ディスディスブログ

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tvkでドラマ『俺たちの旅』の再放送が最終回。カースケとヨーコがどうなったのかがわからないままでした

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2018年12月4日火曜日から「tvk(テレビ神奈川)」で放送されてきた往年の名作ドラマ『俺たちの旅』が、2019年3月26日の放送で最終回を迎えました。

 

最終回でカースケと洋子がどうなったか? が気になっています。

 

目次

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tvk『俺たちの旅』再放送

ドラマ『俺たちの旅』の再放送が、2018年12月4日火曜日から「tvk(テレビ神奈川)」にて始まりました。

 

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tvkでは毎週月曜日・火曜日・水曜日の22:00から23:00まで、往年の名作ドラマを放送される枠になっています。

週3回の放送で、変則的です。

 

中村雅俊主演、1970年代の吉祥寺を舞台に現実世界の中でもがき苦しみながら成長していく若者たちの姿を描いた青春ドラマの最高傑作!

『俺たちの旅』の録画データの番組説明にはこのように書かれています。

一言で言えば「青春群像劇」でしょうか。

 

『俺たちの旅』のオリジナル放送

『俺たちの旅』のオリジナルは、1975年10月5日から1976年10月10日まで放送されたとのことです。

記事を作成した2019年からは42〜43年も昔の作品です。

 

年代的なこともあって、私はtvkの再放送を観るまで「俺たちシリーズ」を1作品も見たことがありませんでした。

俺たちシリーズとは、1970年代中期から後期に日本テレビ系列で放送されたドラマシリーズのことみたいです。

具体的には本作『俺たちの旅』と、tvkで2018年12月3日まで放送された本放送が1976-77年の『俺たちの朝』、1977-78年に放映された『俺たちの祭』の3作のことを指します。

 

dysdis.hatenablog.com

 

『俺たちの朝』は『俺たちの旅』が放送されるまで、tvkの同じ時間帯で放送されていたドラマです。

本放送は『旅』が先で『朝』が後、tvkの放送は『朝』が先で『旅』が後、順番が逆なので少しややこくなっています。

 

『俺たちの旅』の登場人物

『俺たちの旅』の主な登場人物です。

 

カースケ

主人公は「中村雅俊」さん演じる「カースケ」こと「津村浩介」です。

 

カースケの名前の由来は、すぐに「カー」となって年上でも殴りかかる、いわゆる直情型のため、コースケがカースケと呼ばれるようになったようです。

性格は熱い男で仲間思い、女好きといったところでしょうか。

 

修学院大学4年で、バスケットボール部の主将。

母親は既に亡くなっているようでした。

大学4年にもかかわらず就職活動をせずアルバイトに明け暮れている様子で、今が楽しければ良いと刹那的に生きるタイプの男性です。

「なんでもする会社」立ち上げ以降も基本的には変わりありません。

 

女好きではありますが、ヨーコのことが好きという気持ちがベースにはあるようで、他の女性と一線を越えそうになっても越えなかったはずです。

 

オメダ

カースケの相棒が「田中健」さんが演じる「オメダ」こと「中谷隆夫」です。

 

カースケと同じ修学院大学4年でバスケットボール部。

女性ばかりの家で大事に育てられたこともあってか、大人しく・優しい性格の持ち主です。

要領の悪さもあって何事も上手くいかず、自分に自信を持つことができない人でもあります。

カースケに憧れを抱きつつ、カースケがいるから独り立ちできない様子もうかがえます。

オメダ自身もそんな自分を変えようと、不動産会社に入って頑張ってきましたが……という。

 

オメダはヨーコのことが好きです。

でもカースケもヨーコのことが好きですし、ヨーコもカースケのことが好きであることをわかっているため、身を引いています。

 

あだ名のオメダは「ダメ夫」をひっくり返したもの。

 

グズ六

カースケとオメダが1話で出会った人物が、「秋野太作(当時は津坂まさあきの名前)」さんが演じる「グズ六」こと「熊沢伸六」です。

 

カースケとは同郷で、同じ小学校の4年先輩。

1話で上司の殴って退社して、後に就職していた「世界教育販売」でも鳴かず飛ばず。

なのにやけに女性からモテる、という人物でした。

物語の中盤では「上村香子」さん演じる恋人の「竹内紀子」と結婚をしています。

 

カースケとオメダとグズ六、この3人が本作『俺たちの旅』のメインを張る登場人物です。

 

その他

他の登場人物です。

 

まず、3人に並べて良いくらいの重要なキャラクターがいますね。

東京大学の受験に不合格した後に「なんでもする会社」を立ち上げる、「森川正太」さんが演じる「ワカメ」こと「浜田大造」です。

 

最終回のラストシーンでは、カースケとオメダとグズ六の3人がヨットに乗っていて、「なんでもする会社」からはワカメだけが外されていました。

会社立ち上げ以降は4人でいることがほとんどだったのですから、最後くらい入れてあげても良いじゃないの、と思ってしまいました。

可愛そうに……。

 

本作のヒロインは、「金沢碧」さん演じる「ヨーコ」こと「山下洋子」です。

洋子はカースケやオメダと同じ修学院大学4年で、バスケットボール部のマネージャー。

大学卒業後はラジオ局に入社しています。

 

