ディスディスブログ

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平匡の台詞「無理です」の意味や理由は何か?「みくり」も勘違いしていそうです - ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』7話「あのキスのあとさき」の感想

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毎週火曜日22:00からTBSにてドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が放送されています。「逃げ恥」。

 

 

ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』

まずはドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』についてです。

 

www.tbs.co.jp

 

 

『逃げるは恥だが役に立つ』のイントロダクションには上記引用部のように書かれています。

 

逃げるは恥だが役に立つ(1) (Kissコミックス)

私は原作の漫画を読んだことがありません。

ドラマも1話の本編を観ておらず、2話と3話も録画をせず一度通して観ただけなのでうろ覚え感が半端ないです。

先日、1-3話のダイジェストが再放送されていて、そちらは拝見しましたが、あくまでダイジェストなので細かい所はわかっていないかもしれません。

4話以降は録画をし、何度も何度も繰り返し再生しています。

 

第7話「あのキスのあとさき」

逃げ恥の第7話は「あのキスのあとさき」でした。

 

 

何か元ネタがあるサブタイなのでしょうか?

私にはわかりませんでした。 

 

列車の中で、突然キスをしてきた津崎(星野源)だが、その後は何もなかったようにふるまっていた。みくり(新垣結衣)はどうしてキスをしたのか理由を聞きたいが、聞けずにいた。そんな時、津崎はみくりの誕生日が一ヶ月も過ぎていたことに気づく。津崎は女性へのプレゼントというミッションに立ち向かうことに…!そんな時、ライバル?である風見(大谷亮平)は、新たな一手に出ていた…?!ムズムズの第7話!

 

7話のあらすじは上記引用のように書かれています。

 

本作ヒロインの「森山みくり(もりやま・みくり、演:新垣結衣)」と、彼女と「契約結婚」中の「津崎平匡(つざき・ひらまさ、演:星野源)」は、みくりの伯母「土屋百合(つちや・ゆり、演:石田ゆり子)」から宿泊旅行券をプレゼントされ、伊豆の修善寺温泉に対外的には「新婚旅行」を、対内的には「社員旅行」をしました。

旅行の帰りに平匡はみくりの手を握ってキスをしたのですが、それ以降、平匡はキスしたことに一切触れることなく、何事もなかったかのように振る舞っていて、みくりは平匡がどうして自分にキスをしたのか、その理由がわからないままモヤモヤしている、という展開です。

 

平匡の「無理です……」の意味・理由は何か?

7話ラストの平匡の台詞が何を意味するのか、どういう理由で言っているのか。

これが私にはよくわかりませんでした。

 

「ごめんなさい、無理です……僕には」

「そういうことがしたいんじゃありません……すいません、無理です……」

 

上記のセリフです。

いえ、自分なりの答えは出せているのですが。

 

7話本編は、上記の平匡の台詞を聞いたみくりが激しく動揺をしたところで終わっています。

次回予告を観る限り、その後みくりは平匡の家を出て、千葉だったかにある、彼女の実家へ戻ってしまうようです。

対外的には夫婦喧嘩から別居になろうかと思いますが、対内的にはみくりの職場放棄になるでしょうか。

 

おそらくですけど、平匡の「無理です」の言葉の意味を、みくりは勘違いしているのではないかと思います。

平匡もみくりの「いいですよ、そういうことをしても」の言葉の意味を勘違いしているのではないかと思います。

お互いに齟齬がある、と。

 

話は逸れますけど、ラストシーンでみくりが来ていた衣装がとても可愛かったです。

黒のハイネックのカットソーの上に、辛子色っぽい色のブッファンスリーブのスモックのような服を着ていました。

あれ良いです。

 

平匡の恋愛観

平匡は35年間彼女もおらず独身を貫いている「プロの独身」です。

彼にとっては「キス」ですら6話ラストにして人生初めてした出来事だったのですから、「相撲を取る」などキャパシティをオーバーする出来事なのです。

書かなくてもおわかりいただけると思いますが、ここでいう相撲とはXXXXのことです。

 

殊、恋愛における「自尊感情」が低いと評価される平匡です。

そういう意味で自分に対してとりわけ自信がないですし、みくりは年下の女性ですし、本来リードすべき立場にある年上男性の自分が、相撲を取ったことがないとバレる(バレバレですけど)ことが恥ずかしいとか、平匡にとってフィクションのような(そのくらい現実感のない)ミッション(相撲を取ること)をこなせるはずがないとか、そういう風に思い込んでいる可能性はありそうです。

 

例えば、小学生や中学生で初めて彼女ができたときのような、一緒に通学するとか手を繋いで歩くとか公園のベンチで並んで話すとか、そういった段階で満足できてしまえるのが今の平匡なのです。

別れ際などに少しハグをしてキスをする、そこが今の彼の限界なのかなと思います。

その先を考えられる余裕はないのでしょう。

 

ただ今回の件に関して言えば、こういった平匡の恋愛観はそれほど重要ではないかもしれません。

完全に無視できることでもないですけど。

 

みくりは平匡から拒絶されたと勘違い?

