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フル・フロンタルにララァの思念が語りかけたシーンの解釈は?ユニコーンとネオ・ジオングの決着が着きました - アニメ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』第21話「この世の果てへ」の感想

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毎週日曜日07:00より、テレビ朝日にてアニメ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』が放送されています。

以下、ネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

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アニメ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』

www.gundam-unicorn.net

 

 

2016年9月4日の放送は第21話「この世の果てへ」です。

 

 

21話「この世の果てへ」

「ラプラスの箱」の鍵であるガンダムユニコーンが指し示した「ラプラスの箱」の最終座標、インダストリアル7の「メガラニカ」内部にあるビスト邸にて、バナージの曾祖父で、宇宙世紀元年の地球連邦政府首相官邸爆破テロの実行犯のサイアム・ビストと邂逅します。

サイアムは、自らが与えた試練を乗り越えて、ラプラスの箱である「宇宙世紀憲章」までたどり着いたバナージたちに託そうとします。しかし、そこへ自分こそラプラスの箱の正統な後継者だと言わんばかりに名乗り出てきたのがネオ・ジオン軍「袖付き」の首魁であるフル・フロンタルです。サイアムはフロンタルの要求を拒絶し、拒絶されたフロンタルはラプラスの箱を奪おうと強行手段に打って出ました。

フル・フロンタルは巨大MA「ネオ・ジオング」を思念(?)で遠隔操作、それに対するはビスト家のボディガードであるガエル・チャンの乗る「シルヴァ・バレト」。ネオ・ジオングはシルヴァ・バレトを物ともせず大破に追い込みます。

シルヴァ・バレトが撃退されたのを見たバナージはユニコーンの名前を叫ぶとユニコーンが呼応、自動的に動き始めバナージの前まで移動、リディ・マーセナスのユニコーンガンダム2号機バンシィ・ノルンと共にネオ・ジオングと対峙します。

ネオ・ジオングの「サイコシャード」の力は強大で、一気に窮地へと追い込まれるバナージとリディ。しかし諦めないバナージにたくさんの人の想いが思念となって力を貸し、ネオ・ジオングは自壊していきました。

一方で、北米シャイアンでは、リディの父で、地球連邦政府中央議会議員、移民問題評議会議長であるローナン・マーセナスが、「コロニーレーザー」の使用を認めてしまいました……。

 

 

フル・フロンタルにララァとアムロとシャアの思念が?!

今回、よく分からないシーンがありました。それが見出しにも書いているような、ネオ・ジオングが自壊するところで、コクピットに座るフル・フロンタルに、ララァ・スンと思える魂なり思念なりがやって来て、語りかけていたところです。アムロ・レイと思われる思念もありました。

最初は、前回の記事で別人と書いた、フル・フロンタルはやはりシャアそのものなのか? と思いましたけど、よくよく見るとフル・フロンタルの肩に触れた後に遠ざかる思念があり、それが一年戦争時のシャア・アズナブルのように見えましたから、やはりこの2人は別人と捉えて良さそうです。別人という表現が適当かわかりませんけど。

ララァの思念は、ネオ・ジオング(シナンジュ)などMA/MSのサイコフレームに宿っていたのか宇宙を漂っていたのかはわからないものの、バナージやミネバたち次世代に想いを繋げるための、フル・フロンタルの役目が終わったと伝えに来たのでしょう。最終的にはフル・フロンタルもそれを受け入れたため、ネオ・ジオングというかシナンジュ(のサイコフレーム?)の自壊が始まったのではなかろうかと理解しています。

とすると、彼らの思念・魂が宿っていたものはサイコフレームかもしれませんね。

フル・フロンタルは、シャア・アズナブルしか知り得ないであろう情報を知っていて、今回バナージに『機動戦士ガンダム』の一年戦争の、シャアの記憶と思われる映像(?)を見せていたことについては、フル・フロンタルがシャアから造られたクローンであることが大いに影響しているのではないかと考えています。

そして、いつしか彼を憑り代にしてシャアの思念が入り込んでいたのではないかと思われます。おそらくシナンジュのサイコフレームから。今回、シャアと思われる思念が「潮時か」と言ってフル・フロンタルの身体から離れていく描写と、前回、「作り物の器に注がれたこの想いが、いったい誰のものなのか……」とフル・フロンタルが言っていたことが、その根拠となるかな、と。

「君に、託す。為すべきと思ったことを……」と言っていたのは、シャアの思念が抜けた後の、器としてのフル・フロンタルでしょうね、たぶん。この時点ではもはや単なる器ではないと思いますけど。

 

 

ネオ・ジオングとシルヴァ・バレト

前回の終盤から登場しているの赤い巨大モビルアーマーは「ネオ・ジオング (NEO ZEONG) 」です。型式番号NZ-999。「シナンジュをコア・ユニットとした拠点攻略用巨大モビルアーマー」とのこと。ジオングだけでなく、α・アジールやノイエ・ジールといった、これまでのジオン軍、ネオ・ジオン軍が培ってきた技術が全て盛り込まれているのでしょう。

ネオ・ジオングには、メガ粒子砲や大型腕部ユニット、隠し腕、肩部ミサイルユニット、有線式のビット、Iフィールド、サイコシャードなどの様々な兵器が備わっているようです。「サイコシャード」という兵器については、公式Webサイト内STORYページに書かれていたことで知りました。具体的にどのような効果を持つかはどこにも言及されていませんでしたが、何か磁場のようなものを辺り一帯に発生させて、敵の自由を奪う効果があるのでしょうか。ユニコーンガンダムとバンシィ・ノルンの兵装が全て破壊されていましたね。

そのために最終的にバナージは「ビスト神拳」を発動せざるを得なかったという。ビスト神拳については、放送時にTwitterでバズっていたのを見て知りました。なるほど……そういう発想を持てる頭を持ちたかったです。

 

また、ガエル・チャンが乗っていたモビルスーツも新登場かと思います。「シルヴァ・バレト (SILVER BULLET) 」、型式番号ARX-014。地球連邦軍の試作モビルスーツで、『機動戦士ガンダムZZ』の第一次ネオ・ジオン戦争後に、「アクシズで接収したドーベン・ウルフを元に改修された機体」だそうです。ドーベン・ウルフっていましたね……懐かしいです。シルヴァ・バレトは銀の弾丸の意味でしょう、狼男や悪魔を撃退するという。

 

 

おわりに

 

いよいよ次回が最終話ですか。宇宙世紀憲章の隠匿された一文を世界に向けて明らかにしようとするミネバに対して、ローナン・マーセナスがそれを阻止しようとコロニーレーザーの放射を承認しました。バナージとリディはどうするのか?という話になるはずです。

今回はサイコフレームの可能性も恐ろしさもわかる回になりましたね。確か、ユニコーンのサイコフレームがどうして光るかもわかっていない、とアナハイム社の技術者か誰かが以前言っていたと思いますので、あの時代でも手に余る技術なのでしょう。オーバーテクノロジー的な。

 

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