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キノがエルメスと旅をする理由は何でしょう?スナフキンみたいな人でした - アニメ『キノの旅』1話「人を殺すことができる国」の感想

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毎週土曜日(金曜深夜)00:30より、TOKYO MXにてアニメ『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』が放送されています。

2017年10月7日の放送は第1話「人を殺すことができる国」でした。

 

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次 

 

 

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アニメ『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』

www.kinonotabi-anime.com

 

2017年10月7日の放送は第1話「人を殺すことができる国」でした。

 

 

 『キノの旅』のイントロダクション

主人公の人間キノと言葉を話す二輪車エルメスは、
世界をあちこち旅している。
世界のあちこちには個性豊かな国があり、
人々は自分たちなりの法や常識をもって暮らしていて、
キノとエルメスはそんな国々を訪れ、基本的に3日間だけ滞在し、
また次の国へと旅立っていくのだ。
そんなキノとエルメスの旅の話は、時に優しく、時に哀しく、
時に滑稽で、時に胸に突き刺さる。そして、珠玉の物語たちは、
一言では言い表せない鮮烈な光景を私たちに見せてくれるのだ。
“美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい”世界を。

本作『キノの旅』のイントロダクションです。

本作は原作は小説で、ジャンルはファンタジー、著者「時雨沢恵一(しぐれさわ・けいいち)」さん、イラストは「黒星紅白(くろぼし・こうはく)」さん、2000年から『電撃hp』で連載している作品だそう。2003年ですか、一度アニメ化されているみたいです。今回は再アニメ化ということ。私は原作もアニメ一作目も見たことがなく、今回が初見になります。

 

 

『キノの旅』の登場人物

本作『キノの旅』に登場する主な人物を書きます……が、基本的には1人と1台しかいないです。

主人公は「キノ」、CV「悠木碧(ゆうき・あおい)」さん。男性と思いますけど外見は中性的です。後述する「エルメス」と2人(?)旅をしていて、基本的に1つの国に3日間滞在することをルールにしているそうです。

キノのパートナー「エルメス」、CV「斉藤壮馬(さいとう・そうな)」さん。公式Webサイトによるとエルメスは「モトラド」です。モノラドとは「二輪車。空を飛ばないものだけを指す」とのことで、キノの乗り物でありながら、エルメスは言葉を話せるためキノたちと会話もできます。知識は豊富。

 

エルメスのモデルとなったオートバイは「ブラフ・シューペリア SS100」のようです。

1話はこの1人と1台がメインでした。2話以降は他のキャラクターも登場するのかもしれません。公式WebサイトのCharacterページを見ると他にも登場人物はいるようです。

 

 

第1話「人を殺すことができる国」

1話は、キノとエルメスはサブタイトル通りに「人の殺すことができる国」へと入国しています。何やら物騒な国ですが、国内は無法地帯かと思いきや、犯罪らしい犯罪は怒らず、そこで暮らしている人々は温和そのものでした。

キノは国の人から国で暮らさないかと提案をされていました。キノは丁重に申し出を断り国を去ろうとすると、ある男から呼び止められます。その男は、キノが入国する前に道で出会った男でした。

キノは道端で男に呼び止められ、荷物を一緒に運んで欲しいと頼まれましたが、それを断っています。

男はキノに対して銃を向けながら脅します。この国は人を殺しても罰にならないから、キノを殺して荷物を奪ってそれを売って金にしようとしているのですね。荷物運びを断られたことを根に持った犯行でしょうか。

キノはとっさにエルメスの背後に回ってエルメスを盾にします。あくまで身を守ろうとし、男と撃ち合う気はないようです。キノはどうするのか?どうなるのか?と思っていたら、突然に拳銃を持つ男の手に向けて矢が放たれました。住民の一人が放ったのです。その人の他にもそれぞれに武器を構えた人が続々と現れ、男を囲みます。

男はここは人を殺しても罪にならない国だろう、だから俺は今ここに来てキノを殺そうとしている、何も悪いことはしていないと主張します。

それを聞いた国民は、確かにこの国は人を殺しても罪に問われないが、殺人を犯した者、犯そうとした者は殺すことになっている、と答えます。殺しても罪にならないことと、殺すことを認めることは違うというのです。そうして男は国民から殺されました。

 

 

キノが旅をする理由は何か?

キノが旅をする理由は1話冒頭で下記のように語られていました。

「何となくだけれどね、僕はね、たまに自分がどうしようもない愚かで矮小な奴ではないか、ものすごく汚い人間ではないか、何故だかよくわからないけどそう感じるときがあるんだ。そうとしか思えないときがあるんだ」

「でもそんなときは必ず、それ以外のもの、例えば世界とか他の人間の生き方とかが、全て美しく素敵なもののように感じるんだ。とても愛おしく思えるんだよ。僕はそれらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしているような気がする」

(略)

「それに、止めるのはいつだってできる。だから続けようと思う」

……という台詞です。キノは特別何か、例えば誰かを探しているというような明確な目的を持たずに旅を続けているようです。旅をすることそのものが旅の目的なのかもしれません。

キノはどこか『ムーミン』に出てくるスナフキンのようですね。ボヘミアン。

 

 

おわりに

この『キノの旅』は1話完結のものの寓話みたいですね。人生の教訓を物語に乗せています。

実は昨日、偶然にテレビの番組表を見ていたら『キノの旅』を見つけて録画をすることに決めた作品で、全くノーマークでした。何となくタイトルを見ただけで視聴を決めたのですが、当たりでした。面白かったです。原作も読んでみたい。

 

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