F1の2024年シーズン、4月19日から第5戦「中国GP」が開催されています。
2024年4月19日金曜日はフリープラクティス (FP) 1とスプリント予選が行われました。
「角田裕毅」選手(以下選手略)は開幕からの好調が嘘のような低位置で初日を終えています。
これは角田の問題なのか、コースの問題なのか、マシンの問題なのか、チームの問題なのかがわからず、あれこれ考えています。
目次
2024年F1ラインナップ
2024年シーズンのF1のドライバーラインナップについてです。
以下、敬称略で失礼します。
- チーム (PU) :ドライバー1、ドライバー2
- レッドブル(ホンダRBPT):マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス
- メルセデス(メルセデス):ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン
- フェラーリ(フェラーリ):シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.
- マクラーレン(メルセデス):ランド・ノリス、オスカー ピアストリ
- アストンマーチン(メルセデス):フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール
- アルピーヌ(ルノー):ピエール・ガスリー、エステバン・オコン
- ウイリアムズ(メルセデス):アレクサンダー・アルボン 、ローガン サージェント
- キックザウバー(フェラーリ):バルテリ・ボッタス、周冠宇
- ビザ・キャッシュアップ・RB(ホンダRBPT):ダニエル・リカルド、角田裕毅
- ハース(フェラーリ):ニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセン
色を変えたドライバーが新加入です。
オレンジが他のチームからの移籍、青がアンダーカテゴリーからのステップアップ、紫がF1復帰組。
2024年シーズンのドライバーラインナップは2023年から変わりないようです。
ステークF1チーム・キック・ザウバー(キックザウバー)とビザ・キャッシュアップ・RBは、2023年までそれぞれアルファロメオとアルファタウリのチーム名で参加していました。
第5戦中国GP
F1の2024年シーズン第5戦「中国GP」が2024年4月19日から開催されています。
FP1&スプリント予選
2024年4月19日は中国GPのFP1とスプリント予選が行われました。
結果です。
FP1 CLASSIFICATION
— Formula 1 (@F1) 2024年4月19日
Stroll tops the only practice session of the weekend 👏
Next up 👉 #F1Sprint qualifying #F1 #ChineseGP pic.twitter.com/dvUe0oCg0s
FP1。
#F1SPRINT QUALIFYING CLASSIFICATION
— Formula 1 (@F1) 2024年4月19日
That was fun! 😃#F1 #ChineseGP pic.twitter.com/sz1wJDtPym
FP2、ではなく今回はスプリントがあるので、午後はスプリント予選でした。
F1の公式Xアカウント (@F1) のポストのとおりですね。
タイヤコンパウンド
中国GPで使用されるタイヤコンパウンドについて。
The #ChineseGP is back on the calendar after a five year break. It’s pretty much a matter of starting from scratch for the drivers, the teams an indeed for #Pirelli as in 2019 the 13 inch tyres were still in use, fitted to the previous generation of cars. #F1 #Fit4F1 pic.twitter.com/wD6aPj6AaB
— Pirelli Motorsport (@pirellisport) 2024年4月16日
今回使用されるタイヤコンパウンドは上記のとおり。
C2〜C4とのこと。
感想
2024年F1第5戦中国GP1日目の感想です。
こちらは以前、当ブログに書いています。
あわせてご覧になってください。
角田の順位
角田裕毅が初日、フリープラクティス1 (FP1) が12位、スプリント予選が19位でSQ1敗退でした。
チームメイトの「ダニエル・リカルド」はFP1が9位、スプリント予選がSQ2敗退の14位。
角田は開幕から、りかるどに対してほぼリードをしていましたから、FP1とスプリント予選といずれも敗れたのは今季初かもしれません。
角田のコメント
角田は初日に、無線でグリップがないと主張していました。
うまく行っていないときこそ感情のコントロールが必要と思うのですが、やはり彼はそれができていないですね。
治るものではないのだと思いますが、でも治さないと永遠に上には上がれなさそう。
レッドブルやトロロッソ(アルファタウリ)の首脳に散々指摘され続けてきたことなのですから。
それはさておき(大事なことですが)、グリップがないというのはどういうことでしょう。
マシンにグリップがないのか(マシンのグリップとはセッティングの問題か、マシンの破損か、マシンの構造的な問題か)、ドライバーに合っていないのか合わせられていないのか、路面のミューが低いのか、天候か、それらの複数か、それらの全てか。
どれでしょうね。
当の角田は初日を終えて何と言っていたか。
何が起きているのかわかりませんが、今回が簡単ではなかったというのは間違いありません。天候や路面コンディションのせいではありません。ここまで苦しんだことはありませんでした。
不思議なことですが、まだセッションは残っているので、データ収集を続けていくつもりです。
上記引用部のように言っているようです。
コメントの全てではないかもしれません。
中国GP
中国GPが開催されるのは5年ぶりだそう。
開催されているサーキットは「上海インターナショナルサーキット」。
路面を再舗装したとか、再舗装ではなく路面に塗料を塗ってあるだけとか、戦前から情報がいくつかあがっていました。
その上で、初日はラバーが乗っていない、塵埃などゴミがたくさんあった、さらにスプリント予選では雨もありました。
つまり路面がスリッピーだった可能性は高いです。
しかし、リカルドはグリップがないとは言っていないようですし、他チームのドライバーもスピンをするなど苦労はしていそうですが、角田ほどの苦戦している様子はうかがえません。
路面や気候の問題がないとは言わないでも、角田だけに起こっているグリップがない状況とは別と捉えてよさそうです。
初コースだから?
