意味なのでしょう?

ベルセルクのアニメが残り2話しかないことを考えると、次回11話か12話Aパートでモズグス戦は終わるはずです。最後はガッツの旅の最大の目的であるグリフィスが登場しないと物語を終わらせられないでしょう。何だか卑怯な物の考え方ですけど、そういう考えで逆算すると、先ほど少しだけ書いたように、この「完璧な世界の卵」の真に求める神はグリフィスなのではないかという気がしてきます。

そしてガッツは使徒と化したと思われるモズグスの弟子を普通に戦えていて倒していました。そもそもガッツは何者なのでしょうか? もはや生身の人間ではないですよね、彼。刻印を刻まれたことで常人とかけ離れた身体能力を手に入れられたのか、または生まれた瞬間から、あるいはそれ以前から人の姿をした人とは異なる存在なのか、それとも別の何者かから力を与えられたのか……髑髏の騎士から力を与えられた? その辺りも気になります。

私の想像が合っているかどうか次週以降が本当に楽しみです。

 

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