2016年10月毎週日曜日17:00より、TBSにてアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の2期が放送されています。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第29話「出世の引き金」が本日23日午後5時よりMBS/TBS系列で放送となります。鉄華団と夜明けの地平線団の戦いにアリアンロッド艦隊も参戦。この戦闘の結末はいかに?今週もよろしくお願いします!(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/XTGRxfWbyd
— 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) 2016年10月22日
2016年10月23日の放送は第29話「出世の引き金」でした。
イントロダクション
主人公、三日月・オーガスが所属する鉄華団は、クーデリア・藍那・バーンスタインの地球への護送からアーブラウ代表指名選挙を巡る戦いで一躍名を上げた。そしてその戦いでギャラルホルンの腐敗が暴かれたことにより、世界は少しずつではあるが確実に変わりつつあった。
アーブラウとの交渉で得たハーフメタル利権のもと、テイワズの直系となった鉄華団は資金も潤沢となり入団希望者も増加。その規模は地球にも支部を置くほどとなった。
また地球への旅で世界の実情を知ったクーデリアはアドモス商会を設立。現実的・実務的な側面から火星の経済的独立を目指す。だが名を上げ新たな道を歩みだした彼らを快く思わない輩も数多く存在する。
アドモス商会が行うハーフメタル採掘場の視察。その護衛を依頼された鉄華団団長オルガ・イツカは新たな敵の襲撃を察知する。オルガの指揮の下、鉄華団、そして三日月はモビルスーツ「ガンダム・バルバトスルプス」と共に敵撃退へと向かう。
公式WebサイトのWorldページから抜粋しました。
2期4話(29話)「出世の引き金」
29話は、前回28話から続いている、主人公「三日月・オーガス(みかづき・おーがす)」の所属する「鉄華団(てっかだん)」と、巨大な戦力を有する宇宙海賊「夜明けの地平線団」との宇宙戦から始まりました。鉄華団側の戦闘目的は夜明けの地平線団の殲滅ではなく、団長「サルドバル・ロイター」の捕獲です。
鉄華団はそもそも2期1話で襲われたこともありますが、28話で「ギャラルホルン」の地球外縁軌道統制統合艦隊司令に就任した「マクギリス・ファリド」からの依頼を受けた、という名目もあって、今回の戦闘の後ろ盾にはギャラルホルンがいます。鉄華団側には、マクギリスからは直属の部下「石動・カミーチェ(いするぎ・かみーちぇ)」の船も入っています。共闘の形を取っていることがこれまでとは大きな違いです。
戦闘開始当初は、夜明けの地平線団の方が戦力(数)が上なこともあって、鉄華団と石動隊の混成隊は苦戦を強いられるかと思われましたが、徐々に夜明けの地平線団を追い詰めると、いよいよサルドバル・ロイターを引きずり出すことに成功します。
しかし、そのとき戦闘宙域に割って入ってきたのが、ギャラルホルンの月外縁軌道統合艦隊「アリアンロッド」のうち、セブンスターズのクジャン家の当主「イオク・クジャン」とアリアンロッドの司令「ラスタル・エリオン」の部下「ジュリエッタ・ジュリス」です。いずれも「レギンレイズ」という新型モビルスーツに乗って戦闘へと出撃しています。ここまでが28話。
29話は三日月とジュリエッタのどちらがサンドバルを捕獲するかの競争になっていました。まぁ予想通りに三日月が勝利してサンドバルを捕獲することに成功しています。殺すより捕獲することの方が難しかったようです。それはそうですね、死なさずに捕らえることは殊の外難しそうです。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第29話『出世の引き金』先行カット紹介その4です!元はといえばこのアリウム・ギョウジャンの画策から始まった今回の襲撃と戦闘。桜農場に避難していたクーデリアに対してこの男が迎える結末は?(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/ndRzbMD1h8
— 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) 2016年10月21日
