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エクスオンの正体が最終回でわかるのか?大きなヒントはありました - アニメ『ザ・リフレクション』12話「ザ・リフレクション」の感想

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毎週土曜日23:00より、NHK総合にてアニメ『ザ・リフレクション』が放送されています。2017年10月7日の放送は第12話「ザ・リフレクション」です。最終回。

 

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、大丈夫な方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

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アニメ「ザ・リフレクション」

http://thereflection-anime.net/

 

2017年10月7日の放送は第12話「ザ・リフレクション」でした。最終回です。

 

 

12話「ザ・リフレクション」

主人公「エクスオン」と、「リサ・リビングストン」、「マイケル・ホーデン」と「ヴィー・レ」、「アイガイ」、その他大勢のリフレクティッドたちは、米国ニューメキシコ州「ホワイトサンズ」に集められました。

彼らリフレクティッド(500人と言っていましたか)を集めたのは「レイス」です。レイスたち一味がずっと追っていたアレン姓のリフレクティッドたちはテレポーテーションの能力を使え、一人より大勢の方がその力がより高まるためレイスたちによって集められたようです。そして、人を操るリフレクティッドがレイスの配下にいるようで、彼の力によって操られ、エクスオンたちが集められたということ。

レイスの正体はヒロインの「エレノア・エヴァーツ」です。正確に言うと彼女の心の中に生まれた「イーサン・エヴァーツ」という双子の兄です。イーサンは既に亡くなっているのですが、エレノアの心の闇がイーサンを再び生み出し、彼女がイーサンに心を委ねた……と解釈すれば良いのでしょうか?

 

 

ダークネスの世界

レイスは何のためにリフレクティッドを集めたのか。前回はレイスが彼らを味方につけて、「人間に蔑まれずに存在できる世界に、ダークネスの世界に。そのために我々の力をダークネスに捧げよ」と演説していました。

「ダークネスの世界」、それは多くのリフレクティッドにとってリフレクティッドのうち、リフレクション時に煙を浴びた者のための世界と受け取られていたようですが、真実はそうではなく文字通り「ダークネス(のダークネスによるダークネスのため)の世界」でした。

レイスは集めたリフレクティッドたちから闇のパワーを奪い、それを空に向けて放射しました。すると空どころか空間が闇に染まり、空間の一部がひび割れて、その向こうから黒いドラゴンのような存在がこちらの世界を覗いています。そのドラゴンこそがダークネスのようです。

レイスはダークネスによる支配と、レイス自身ダークネスの一部になることを望んでいます。「そこにあるのは無であり全て、ゼロであり永遠だ。闇に怯えることはなくなる、闇に守られる、何も感じなくていい、闇に溶けて、それは君らの言う『幸せ』だ」と言い、世界を闇による支配に変えようとします。

空間が闇に染まると、リフレクションで光を浴びたリフレクティッドたちは力を発揮できないようでした。女子高生4人組もヒーローもののようなコスチュームに姿を変えて戦っていましたが、闇に染まったと同時に力を使えなくなっています。ヴィーはリフレクティッドとしての力を奪われたことによって正気を取り戻したようです。マイケルにとっては嬉しくもあり、複雑でしょう。

それでも闇に負けじとレイスを止めるため彼のもとへ近づいていきます。

 

 

エクスオンの正体

闇のエネルギーをダークネスに捧げているレイスに対して、エクスオンは「何か勘違いしていないか? オレはリフレクティッドじゃない」と言いました。これにはレイスを含む場にいた全員が驚愕していました。

 

エクスオンは他のリフレクティッドの能力をコピーし複数保持する能力を持っています。しかし彼がリフレクティッドなのかどうかは、作中一度も語られていません。

何が言いたいのかというと、「エクスオンはリフレクティッドではない」可能性があるということです。「リフレクション」時に光も煙も受けていない可能性ですね。

では何故エクスオンがリフレクティッドと同じ異能を持っているのか? それが研究施設につながるのではないかと私は考えています。施設は、リフレクティッドのような異能者を人工的に造り育てることを研究していた「軍事施設」だったのではないでしょうか。

エクスオンはリフレクションを受ける前からリフレクティッドだった可能性です。マイケルにはエクスオンはどのように見えるのか、気になります。

この文章は8話の感想記事に私が書いたものです。この内容が概ねエクスオンの正体を示していると思います。直下↓にリンクを貼っておきますね。

 

dysdis.hatenablog.com

 

エクスオンは自らの秘密を具体的には何も行っていませんでした。しかし、少年「X(エックス)」と彼らがいた施設、それが鍵になっているようでした。

エクスオンの回想では、少年「X」が施設内で「ゼナー・カード(ESPカード)」を使っている様子がありました。つまり元少年「X」、現エクスオンはリフレクティッドではなく、リフレクション発生前から異能力の持ち主だったと想像できます。

