F1の2024年、ビザキャッシュアップRBの代表「ローレン・メキーズ」が所属ドライバー「ダニエル・リカルド」に快適に感じられるマシンを用意すると語っているようです。
この発言はチームからの最後通告のようにも受け取れます。
目次
- 2024年F1ラインナップ
- リカルドに最後通告？
- マシンをリカルドに合わせる
- 実質「最後通告」か？
- レースでは速かった？
- ついて行けていない？
- リカルドだけじゃない可能性
- VCARB01はリカルド向き？
- 衰えでは？
- 具体的にどうするのか？
- F1はDAZNで！
- おわりに
2024年F1ラインナップ
2024年シーズンのF1のドライバーラインナップについてです。
以下、敬称略で失礼します。
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- チーム (PU) ：ドライバー1、ドライバー2
- レッドブル（ホンダRBPT）：マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス
- メルセデス（メルセデス）：ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン
- フェラーリ（フェラーリ）：シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.
- マクラーレン（メルセデス）：ランド・ノリス、オスカー ピアストリ
- アストンマーチン（メルセデス）：フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール
- アルピーヌ（ルノー）：ピエール・ガスリー、エステバン・オコン
- ウイリアムズ（メルセデス）：アレクサンダー・アルボン 、ローガン サージェント
- キックザウバー（フェラーリ）：バルテリ・ボッタス、周冠宇
- ビザ・キャッシュアップ・RB（ホンダRBPT）：ダニエル・リカルド、角田裕毅
- ハース（フェラーリ）：ニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセン
色を変えたドライバーが新加入です。
オレンジが他のチームからの移籍、青がアンダーカテゴリーからのステップアップ、紫がF1復帰組。
2024年シーズンのドライバーラインナップは2023年から変わりないようです。
ステークF1チーム・キック・ザウバー（キックザウバー）は2023年までアルファロメオ、ビザ・キャッシュアップ・RBは2023年までアルファタウリのチーム名でした。
リカルドに最後通告？
オーストラリアGP決勝の翌日、2024年3月25日にビザキャッシュアップRB所属のオーストラリア人ドライバー「ダニエル・リカルド」に関するネガティブな報道がありました。
内容は、第4戦日本GPと続く中国GPのリカルドの結果如何では、その次のマイアミGPからニュージーランド人「リアム・ローソン」がそのシートに就くというものです。
リカルドに最後通告をした人物はレッドブルF1のアドバイザー「ヘルムート・マルコ」とのこと。
しかしその後、リカルド本人と、レッドブルの顧問「ヘルムート・マルコ」から報道を否定する発言がありました。
マシンをリカルドに合わせる
冒頭に書いたように、ビザキャッシュアップRBの代表「ローレン・メキーズ」が、苦戦の続くリカルドに対して救済するような発言をしています。
「実際のところ、我々は彼にもっと快適に感じられるクルマを用意しなくてはならないんだ」
このように発言したようです。
実質「最後通告」か？
今回のメキーズの発言は、リカルドへの最後通告のようにも受け取れます。
つまり、君にマシンを合わせた後も角田裕毅に負け続けたら終わりだよ、と言っているようにも受け取れるからです。
既にベテランの域に達しているリカルドに対して、それ以上のことをする価値はないとビザキャッシュアップRB、またはレッドブルに判断されるということですね。
レースでは速かった？
RBのCEO「ピーター・バイエル」は、オーストラリアGPでのリカルドについてこう話しています。
レースで彼はポイントを得たドライバーたちと同じくらい速かった。
予選がよければポイントを争っていたと。
こちらは原文ママではありません。
しかしこれはレースを振り返れば当たり前ではないかと思います。
リカルドはかなりの周回で単独走をしていた記憶があるからです。
翻って角田はほぼストロールやらアルボンやらのライバルと争っていた記憶。
記憶違いでしたら申し訳ありません。
私の記憶が正しいものであるならば、リカルドがレースで速かったのは当然ではと思ってしまいます。
