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シモンを死刑にしキノンを人質にするロシウにヘイトが溜まる…ロシウの真意は別にあるでしょうか? - アニメ『天元突破グレンラガン(再)』19話の感想

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毎週木曜日(水曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『天元突破グレンラガン』が放送されています。再放送です。

2017年11月2日の放送は19話「生き残るんだどんな手段を使っても」でした。

 

  

目次 

 

 

アニメ『天元突破グレンラガン(再)』

天元突破グレンラガン

 

2017年11月2日の放送は第19話「生き残るんだどんな手段を使っても」でした。

 

 

19話「生き残るんだどんな手段を使っても」

新政府の新都「カミナシティ」の人口が100万人に達したことをきっかけにして、半螺旋族「アンチスパイラル」の「螺旋生命体殲滅システム」が発動しました。獣人の王、螺旋王「ロージェノム」の娘でヒロインの「ニア」がそのメッセンジャーとなって人類に宣戦布告しています。

新政府のNO.2と思われる総司令補佐官の座に座っている「ロシウ」は、ロージェノムのロージェノムの生体デバイスを作っており、ロージェノムの知識からアンチスパイラルについての情報を得ようとしました。

生体デバイスが言ったことは、かつて螺旋族と半螺旋族が宇宙を舞台に戦っていて、半螺旋族が勝利しました。螺旋族はそれぞれの母星に逃げ帰り、逃げ帰った一つが地球でした。半螺旋族は螺旋生命反応のある星に対して「螺旋生命体殲滅システム」を設置して地上の螺旋生命体が一定数を超えるとそれを感知し起動するようにした、今の新政府の状況がまさにそれです。

 

 

 

ロシウが暴動を鎮めた方法は?

また、人類殲滅システムとは、半螺旋族から螺旋族に向けた最終勧告で、システムが作動すると「月が軌道を離れ地球に激突」します。期限は3週間。

その情報がロージェノムからもたらされたとき、聞いたロシウは外部には絶対に漏らしてはならないと決めました。しかし、ニアがロージェノムと全く同じ内容を、人類に宣戦布告したときのように全人類に向けて発信してしまいます。

カミナシティでは民衆の大暴動が発生してします。議事堂前にもたくさんの人々が集まり、新政府への非難が強まるばかりです。ロシウはどのようにして民衆の怒りを鎮めたかというと、前回ラストにあったように「新政府総司令シモンの逮捕」でした。

月が落ちてくるのはロージェノムを倒した大グレン団のせいだと、シモンとグレンラガンも人類の脅威であると民衆は考えていて、大グレン団のリーダーであるシモンを処すれば鎮められると判断されたのです。コアドリルも取り上げられ、シモンの乗機「グレンラガン」も処分されると。

ロシウたちは逮捕だけではなく、シモンを裁判にかけ死刑の宣告もしています。「キタン」や「ダヤッカ」たちは反対をしていましたが覆らず。

 

 

 

しかしそのとき、アンチスパイラルの無人兵器「ムガン」が大挙として「ヨーコ」や「ダヤッカ」の出身村リットナーに襲来しました。これまでと異なり、大型のムガンが多数の通常のムガンを吊り下げて襲ってきました。リットナーは滅ぼされたのか、ムガンたちはすぐにカミナシティへと進路を取ります。

報告を受けた新政府、報告を聞いていたシモンがグレンラガンで出撃させて欲しいとロシウに願い出ます。死刑宣告を受けている人間に廃棄が決まった機体で出させる訳にはいきません。いつ新政府に刃を向けるかわからないからです。

しかしロシウはグレンラガンに爆発を仕掛けることを条件にシモンの要請を許可しました。しかもグレンにはキタンの妹の一人「キノン」が乗り込んでいます。キノンの周りには爆弾が多数設置されていて、シモンが少しでもおかしな行動を取ろうものならキノンもろとも爆弾を爆発させると、人質としてキノンを使ったのです。

これによってシモンは特攻など無謀な戦いをすることができなくなり、新政府に戻らなければならなくなりました。シモンが特攻をする意思があったかはわかりませんが。

非人道的な措置に怒るシモンでしたが、キノンは自ら志願したことだと言います。新政府ではキノンはロシウの秘書のような近い立場にいて、ロシウのことを心底慕っているようです。端的に言えば惚れているのです。

シモンはムガンの群れを倒し、新無ガンは「ギミー」や「ダリー」たち「グラパール隊」が倒しました。キノンも無事です。そして新政府に反抗することなく再び新政府に戻り、グレンラガンとコアドリルを返却、自身は牢獄へと連れて行かれました。

 

 

超弩級巨大スペースダイガン「アークグレン」

ロシウは民衆に対して、新政府はシモン総司令官の責任を追及し裁判で死刑とすることを決定した、と報告しました。

また、月激突から国民を守るため、新政府は大規模な避難計画を実施することも併せて報告されました。具体的な内容は、全世界36ヶ所に設置された巨大地下シェルターに退避、シェルターのないカミナシティ近辺の住民は超弩級巨大スペースダイガンで成層圏外へ一時退避することです。

超弩級巨大スペースダイガンの名前を「アークグレン」といいます。

 

 

おわりに

シモンが入れられた牢獄には獣人の「ヴィラル」が先客として居ました。私はグレンにはヴィラルが乗るだろうと思っているので、ヴィラルが映ったとき嬉しかったです。いよいよその瞬間が近づいた気がしたので。

それにしてもロシウですよ……ヘイトが溜まりまくっています。しかしロシウは総司令として自分を殺してでも地球人類を守ろうとしているのは見え見えですから、心の中ではシモンやキタンに対して申し訳ない気持ちを持っているのだと思います。そう思いたいです。

ただ、ロシウはアンチスパイラルには到底勝てないから何としてでも生き残ろうとしているのですよね。ここが問題になるだろうなと思います。アンチスパイラルには勝てない前提で今ある枠の中で何とかしようとしているのがロシウ、周りからいくら無理だと言われても枠を飛び越えてアンチスパイラルを倒そうとするのがシモンやカミナです。

ロシウたちはアークグレンで空に逃げて月との衝突は避けられるでしょう。しかし宇宙ではアンチスパイラルからの攻撃を受けること、それに対して「グラパール隊」だけでは太刀打ちできないことも流れとして決まっているかなと思います。そのときがシモン復活ですね。