戦闘の後に、鉄華団「オルガ・イツカ」は三日月と共に、この戦闘のけしかけた大元である火星の思想団体「テラ・リベリオニス」の代表である「アリウム・ギョウジャン」の元を訪れています。落とし前をつけろと、ヤ○ザ映画で見るような台詞を吐いてアリウムを追い詰めていき、最後は三日月が銃で打って殺し、テラ・リベリオニスそのものも鉄華団が制圧していました。その後にマクギリスが後始末をしてくれたと。
アリウムは、かつて無名だったヒロインでハーフメタルの一次加工と流通を担う「アドモス商会」の代表「クーデリア・藍那・バーンスタイン(くーでりあ・あいな・ばーんすたいん)」をノアキスの七月会議に推薦した人物だそう。クーデリアが有名になるきっかけを作った人物ということです。しかし、クーデリアがアドモス商会を設立してからは、自分たちの組織が立ち行かなくなりつつあり、組織の、というか自らの再向上のために再度クーデリアに取り入ろうと近づいた様子が、2期1話に映っていました。そのときにクーデリアに断られたから、当時クーデリアがいた鉄華団の地球支部に宇宙海賊を差し向けた、ということのようです。アリウムのCVは田中完さんです。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第29話『出世の引き金』先行カット紹介その6です!テイワズの幹部の一人であるジャスレイ・ドノミコルス。鉄華団の躍進を良く思っていないようでしたが今回の件でどう出てくるのか?そしてそれに対し名瀬は?(制作P) #g_tekketsu pic.twitter.com/dhzLyDOK7a
— 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) 2016年10月21日
また、鉄華団の親である木星圏の企業「テイワズ」の代表「マクマード・バリストン」は、火星で進めている新規のハーフメタルの巨大採石場の管理を鉄華団に任せることに決めています。これは、鉄華団は大きな資金が継続的に得られる環境に身を置くことができた、ということを意味するかと思います。
そのことはマクマードから鉄華団の兄貴分である「タービンズ」のリーダー「名瀬・タービン(なぜ・たーびん)」に伝えられていました。しかし、テイワズの専務取締役「ジャスレイ・ドノミコルス」はそれを快く思っていないようです。短期間でテイワズの中での地位を上げていく鉄華団が目障りに感じているようでした。そもそもジャスレイさんは名瀬も好いていないようです。ジャスレイさんのCVは竹内良太さん。
さらに、オルガと三日月、そしてテイワズから送られてきた鉄華団の経理担当「メリビット・ステープルトン」がマクギリスに呼ばれ、ギャラルホルンの火星の拠点「アーレス」に行っています。マクギリスは「モンターク商会」のモンタークとしてではなく、あくまでマクギリスとしてオルガたちの前に姿を現しました。マクギリスとして仕事の話をするということは初めてですので、大きな出来事かと思います。鉄華団とマクギリスは今後も、鉄華団はテイワズの、マクギリスはギャラルホルンの中での地位向上を、互いに手助けすることで共通の認識を持つに至っています。
簡単に言うと警察とヤ○ザが手を組んだということです。
新たなガンダムフレームが発掘された?
鉄華団が新たに手に入れたハーフメタルの採掘場で、あるものが発掘されました。それはモビルスーツの形をしたもので、画面に映っていた頭部の様子からガンダムフレームである可能性が極めて高いようです。見慣れない装備をしていると鉄華団の整備士「ナディ・雪之丞・カッサパ(なでぃ・ゆきのじょう・かっさぱ)」が言っていました。
さらに、そのガンダムフレームと思われるモビルスーツと一緒に、「モビルスーツにしては大きい」機体も見つかっていました。こちらはモビルアーマーでしょうか? それも可変タイプの。
新たなガンダムは誰が乗るのでしょうね。順当に行けば一番隊隊長の「ノルバ・シノ」かなと思いますけど、今回、三日月に取り入ってモビルスーツに乗らせて欲しいと言っていた「ハッシュ・ミディ」も可能性があるのでしょうか。まだ早いですか。
おわりに
農場で、クーデリアと鉄華団の炊事係「アトラ・ミクスタ」の会話は、特にアトラに嫌なフラグが立った気がします。平和な未来が来たら、と願望を語るのはフラグすぎます。三日月にも良くないことが起こりそうな予感がぷんぷん漂っていますし、ここのところの鉄華団の出世が順調すぎるのもフラグっぽいですし……怖いです。
マクギリスとオルガは手を組みましたけど、それはあくまで各々の組織の中で地位を確立するまでの話です。当然、地位を得られれば今度はお互いが最大の障害になっているのですから、戦いが待っています。見どころはどちらが先に仕掛ける(裏切る)か、ですね。まぁマクギリスでしょうけれども。