引用部にあるようにエクスオンの能力は、数秒間触れた相手の能力をコピーでき、能力を複数キープすることができる、というものです。チート能力。生まれつきなのか施設内の訓練や実験によって発現したのかわかりませんけど、リフレクション前から彼は持っていた、というのがエクスオンの秘密の答えのようです。

 

 

闇の崩壊

エクスオンはついにはレイスの闇のエネルギーを操る能力までコピーしていました。これこそ彼が光でも闇でもない(リフレクティッドではない)からこそできたのでしょう。

エクスオンは闇のエネルギーを放出して闇の空間に穴を開けることに成功します。ヒビいった割れ目から光が漏れ出して、力を奪われていた光のリフレクティッドたちが徐々に力を取り戻し始めます。

エクスオンが力をコピーする隙を作ったのはレイス(イーサン)の主エレノアでした。

エレノア(の精神体?)がレイスの目の前に現れ、煙だけでなく光のリフレクティッドの皆にも闇はある、闇を自らのものとして生きてきた、だからレイスの闇に染まらないし、だから強いのだと、自分も一時は闇(イーサン)に許してしまったけど闇を抱えて生きていくと決めたのだと言ったのです。

イーサンこそ自分の心の闇で、自ら生み出した心のイーサンも抱えて生きていく。イーサンも自分なのだとしたら、今目の前にいるレイス、お前は一体誰なのか、とエレノアはレイスに聞くのです。

レイスが動揺したその間隙を縫ってエクスオンはレイスの能力をコピーし、さらにレイスの配下の1人「スティール・ルーラー」が主を裏切り、金属製の腕を伸ばしてヒビ割れた部分に近づけ、プリズムのように反射をさせることで光が当たる量や強さを上げていました。

やはり闇から光へと切り替えられることもできるようです。全てはリフレクティッドの心持ち一つで。

力を取り戻した光のリフレクティッドたち、レイスを追い詰め、最後はアイガイの顔面ビームでレイスを消し去りました。アイガイは仮面を取ると『キン肉マン』のフェイスフラッシュのように頭部全体から強い光を発しているようです。パワードスーツを着ていたのでわかりませんけど、おそらく全身から光が放出されているのでしょう。

レイスが消えると、闇のフィールドも消え、ダークネスも去っています。と同時にエレノアが復活していました。エレノアからイーサンを生み出していたのも、ダークネスの力によるもののようです。自分で闇を受け入れ、ダークネスも去ったことで、エレノアは元に戻れています。

 

 

『ザ・リフレクション』2期はあるのか?

レイスの配下「ミスター・ミスティック」は、物質をすり抜けるリフレクティッドたち複数人を連れてどこかへ消えていきました。「フレイミング・フューリー」も含まれます。

彼ら、特にミスター・ミスティックは、レイスの配下を演じていましたが厳密にはそうではないのでしょう。彼は彼なりの研究をしていて、レイスと利害が一致していたため今回はレイスの味方となって、ある意味で彼を利用していただけの可能性があります。

完全な物語の終わりではなかったので、もしかしたら2期があるかもしれません。本当の物語の終わりはミスター・ミスティック対エクスオンかと思われます。ミスター・ミスティックも少年「X」がいた施設に深く関係していると私は考えているので。

スティール・ルーラーは「デボラ」たち対リフレクティッドの政府機関に捕らえられていました。が、そのときのスティール・ルーラーには眼に黒目がありました。1話からずっと黒目のない白目のみの眼でした。改心したことを意味しているのでしょう。

 

 

おわりに

ということで『ザ・リフレクション』の物語が終わりました。

女子高生4人組は、私の悪い予感が当たって(必然でしたが)大活躍していました。本編に全く関わってこなかったのに最終回だけ大活躍、レイスを倒す一助にもなっていました。正直ゲンナリです。女子高生を活躍させるならもっと本編に絡めて欲しかったですし、本音を言えば女子高生を登場させずにリサやマイケル&ヴィーをもっと活躍させて欲しかったです。

映像も問題ありでした。ベタ塗りのイラストを動かすような試みそのものは興味深いものでしたけど、肝心の動きがぎこちなく、滑らかさを欠いていましたし、躍動感もありませんでした。バトル物であの動きは致命的です。絵柄や作画次第でずっと面白い作品になりそうなのにもったいないです。2期があるとしても、あの映像のままだと期待できないかもしれません。

そもそもの話をしますと、「スタン・リー」さんたちを使って日本でアメコミを描く必要があったのかという根本的な疑問もあります。色々とズレていて残念な作品でした。「トレヴァー・ホーン」さんの楽曲制作を含めて契約料は相当高かったでしょうに……NHKやっちゃいましたね。

ちなみに原作者はスタン・リーさんと「長濵博史」さん、監督は長濵博史さんです。長濱さんはアニメ『惡の華』の方でしたね、覚えています。惡の華の人か、それなら……と思ってしまいます。長濱さんは『蟲師』の映像は良かったと思うのですけど。

 

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