FIM ロードレース世界選手権2016は、2016年10月23日に第16戦、Phillip Island(フィリップ・アイランド・サーキット)での「MICHELIN® AUSTRALIAN MOTORCYCLE GRAND PRIX(オーストラリアGP)」の決勝レースが行われました。
2016年第16戦オーストラリアGPはカル・クラッチロウが優勝
私は日本テレビで放送されている地上波の番組でしかMotoGPを観戦できていません。地上波ではオーストラリア戦はまだ放送されていないと思いますので、私は観られていません。あくまでインターネットで得られた情報だけで書いています。
最高峰のMotoGPクラスは、ドライコンディションで行われ、予選2番手からスタートしたLCR HONDA(ホンダ)のCal Crutchlow(カル・クラッチロウ、英国)が優勝しました。
Crutchlowは、8月21日にAutomotodrom Brno(アウトモトドローム・ブルノ)で開催された第11戦「HJC HELMETS GRAND PRIX ČESKÉ REPUBLIKY(チェコGP)」で、自身初となる最高峰クラス初優勝を果たしていますから、今回は自身2度目の最高峰クラスでの優勝、今シーズンに限っても2勝目をあげたことになります。
2位にはYAMAHA(ヤマハ)のValentino Rossi(ヴァレンティーノ・ロッシ、イタリア)が、3位にはSUZUKI(スズキ)のMaverick Viñales(マーヴェリック・ヴィニャーレス、スペイン)がそれぞれ表彰台を獲得しています。
以降の順位で気になるライダーというと、4位にDUCATI(ドゥカティ)のAndrea Dovizioso(アンドレア・ドヴィツィオーゾ、イタリア)、5位にMonster YamahaのPol Espargaro(ポル・エスパルガロ、スペイン)、6位にYAMAHAのJorge Lorenzo(ホルヘ・ロレンソ、スペイン)、怪我をしたDani Pedrosa(ダニ・ペドロサ、スペイン)の代役に起用されたNicky Hayden(ニッキー・ヘイデン、米国)は17位でした。
皆さんご存知とは思いますが、5位のPol EspargaroはSUZUKIのAleix Espargaro(アレイシ・エスパルガロ、スペイン)の弟です。Haydenは、先述のとおりPedrosaの代役で、前戦の日本GPでは元250cクラス王者の青山博一(日本)がPedrosaの代役でした。
その日本GPを優勝して自身最高峰クラス3度目の年間王者に輝いたHONDAのMarc Márquez(マルク・マルケス、スペイン)は予選でポールポジションを獲得し、レースでもリードしていましたが、10周目に転倒リタイアしているようです。
おわりに
Crutchlowは結構好きなライダーなので優勝は嬉しいです。早く放送を観たいですね。できれば来シーズンも今シーズン同様に活躍してもらって、再来年にはファクトリーチームへとステップアップしてもらいたいところです。それがHONDAであるなら、空くのはPedrosaのところになってしまいますが……Pedrosaも好きなのでそれは厳しいですけど、仕方がないです。
とはいえ、既にチャンピオンシップはMárquezで決定していますし、来シーズンに向けた移籍も既に全てのチームが埋まっているでしょうから、シートを獲得するためにレースでアピールしようとするといった、激しい・面白いレース展開にはなっていないのではないか、と予想しています。
残すはマレーシアとヴァレンシアですか、残り2戦はそういった消化試合的なレースになる可能性が低くないと思います。でも若手や未勝利のライダーには初優勝を狙ってもらいたいシチュエーションでもありますので、そこに期待したいです。