Eテレの番組『でこぼこポン!』を観ています。
発達が気になる子のための特別支援教育番組だそう。
自分が子どもの頃にこのような番組があったら、もう少し生きやすかったろうなと思いながら、ほぼ毎回観ています。
視聴した感想などを書いています。
目次
Eテレ『でこぼこポン!』
Eテレ『でこぼこポン!』についてです。
番組説明
番組の説明です。
発達が気になる子を楽しくサポート!特別支援教育番組
発達にでこぼこがある子にとって、よくありがちなシチュエーションや、そのサポート方法を描いたドラマをメインに、ゲームや体操といった楽しいコーナーを通じて子どもの発達を支援します。
はかせのでこりん、年の離れた友達のぼこすけ、不思議な生き物ポンの3人はいつも仲良し。でこりんやぼこすけは、発達がでこぼこで苦手なことも多いけど、ポンにアドバイスをもらいながら、いろんなことを練習したり挑戦したりしながら、自分の苦手とうまくつきあっていく。
番組のwebサイトには上記引用部のように書かれています。
発達障害などの子が、楽しくスキルアップ!今回は、自分の感情を上手く知る方法をドラマで紹介!出演:鳥居みゆき。声の出演:河合郁人(A.B.C.-Z)ほか
番組の録画データに上記引用部のように書かれていました。
放送時間
放送時間です。
毎週火曜日08時35分から08時45分までと、毎週木曜日07時20分から07時30分まで。
放送局は『Eテレ』。
番組サイトには「年間28週放送予定」と書かれています。
なので毎週絶対放送されるわけではなさそうです。
確かに思い返すと放送されていない週があったように思います。
登場人物
登場人物です。
「でこりん」。
「鳥居みゆき」さんが演じています。
発明家。
じっとしていることが苦手で、思いつくと深く考えずに実行します。
「ぼこすけ」。
「猪股怜生」さんが演じています。
でこりんの研究所の近くに住む小学生で、でこりんの友だち。
興味のあることに対しては高い集中力を発揮する一方で、集中すると人の話が耳に入ってこなくなってしまったり、几帳面で決め事をきっちり守りたいタイプの子。
知らない場所に行くことを怖がる様子や、感情をコントロールできないと固まってしまう様子も過去の放送では見られました。
「ポン」。
メタなことを言えば人形で、A.B.C-Z「河合郁人」さんが声を担当しています。
「ぼこすけが持っていた古いネコのおもちゃ」だそう。
それをでこりんが直して再び動けるようになっただけでなく、言葉を話せるようになったと。
でこりんやぼこすけの助けをしてくれます。
「ばるこ」。
声は「合原明子」アナウンサー。
こちらはミニコーナー「モグチャンネル」に登場するモグラです。
感想
Eテレ『でこぼこポン!』を視聴しての感想です。
子どもの頃にあったらなぁ
「この番組が私の子どもの頃にあったらなぁ」
これが初めて観たときの印象でした。
今思うと、私は発達障害の気が強い子です。
たぶん今もそうでしょう。
だからこういう生活になっているのだろうと思います。
診断を受けた訳ではないので断言はできませんけど。
勉強はクラスでも下の方、運動も好きなものは好きですけど基本的には上手くはなく、どちらかと言うと苦手でした。
コミュニケーションも得意とは言えなかったと思います。
子どもの頃は、皆と何かが違う自分、皆と一緒でいたいのになれない自分が嫌で悩んでいましたね。
勉強も運動も、どうして皆と一緒のことができないのだろうと。
外見でも悩んでいました。
具体的にいうと、私は目が二重なのですが周りには一重の子ばかりで、どうして自分は皆と一緒の目をしていないのだろうと悩んでいました。
二重の方がいいじゃんと思われるかもしれませんけど、子どもの私はそういう他人からすれば些細なこと、人によれば逆に羨ましいと思えるかもしれないことにも悩んでいたのです。
友だちと一緒がよかった。
しかし、コミュニケーションはどちらかと言うと、大人になってからの方が難しさを感じています。
いわゆる「リセット癖」があります。
そのため今は誰一人として連絡を取れる人がいません。
たぶん人から見れば異常なほど敏感というか怖がりなのでしょう。
あるいは、薄っぺらい自分が知られることを異様に嫌っている、要らないプライドだけは異様に高い人間なのでしょう。
自己分析するに。
『でこぼこポン!』を観ていると、そんな子ども時代の自分に思い当たる節が幾つもありました。
例えば、ぼこすけがハサミが見つけられず困っているのだけど、周りに困ったと言うのが恥ずかしくて言えない回がありました。
その回は「まさにそれ!」と思いました。
言えないと事態はどんどん悪化するのに、それでも言えないので結局は諦める・捨てる・逃げる選択を取ってしまうこのですよね。
そうなるとわかっているのに、小心すぎて動けない。
大人も観て欲しい
こういうときに自分ではどう対処したらよいか、周りはどう対処してあげたらよいか。
番組ではそこまで言及していて、実際にでこりんたちが見せてくれます。
こういう番組があの頃にあれば、自分だけでなく、両親や先生も「この子、もしかしたら」と思ってもらえたかもしれないなと強く思います。
この番組があったら私の人生も変わっていたかもしれない。
と書いたのですが、変わらなかった可能性も大いにありそうです。
生かすも殺すも結局は自分次第でもあると思うので。
とは言え、こういうことに気付ける機会、知る機会は増えれば増えるほどよいのだろうとも思います。
おわりに
ということでEテレ『でこぼこポン!』を観た感想を書いた記事でした。
AmazonでもNHKオンデマンドの契約ができるみたいですね。