前述したように、ヨーコはカースケのことをずっと好きでい続けていました。

序盤こそカースケを叱ることもありましたけど、後半や終盤にはカースケは変わりようがないと察したのか、彼のすることなすことを優しく見守ることが多くなったように思います。

 

こちらも先ほど少し書きましたが、グズ六と結婚をした女性が「上村香子」さん演じる「竹内紀子」です。

こちらもとにかく一途にグズ六が好きでい続ける女性です。

 

そういう意味で、『俺たちの旅』は女性受けというものを端から排除しているかのようです。

出演する女性たちは、制作サイドの男たちが求める理想的な女性像を具現化しているように感じられます。

 

 登場人物は他にも多数いますけど、ここではこのくらいで止めて良さそうです。

 

カースケとヨーコはどうなった?

2019年3月26日放送された『俺たちの旅』の最終話である46話で、理解できない部分がありました。

 

それは「カースケとヨーコはどうなったのか?」です。

と書いてしまうと少々語弊があるかもしれません。

あの日の晩に2人は何かしたのか?何もしなかったのか? という点が気になりました。

 

最終話では、ヨーコが仕事で南米に行くことになりそうだ、ということがわかります。

南米行くかどうか決めあぐねているヨーコに対して、カースケは初め、南米に行けばいいと言うのです。

カースケは、オメダがヨーコを好きなことをわかりすぎるくらいわかっていますし、オメダのことも大事に思っていますから、三角関係を崩せなかったのですね。

ところが、オメダや、「八千草薫」さん演じるオメダの母「中谷美保」から怒られたこともあって、カースケは考えを変えます。

カースケは、仕事の取材のために山陰地方へ行っていたヨーコを追って現地へ一人で行き、彼女に会って南米へ行くなと直接言いました。

 

しかし。

ヨーコはカースケに、カースケが自分のために悩んでくれたことが嬉しかったし、これ以上カースケを苦しめたくない、オメダも苦しめたくない、2人とも好きだから南米に行くことに決めたと告げた後に、本当に南米へと旅立ってしまうのです。

ヨーコもまた、カースケと同じように三角関係を崩さないことを決めたようでした。

 

帰国後にカースケとヨーコは付き合ったか?

その後もカースケとヨーコはオメダとの三角関係が続けたのか、それともカースケは帰国後のヨーコと付き合ったのか、はっきりとはわからないまま物語は終わってしまっています。

 

とか何とか書きながら実は、その後カースケとヨーコは付き合ったのかという疑問は、放送を観た直後こそ感じていましたけど、記事を書いている今の私は解決しています。

今の私の考えでは、カースケもヨーコも三角関係を崩したくないから付き合わない選択をしたのだから、ヨーコが南米から帰ってきても付き合わなかったのだと思います。

だとすればオメダとヨーコも付き合わなかったでしょうね。

 

山陰で「事」が起こったのか?

それより何より気になることは、カースケとヨーコの2人は山陰で一泊していた、あの晩に「事」が起こったのか起こらなかったのかということです。

 

山陰の次のシーン、空港での見送りのシーンでは、カースケとヨーコの2人がよそよそしい態度を取っていました。

そんな2人の様子から、あの晩に事が起こったようにも受け取れるのですよねぇ。

 

事が起こったかどうかは結構重要な要素に感じられます。

事が起こったのであるならば、見送りのシーンは単なる一時的な別れではなく、男女としての別れを描いたことになるかもしれないからです。

 

また、2人が関係を持ったのだとすると、オメダとの三角関係が崩れるほどの大きな出来事でもあります。

と考えるならば、あの夜は何もなかったと捉える方が自然でしょうか。

 

オメダの「別れた」発言の意味

見送り後の帰りのモノレールの車内で、同乗しているある女性に対して興味を示したカースケに、オメダが「お前は今、ヨーコさんは別れたばかりだろ!」と言っていました。

オメダが2人の山陰での出来事を知っているかわからないですけど、空港では能天気とも取れる明るい表情だったことから、彼はおそらく知らないのでしょう。

なのでオメダの「別れたばかりだろ」発言は、ヨーコが海外へ旅立ったことに対する「別れ」を意味していそうです。

タイミングがタイミングなので「別れ」の意味を一緒くたに捉えてしまいがちですけど、オメダの「別れ」は違う意味だと私は受け取りました。

 

解釈は委ねられている

制作サイドがどういう意図をもって作ったかはわかりません。

色々と受け取り方ができても良いようにあえて余白を残して、視聴者に解釈を委ねたのでしょう。

ですから答えは人それぞれあって良いのだと思います。

 

おわりに

ということで、tvkで再放送が放送されている『俺たちの旅』の最終回についての記事でした。

 

『俺たちの旅』は続編が何度か放送されているようです。

その中でカースケとオメダとヨーコ、グズ六、ワカメたちのその後が描かれていると考えられます。

知りたいような知らなくて良いような。

 

tvkの22時からの再放送枠は、2019年4月1日月曜日から『ゆうひが丘の総理大臣』が放送されるとのことです。

中村雅俊さんが教師をしていた作品のようですね。

こちらも楽しみです。

 

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