F1の2024年、第3戦「日本GP」にて、「岩佐歩夢」選手(以下敬称略)が「ビザキャッシュアップRB」からデビューするようです。
目次
2024年F1ラインナップ
2024年シーズンのF1のドライバーラインナップについてです。
以下、敬称略で失礼します。
- チーム (PU) :ドライバー1、ドライバー2
- レッドブル(ホンダRBPT):マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス
- メルセデス(メルセデス):ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン
- フェラーリ(フェラーリ):シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.
- マクラーレン(メルセデス):ランド・ノリス、オスカー ピアストリ
- アストンマーチン(メルセデス):フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール
- アルピーヌ(ルノー):ピエール・ガスリー、エステバン・オコン
- ウイリアムズ(メルセデス):アレクサンダー・アルボン 、ローガン サージェント
- キックザウバー(フェラーリ):バルテリ・ボッタス、周冠宇
- ビザ・キャッシュアップ・RB(ホンダRBPT):ダニエル・リカルド、角田裕毅
- ハース(フェラーリ):ニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセン
色を変えたドライバーが新加入です。
オレンジが他のチームからの移籍、青がアンダーカテゴリーからのステップアップ、紫がF1復帰組。
2024年シーズンのドライバーラインナップは2023年から変わりないようです。
ステークF1チーム・キック・ザウバー(キックザウバー)は2023年までアルファロメオ、ビザ・キャッシュアップ・RBは2023年までアルファタウリのチーム名でした。
第4戦日本GP
F1の2024年シーズン第4戦「日本GP」が2024年4月5日から開催されます。
岩佐歩夢デビュー
2024年3月25日、岩佐歩夢に関するニュースがありました。
それは、岩佐が日本GPのFP1にビザキャッシュアップRBから出場するのでは、というものです。
Getting behind the wheel for FP1 in front of his home crowd 🙌 @ayumuiwasa_cars will drive the VCARB 01 during the first practice session in Japan 🇯🇵 pic.twitter.com/DmCOinQVgY
— Visa Cash App RB F1 Team (@visacashapprb) 2024年3月26日
2024年3月26日、公式に発表されました。
確定ですね。
ルーキードライバー起用義務
2021年からでしたか、チームは年間最低2回、ルーキードライバーをFP1で起用することが「義務」づけられました。
ここで言うルーキーとは、グランプリ出走が3回未満のドライバーのことを指します。
また、その年のレギュラーシートに新人を起用したチームはその限りではありません。
FP1で新人を起用する義務がないということですね。
2024年シーズンは2023年シーズンからドライバーラインナップに変更がありませんでしたから、全チームがこれを消化する必要があります。
グランプリ出走3戦未満のドライバーなら誰でもFP1を走れるかというと、そんなことはありません。
当然「スーパーライセンス」が必要になります。
本来スーパーライセンス取得のためにライセンスポイント40ptsが必要です。
救済措置と言っていいでしょうか、「金曜限定スーパーライセンス」というものもあり、こちらは25ptsで取得できます。
25ポイントというと、F2でいえば6レース参加すれば金曜限定ライセンスは取得可能だったはずです。
概ねこういうルールだったと思います。
私の認識が誤っていたら申し訳ありません。
誰の代わりに出る?
岩佐は誰の代わりに鈴鹿サーキットを走るのでしょう?
情報によると、岩佐はオーストラリア人「ダニエル・リカルド」に替わって出走することになるようです。
つまり角田と岩佐という日本人ドライバー2名が鈴鹿を走ることになります。
日本GPですから角田が抜けることは考えにくいですよね。
岩佐の簡単なプロフィール
岩佐は2001年09月22日生まれの22歳。
2024年シーズンは日本でスーパーフォーミュラを舞台に戦っています。
『TEAM MUGEN』から参戦中。
2022年と2023年はヨーロッパF2を戦っていて、シーズンの順位は5位と4位です。
いずれもチームは『DAMS』でしたか。
DAMSというとエリック・コマスを思い出しますが、脱線です。
岩佐はF2で計5回ですか優勝している実力者です。
トップクラスの実力を持っていましたが、参戦した2年ではいずれも年間王者には手が届きませんでした。
岩佐のレーサーとしての特徴は「総合力」の高さにある印象です。
角田のような突き抜けた速さがあるというより、速さがありつつもクレバーさで勝負するタイプ。
それは状況によっては、走りや行動選択が保守的に映ってしまうことがあるかもしれません。
また、コミュニケーションやフィードバックの評判も高いです。
若干22歳にして既に数年に渡ってヨーロッパの強豪たち相手に渡り合ってきた経験と実績のある選手。
アンダーカテゴリで角田ほどのインパクトを残せなかったものの、岩佐もF1にトライするのに十分な実力と実績を備えたドライバーと言えるでしょう。
注目点は「タイム差」
岩佐に限らずですけど「チームメイトとのタイム差」は気になります。
鈴鹿ですし、岩佐はRBとレッドブルの両方のシミューレーターに乗っていることを少し前に明かしていますから、いきなりそれなりのタイムを出せるはずです。
とは言えルーキーはルーキー、経験のある角田から遅れを取ってもそれは仕方のないことです。
遅れてもどのくらいのタイム差に収めることができるか、ここが岩佐の腕の見せ所になりそうです。
もちろん角田より速い可能性だってあるでしょう、角田は初日から速さを求めない傾向にあるので余計に。
今回は角田以上にリカルドとのタイム差に要注目ですね。
どうしてかと言うと、岩佐はリカルドのマシンを駆るからです。
FP1とFP2とでは気温や気候、路面状況が異なるので純粋な比較はできません。
(記事作成現在、2週間予報では鈴鹿は雨の確率が高そう)
しかし、ここでもし岩佐がリカルドのFP2より速いタイムを出すと、彼の置かれた状況が変わる可能性があります。
リカルドのより速い事実を示せれば、レッドブルグループ内の序列が上がるかもしれませんし、他のF1チームから声をかけてもらえるかもしれませんし、マルコたちが斡旋してくれるかもしれません。
ヨーロッパの人たちは私たちが思っている以上に結果しか見ていないので、路面状況などは考慮せず分かりやすい結果を出すことがとても重要です。
そして岩佐が結果を残せば、それは同時にリカルドの残り時間が縮まることを意味するでしょう。
リカルドにとっては悪夢でしかないですね。
ただでさえ走る時間が奪われているのに、自分の立場が危うくなる危険もあるのですから、たまったものではないと。
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おわりに
ということで、岩佐歩夢が第3戦日本GPでビザキャッシュアップRBからデビューするのではという報道があったことを書いた記事でした。