「みくり」は、「いいですよ、私は。平匡さんとならそういうことをしても……」と、女性である自分から相撲を取ることを示唆する発言をしてしまった恥ずかしさと、平匡にそれを拒絶されたことへのショックから家を飛び出してしまったのだと、私は思っています。

 

みくりは、おそらく自分が平匡に、「恋人として」というか「結婚相手として」というか「パートナーとして」というか、そういう対象として「無理」だと拒絶されたと思い込んでいるのであろうと思われます。 

みくりは既に平匡とのハグやキスが「形式上の恋人」としてのものとはなっていないようです。

特に後述する7話中のメールのやり取り以降は。その境界の曖昧さも今回の悲劇を生んでしまったと言えそうです。

実際には、むしろ平匡は契約結婚など関係なくみくりのことを大好きになっていますし、ゆくゆくは相撲も取りたいのだと思います。

 

しかし、平匡は先述したような恋愛観を持っていると思われますし、6話ラストでおそらく人生で初めて自分から意思を持って女性の手を握り、人生で初めてのキスをした訳ですから、相撲を取るなどまだ遠い遠い段階の話なのです。

 

平匡もみくりの言葉を勘違い?

平匡もみくりの発言を勘違いをしている可能性がありそうです。

平匡は「契約結婚」の状態を出来る限り長く続けたいと思っているみたいですから、現在の関係が崩れることを極端に嫌っています。

みくりと相撲を取ることで契約結婚が破綻しはしないかと不安になっているかもしれません。

 

自分の形式上の恋人として、みくりは自分とのハグやキスをすることを受け入れているのであろう、と平匡は考えているはずです(それ自体は正しいのですが)。

7話のメールでの「みくり」とのやり取りでそれは明らかかと思います。

みくりがメールで「一応形式上は恋人なのでスキンシップの延長でアリじゃないでしょうか」と発言していることも、彼がその考えを固めている助けとなっていることでしょう。

 

その後、みくりがソファの上で平匡に「そういうことをしてもいい」と言ったのは、あくまで契約結婚とか形式上の恋人とか、そういうこととは無関係に純粋に彼のことを好だからこそ、口から出た言葉のはずです。

しかし、みくりは平匡にそのことを伝えていません。

ソファに寄り添って座り、彼の肩に頭を乗せただけです。

ですから、みくりが何故あのようなことを言ったか、その本心のところが彼には届いていないのです。一番重要なところなのに。

 

つまり、形式上の恋人として行っているハグやキスの延長として相撲を取ることも含まれると「みくり」が思っている、と平匡は思ったのではないでしょうか。

平匡としては、相撲を取ることは本当の恋人になったり本当の結婚をしたりした後ですることであって、契約結婚や形式上の恋人の段階ですべきことではない、それは体を金で買っているようなものではないか、と認識しているかなと考えられます。

だから彼はそれは「無理だ」と言ったのではないか、と。

 

お互いが齟齬を起こしている

先ほど、平匡は「契約結婚」の状態を出来る限り長く続けたいと思っているとか、平匡が契約結婚が破綻しはしないかと不安になっているとか、私は書きました。

その理由は、彼はみくりと本当の結婚をするという可能性を、想像することすらできていないからです。たぶん。

だから破綻させずにできるだけ長く関係を維持させたいのです。

みくりと結婚できるのならしたいはずです。プロの独身を貫こうとしているのは、おそらくですけど、本当の結婚をすることに現実感を持てないからだと思います。

現実感が出てくればプロの独身であろうとする意思など飛んでいってしまいそうです。

要するに、みくりも平匡もお互いがお互いに、本心を言っていなかったり説明が不足していたためにすれ違いをしているのだと、私は思っています。

 

心のベストテン

7話では、みくりが妄想で「心のベストテン」なる、TBSで放送されていた伝説の音楽ランキング番組『ザ・ベストテン』をパロった番組を展開していました。

 

 

みくりが、自分の胸に届いた他人の名言(台詞)集をベストテン形式で紹介されていて、先月の「心のベストテン」は「LIKE(ライク)」の物ばかりでベスト3は欠番だったようです。

今月の心のベストテンはベスト3まできっちり埋まっています。

 

ここからわかることは、ベスト10に入った内容は先月と今月とで重複しているものがありましたから、みくりが平匡をLIKEから「LOVE」になったのは最近のことであろう、ということです。

今月のランキング集計分からということは、みくりが平匡を好きになったのは6話の新婚旅行辺りですか、やはり。

 

そういえば、誰でしたっけ、百合の仕事の部下の女性が「隠れ帰国子女」であることが今回判明していましたね。

昔、私がリア充だった頃、帰国子女の女性と付き合っていたことがあるのですが、考え方や行動が日本人ぽくなかったので戸惑った経験があります。

 

例えば、友人や知り合いの前でもハグしたりキスしたりするのは全然平気とか、映画館で前の席の背もたれに足をかけるとか……。

後者は異文化以前に人としてどうなのかと思いますけど、外国では当たり前なのでしょうか。

突然足を乗せたときは本当に引きました。

 

おわりに

取り留めのない文章になってしまい申し訳ありません。

イントロダクションの項目に書いたように、私は原作漫画を読んでいませんから、今回書いた感想は間違えているかもしれません。

というか間違えている可能性が極めて高そうです……。

なので鵜呑みにはしないでくださいね。

 

第7話 あのキスのあとさき

第7話 あのキスのあとさき

  • 発売日: 2016/11/23
  • メディア: Prime Video