ついて行けていない？
F1ではグランドエフェクトカーが復活したことで、おそらくリカルドがレッドブルでベッテルやフェルスタッペンとバチバチにやり合っていた頃とは大きく様変わりしました。
そのF1マシンの変化に、リカルドがついて行けていないのが現状ではないでしょうか。
リカルドがチームメイトに対してここまで勝てないのはマクラーレン時代にもありました。
当時のチームメイトは「ランド・ノリス」です。
そのときに当時マクラーレンのレーシングディレクターであった「アンドレア・ステラ」から、リカルドはマシンに対してドライビングが合っていないなどと言われていました。
マクラーレン時代に言われていたことを現在も引きずっているのかもしれません。
今もなお引きずっているのなら、今後も変えられなさそうで、それは致命的ではとも思います。
グランドエフェクトカーの運転の仕方を会得できない。
リカルドだけじゃない可能性
確か昨季ノリスが、自分の本来のドライビングスタイルではマシンを速く走らせられないから、マシンに合わせている趣旨の発言をしていたかと思います。
しかし、それでもノリスは結果を出しています。
他のドライバーも同じかもしれません。
フェルスタッペンだってハミルトンだってアロンソだって、自分が本当にやりたいドライビングを封じて走っている可能性はあるでしょう。
スタッフやメディアに言っていないだけで。
ドライビングスタイルに合っているマシンレギュレーションであったら、今より思いっきり走れるのに、マシンを速く走らせるためにあえて合わせている可能性です。
仮にリカルドがマシンを合わせられていないのであっても、それは言い訳にならないのではないでしょうか。
VCARB01はリカルド向き？
そもそもですよ、ビザキャッシュアップRBの新車「VCARB01」は、昨季から大きく変わっていないというのが、プレシーズンテスト後の角田の評価でした。
大きく変わっていないけど、ステアリングが軽くなったと言っていました。
昨季終盤型と共通したものも多いという発言もありました。
チームへの影響力は、角田よりリカルドの方が圧倒的に強いでしょう。
優勝経験が何度もある、当代きってのトップドライバーが、昔所属していたトロロッソ（現ビザキャッシュアップRB）に復帰したとあれば、スタッフも彼の方に一目置くはず。
何が言いたいかと言うと、VCARB01はリカルドの好みが大いに反映されているはずだということです。
角田の好みではなく。
それなのにメキーズは、さらにリカルドのためにマシンを合わせようとしています。
どれだけ過保護なんだという話。
衰えでは？
リカルドは昨季、角田より予選でも決勝でも結果を残したレースがありました。
それならドライビングスタイルだけの問題ではない気がします。
昨季の手の怪我の影響ももうないでしょう。
先ほど書いたように、だとしても、それは他のドライバーも苦労している可能性があるので、言い訳にならない。
そして24年型の、少なくともローンチバージョンは23年型から大きく変わっていない。
変わっていないどころか、むしろリカルドの好みが反映されている可能性が高い。
総合して考えると、シンプルに「衰え」と捉えることが自然に思えます。
それをリカルド本人がわかっていない、あるいはわかろうとしていないだけではと。
今回のメキーズの発言から、チームがそれに気づいていないのか、気づいていないふりをしているのかわかりませんが、触れないようにしている節を感じます。
それなら引導を渡す必要がありますね、角田が。
衰えであれば、日が進むほど進行します。
であるなら、チームが彼のためにリソースを注ぐより、ポイントを取れる力のある角田のために注いだ方が有益ではないかとも思えます。
あるいは、ローソンでも岩佐でも誰でもいいですが、世代交代をするタイミングが来ているように思えますけどどうなのでしょう。
いや、ローソンより岩佐の方が全然いいですね。
具体的にどうするのか？
先ほどステラの発言を取り上げました。
そのときステラは、マシンの特性を変えることは難しい、とも発言しています。
メキーズは具体的にどのようにリカルドにマシンを合わせるのでしょう？
ステラの言葉を拾わずとも、マシンの特性を変えるということは、コンセプトから変えることになるので、一朝一夕で実現することではないように思います。
何だか嫌な予感がします。
角田によくないことが起こりそうで。
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おわりに
ということで、ビザキャッシュアップRBのローレン・メキーズ代表がダニエル・リカルドにのためにマシンを合わせる発言をした報道についてあれこれ書いた記事でした。
