ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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Eテレ『ハートネットTV』の「ブレイクスルー File.46 自分の幸せは、自分で決める ―ニートのカリスマ phaさん―」を観た感想を書きました

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毎週月曜日-木曜日の20:00-20:30に放送されているEテレの福祉情報番組『ハートネットTV』、月曜日は「ブレイクスルー」の回です。

 

ハートネットTVとは?

www.nhk.or.jp

 

『ハートネットTV』は、障害や病のある人、悩みを抱えている人、そういった人の家族やそういった人を支えている人、そういった人に共感する人たちを紹介している番組、ということで良いでしょうか。

 

 

ブレイクスルーとは?

www.nhk.or.jp

毎週月曜日のハートネットTVでお送りする新企画「ブレイクスルー」。
困難や絶望的な状況に直面しながらも、その壁を破り前に進もうとする人たちを見つめることで、“新しい幸せ、生き方”を探ります。
障害や病気、貧困など様々な“生きづらさ”を抱える主人公たちをドキュメントVTRで徹底取材、さらにスタジオでは、新レギュラーの風間俊介さんと安藤桃子さんが、ゲスト(主人公)とのトークから、困難と付き合い生き抜くための知恵やヒントを探ります。

 

『ハートネットTV』の月曜日は「ブレイクスルー」として、障害や病気を抱えている人、貧困などの困難に直面している中でも、そこから抜けだそうと前に進んでいる人たちの紹介をする特集回が放送されます。

番組はスタジオにレギュラーの俳優・風間俊介さんと映画監督・安藤桃子さん、そしてブレイクスルーで特集されたご本人がゲストとして出演してVTRを見た後にトークをする形式を取っています。

 

phaさんとギークハウス

pha.hateblo.jp

 

昨日2016年1月4日月曜日放送回は「ブレイクスルー File.46 自分の幸せは、自分で決める ―ニートのカリスマ phaさん―」でした。上にリンクを貼りましたけど、pha(ファ)さんは『phaの日記』としてはてなブログでブログを運営していらっしゃいます。私も読者登録しています。

 

ニート(英語: Not in Education, Employment or Training, NEET)とは、就学、就労、職業訓練のいずれも行っていないことを意味する用語であり、日本では、15〜34歳までの非労働力人口のうち、通学しておらず、家事を行っていない「若年無業者」を指している[1]。

ニート - Wikipedia

 

番組ではphaさんをニートとして紹介していました。しかしニートのWikipediaには上記引用部分のように書かれていて、それを読む限りphaさんはニートとは異なると思います。

 

geekhouse.tumblr.com

 

phaさんは35歳より上のようですし、シェアハウス「ギークハウス」のプロジェクトを始めた方でもあり、『ニートの歩き方』(技術評論社)と『持たない幸福論』(幻冬舎)と『しないことリスト』(大和書房)といった出版物もありますし、家事もされているのでしょうから、ニートからはほど遠いかなと。

以前はブログタイトルにもニートの言葉が入っていましたけど、今は外されていますし、ご本人も今の自分はニートとは違うのだと思っているのかもしれません。

 

「〜ねばならない」を取り払う 

「仕事のために自分の生活を犠牲にするのっておかしくない?」
「いつもお金に追いかけられる感じって変じゃない?」
「結婚して子どもを作らないとダメなの?」
「“みんなが普通そうしているものだから”という考え、本当に正しいの?」

 

phaさんからこれらの疑問が投げかけられていました。特に最初の「仕事のために〜」は、私も同じようなことを考えていたなぁと考えていました。今は病気もあるので働きたくても働けない状況ではありますけど、働けていた頃から、もっと遡れば小中学校の子供の頃から、働くことへの恐怖感のようなものを強く抱いていました。毎日朝早く起きて終電近くまで残業をして、帰ったらただ眠るだけみたいな、身を削るように働くことへの恐怖みたいなものを抱いていた気がします。今もそういう生活をされている方の情報を目に耳にすると怖くなります。phaさんがVTR中で言っていた「息をしているだけ」みたいな状態に、いつか自分が陥るのではないかと恐ろしかったんですね。今の状況も大して変わらない気がしますけれども……。

安藤さんがスタジオで、phaさんについて「〜ねばならない」を全て取っ払っていて自然な状況、というようなことを仰っていて、鋭いなと感じました。確かに上に書いた疑問についても、phaさんは「〜ねばならない」社会の暗黙のルール的なものを取り払っている感があります。

 

おわりに

「我慢大会みたなものを止めて、もっと“ダルい”とか“嫌だ”とか言って好きにやってしまって、素直に出していっていいと思いますね」とphaさんが仰っていたことが印象的でした。

 

pha.hateblo.jp

 

大原扁理さんという方もVTRに登場していて、その時の様子はphaさんはブログにも書いていらっしゃいます(上記リンク)。大原さんは週2日仕事をして、生活費は月7万円、家賃2万円代の家に住んでいて、貯金もしているのだそう。phaさんに手作りのスコーンを作ったり桑の実のお茶を入れていたりしていて、ある意味豊かな生活に見えました。大原さんのように、肩の力の抜けた程よく社会と繋がる生き方もあるんだなぁ、と感心しました。「働かない生活には“想像力”が本当に必要だと思う」とは大原さん。

今回のブレイクスルーは、phaさんの生活や言葉の数々に考えさせられるものが多かったですし、大原さんの生き方にも興味深いものがありました。私は病気から今は無職で実家暮らしをしていて、家族や周りの人たちに迷惑をかけっぱなしの生活です。でも、はてなブログを始めてからは広告収入で少しずつお金が手に入るようになりました。今の3倍ほどの収入になったらお金を返しつつ、暮らせるくらいになりそうなので、そうなれば家を出ようかと思っていますが……いつになることやら。

 

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