角田にとって上海でのF1は初めてだったはずです。
初コースだからコースの特性をつかめず苦戦している可能性です。
しかし、例えばマクラーレンの「オスカー・ピアストリ」も初コースだったはずで、彼が初コースだから苦戦している様子はないです。
そもそもシミュレーターが進歩しているであろう現在、初コースだからと言って、全く初めてということはなく、サーキットのレイアウトは頭に入っているでしょう。
実際走ってみないとわからない細かい路面の凹凸なども、チームから情報は上がるでしょうし、F1ドライバーともなればすぐに適応できるでしょう。
仮に角田にとって初コースであろうと苦手なサーキットであろうと、グリップがないこととは直接の結びつきはないのではと感じられます。
先ほどの角田のコメントを見ても、天候や路面コンディションのせいではないと言っています。
なのでこれらは速さがないこととは無関係なのでしょう。
セッティングか
となると、マシンが原因である可能性は高そうです。
セッティングが合っていない。
これは十分可能性があると思います。
事前にチームがシミュレートして決めたセッティング、いわばイニシャルセットをFP1では試すでしょう。
その後も、いくつかのセッティングの候補や、考えられる変更点を試しているはずです。
角田はリカルドとは異なるセッティングを試していれば、結果が異なることもあるでしょうし、同じセッティングであっても2人のドライビングスタイルの違いで結果は異なるものでしょう。
2日目はセッティングを大きく変えて望むものと思います。
初日がリカルドと異なるセッティングで走っていたなら、リカルドのセッティングに合わせるかもしれません。
ただ「パルクフェルメ」があります。
チームの不正等を予防するためにマシンを保管するルールですね。
ルールに従うか、あえてペナルティ覚悟で規則を破っていじり、ピットスタートペナルティを受けるかは、チームの戦略になりそうです。
シャーシか
シャーシに問題がある可能性もあるでしょう。
FP1で縁石等にフロアを当てるなどして、壊してしまったり、モノコックまで影響が出てしまったり、そういうことも無いとは言えません。
ドライバーもチームもそれに気づいていない、気づいたとしてメカニックは破損部分を直したつもりでも、ドライバーにしかわからない微妙な「ズレ」みたいなものがあって、角田がマシンを信用できないということもあるかもしれない。
チームの陰謀か?
ここから飛躍した、あるいは極端な考えを書きます。
例えば、今回リカルドに新シャーシが充てがわれました。
角田は変えていないものと思いますが、もしかしたらリカルドの旧シャーシが今回角田に充てがわれている、なんてことはないでしょうか。
例えば、リカルド大好きクリスチャン・ホーナーからRBに司令が来て、リカルドを先行させるため、あるいは角田の評価を落とすために、角田のシャーシやセッティングをデタラメにしているということもあるかもしれません。
信用していないので、こういう可能性も考えてしまいます。
角田のコメントにも「何が起こっているかわからない」「不思議なこと」とあります。
普通に考えられる範囲では起こり得ない何らかの原因によって、マシンにグリップがない状態が生じていると言っているようでもありますよね。
チームの陰謀の可能性を暗に示しているようなコメントにも受け取れます。
私はRB(トロロッソ、アルファタウリ)を信用していません。
これまでも、いい加減なストラテジや、スチュワードから角田に理不尽な裁定が下っても何も抗議せずドライバーを守らなかったことが、一度や二度どころではなく何度もあったからです。
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おわりに
ということで、F1の2024年第5戦中国GP初日角田の不調の原因を考えた記事でした。