この記事で当ブログ『ディスディスブログ』を開設してから4,000記事目になるそうです。
ご覧いただき誠にありがとうございます。
記念すべき4,000記事目にこういうことを書くのもどうかと思ったのですが、最近、少々気が滅入っております。
むしろ気分変調性の人のブログらしい記事ですか。
目次
ある町へ行った
私はカメラを持って外に写真を撮りに出かけることが趣味の一つです。
当ブログでも、定期的に撮影した写真を紹介しています。
興味のある方はご覧になってください。
数日前の話、最近気に入ってるある町へ写真を撮りに出かけました。
もちろん一人で。
その町は少し大きめの規模で、その割に昭和感が良い塩梅に残っている土地です。
メインの通りから少しでも離れると落ち着いた雰囲気があり、ただ歩いているだけでも楽しいです。
周りから見ると不審者が歩いているように見えるかもしれませんが……無害です。たぶん。
写真を撮りに行くと書いていますが、少し語弊があるかもしれません。
そこへ行って町を歩いているだけで楽しめるため、実際には写真はあまり撮りません。
プライバシーにかかわることもあるでしょうから、特に比較的人通りの多い町中での撮影は普段以上に神経を使い、あまりバシャバシャ撮れません。
その町は私の地元より人通りや車通りが多いので、緊張もしますし、撮影するのに神経も使います。
トラブルは極力避けたいので、写真を撮る枚数が必然的に少なくなります。
なので、このときばかりはカメラはせいぜいお飾りやお守り程度です。
ある人に出会った
先日もその町へ出かけました。
町を散策しながらたまに写真を撮っていたり……
……地元のスーパーマーケットに立ち寄って、高カカオチョコレートがあるかなと覗いてみたりしていました。
比較的人通り・車通りの多い町を長時間散策することは、体力的にも精神的にも厳しいので、散策する時間は数時間が限度です。
その日も2,3時間歩いていたので、そろそろ家に帰ろうと最寄り駅へと向かいました。
駅前には交差点があり、横断歩道を使って道路を渡り、駅の改札へと向かいます。
その交差点で信号待ちをしているときに、正面の景色を眺めていると、ふと、反対側に待つ女性に目が止まりました。
見覚えのある顔だったので意識に引っかかったのでしょう、すぐに目が行きました。
その人は女性で、10年以上前にお付き合いをしていた人でした。
15年以上前かもしれません。
シチュエーションだけは「あだち充」さんの『みゆき』の最終回みたいでした。
「みゆき」に結婚式で逃げられた「沢田優一」が、妹の「みゆき」に告白した「若松真人」に振られる格好になった「鹿島みゆき」と、北海道の札幌でしたっけ、街の交差点で偶然に出会うシーンがありました。
あれに似ています。
いや、もちろんあんなに綺麗にものではないですけど。
リアルが充実していた
実は私は、気分変調性と心療内科の医師に診断されるまでの数年間、家にこもっていました。
カメラもしておらず、ブログもしていなかったです。
何をして生きていたのか、今思い返そうとしても思い出せません。
何もしていなかったのだと思います。
今も暗黒時代ですけど、当時は暗黒の中でも最も深いところにいたかもしれません。
そうな状態に陥るさらに前は、結構リアルが充実していた生活を送っていました。
多くはないものの友だちはいましたし、彼女もいましたし、彼女がいない時期も遊ぶ女友だちは何人かいて、そういう意味では苦労のない青年時代だったと思います。
どちらかというと「陽キャ」だったでしょう。
最低な男
駅前の交差点に立っていた女性は、その頃に付き合っていた女性の一人でした。
一時期同じ仕事をしていた仲間で、年齢は私の1歳年上、お酒が好き、人当たりがよく人見知りをしない、さっぱりとした、でも優しい性格の女性でした。
お互いに仕事を変えた頃に付き合いをしていました。
私は生来環境の変化に弱く、また新たな職場のオーナーによるパワハラを毎日受けていたため、精神的に不安定な時期を迎えていて、そんな私を支えてくれた人でもありました。
この場合の精神的な不安定さは病気とはまた違う、私の生まれついてのメンタルの弱さと思います。
私のこの性格・性質は、気分変調性に少なからず影響を及ぼしていることでしょうけど。
しかし、最低なことに私は、精神的に安定するとすぐに私から別れを告げました。
その頃に新たに知り合った女性のところへ行ってしまったのです。
端からその女性のことをそういう意味で好きだったのではなく、ただ単に心の支えが欲しかっただけなのでしょうね。
今思い返しても自分は最低なことをしたと思います。
しかも、その新たに知り合った女性とも長くは続かず、それ以前から気になっていた女性のところへ行ってしまうのですが……。
文章にしてみると畜生すぎる。
過ぎる偶然
別れてからも、女性から何度か連絡がありました。
この女性に限らず誰であっても、私は女性と別れた直後に連絡先の情報を全て消去するため、私から連絡を取ることはありません。
その女性からの連絡に、私はろくに相手をすることなく、酷いことも言って(メールで書いて)突き放してしまっています。
メールの内容は書けません。
別れてから何年か経って、私が今のような生活に入ったこともありますし、携帯電話を変えたり時代が進んでスマホが普及したりがあって、連絡先はお互いにわからなくなり、そのまま連絡も途絶えました。
別れたのは10年では済まないレベルで昔の話です。
その女性と先日、出会いました。
出会ったというか見かけました。
その町は私とも縁が強くないですし、彼女とも縁はないと思いますから、とんでもない確率の偶然が起こりました。
私が知らないだけで彼女には縁のある土地かもしれないですけど。
話しかけたのか
私は女性に話しかけませんでした。
どんなクズ人間の私でも、そのような酷い言動をした相手に話しかける神経は持ち合わせていません。
どの面下げて話しかければ良いのでしょう。
しかも私は今や、友人や知り合いとの縁を一切切ってしまい、人が怖くて仕事もできず、家族の他の社会ともかかわらず、今やブログを更新するだけの存在ですから、話しかけられるはずがありません。
交差点で女性を認識してから、私はそちらを一瞥もせず、信号待ちをしている他人に隠れるように待つ位置を変え、信号が青に変わると女性に見つからないように、逃げるように交差点を渡りました。
女性は一人ではなく、男性と一緒でした。
年上と思われる、背の高い人でした。
兄弟がいるとは聞いていないので、付き合っている相手か結婚相手でしょうか。
女性は彼の顔を見つめて楽しそうに笑っていました。
あのときと同じ笑顔で。
わっと懐かしさがこみ上げてきました。
女性がこちらに気がついたかどうかはわかりませんけど、気づかなくて良いです。
私のために、彼女の笑顔が崩れすようなことはあってはいけないでしょう。
おわりに
ということで『ディスディスブログ』の4,000記事目は私のクズエピソードでした。
4,001記事以降も今までと変わらずご愛顧願います。
こういう記事はあまり書かないと思いますが。
あんなことが何度もあったら軽く死ねそうなので。
元気そうで嬉しかったですよ、それは心から思います。
にしても今後あの町に行きづらくなりましたね……。
さて、これから『みゆき』でも読みますかぁ。
愛蔵版ですけど全巻持っているので。
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