ディスディスブログ

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NHK総合『ニッポンのアニメ100 ロボットアニメ大集合』で「高橋良輔」監督がガンダムなどについて語っていました

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2017年4月7日金曜日22:00-22:48、NHK総合で『ニッポンのアニメ100 ロボットアニメ大集合』が放送されました。

 

 

ニッポンのアニメ ロボットアニメ大集合

www4.nhk.or.jp

 

ニッポンのアニメが誕生して百年。その歴史の中、ロボットアニメは特異な存在感を示してきた。鉄腕アトムに始まり、鉄人28号、マジンガーZ、ガンダム…そしてエヴァンゲリオンまで。現代へとつながり、百花繚乱の花を咲かせている。こうした創造力が、実は日本の科学技術発展の源でもあった!?今夜は、ロボットアニメが大集合、みんなでその魅力を大解剖!様々なアニメを見ながらマニアックなトーク。あなたが好きなのはどれ?

番組説明にはこのように書かれていました。

番組の司会は俳優「船越英一郎(ふなこし・えいいちろう)」さんです。ゲストとして、俳優や司会者として活動していらっしゃる「片瀬那奈(かたせ・なな)」さん、タレントの「吉木りさ(よしき・りさ)」さん、お笑いコンビ「パンクブーブー」の「佐藤哲夫(さとう・てつお)」さん、同じく「ハライチ」の「岩井勇気(いわい・ゆうき)」さん、日本史学研究者の「トリスタン・ブルネ」さん、解説として『太陽の牙ダグラム』や『装甲騎兵ボトムズ』などの監督「高橋良輔(たかはし・りょうすけ)」さんが出演していました。

高橋さんというと、ダグラムやボトムズ、『蒼き流星SPTレイズナー』、『機甲戦記ドラグナー』もそうみたいですね。私はこの辺は観ていないですね。ダグラムも一度通して観たくらいであまり覚えていないです。ボトムズは何回か観てきましたし、現在も「tvk(テレビ神奈川)」で放送されているので観ています。

『鎧伝サムライトルーパー』もそうなんですね。観ていましたよ、あの放送事故。一瞬デジャヴかと、我が目というか我が脳を疑いました。

 

司会の船越さんは現在のロボットアニメはおろか、アニメそのものにもあまり詳しくない・興味もない様子を窺えたので、特に船越さんを起用する必要はないのではないかという点が気になりました。NHKのアナウンサーの方で良いでしょうと。

船越さんが興味を示していたのは1970年代以前のロボットアニメでした。『マジンガーZ』や『鉄人28号』や『鉄腕アトム』。1960年生まれだそうですから、当たり前と言えばそうですね。

片瀬さんの好きなロボットアニメは『機動戦士ガンダム』だそうです。ファースト。吉木さんは『コードギアス反逆のルルーシュ』でしたか。

 

 

『アトム ザ・ビギニング』の番宣臭

atom-tb.com

 

今回の『ニッポンのアニメ100 ロボットアニメ大集合』は、2017年4月15日土曜日からNHK総合で放送されるアニメ『アトム ザ・ビギニング』の番宣臭が強かったです。

ロボットアニメの歴史を現在から遡っていき『鉄腕アトム』へたどり着き、そしてアトムが生まれる前の物語へと話を展開させていく……という手法でした。

 

 

アニメ100第2回中間発表

www.nhk.or.jp

 

ベストアニメ100の第2回中間発表が紹介されていました。上記の記事リンクがそれです。

1位が『TIGER & BUNNY』で、2位が『魔法少女まどか☆マギカ』、3位が『おそ松さん』です。タイバニとまどマギは私も観ていました。ロボットアニメでいうと、コードギアス反逆のルルーシュが5位で、エヴァが11位、コードギアス反逆のルルーシュR2が14位、ファーストガンダムは15位でしたね。まぁあれです。

 

 

ロボットアニメを遡る

2000年以降から始まり、1990年代、1980年代、1970年代、1960年代と遡っていました。2000年以降というと16年強ありますから、00年代の10年代で分けても良さそうですけど。

現在のロボットアニメのところでいきなり『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』が紹介されていたのは驚きました。いやいや……その流れに乗せるのは、と。21世紀のロボットアニメは、他には『マクロス Frontier』と『天元突破グレンラガン』、『コードギアス 反逆のルルーシュ』、『交響詩篇エウレカセブン』、『創聖のアクエリオン』、『蒼穹のファフナー』が紹介されていました。

90年代は『新世紀エヴァンゲリオン』と『勇者エクスカイザー』、『勇者王ガオガイガー』でした。

80年代はロボットアニメの黄金期で最も多くの作品が紹介されていたでしょうか。『機動戦士ガンダム』と『超時空要塞マクロス』、『太陽の牙ダグラム』、『装甲騎兵ボトムズ』、『蒼き流星SPTレイズナー』、『機動警察パトレイバー』、『トップをねらえ!』でした。

70年代は『マジンガーZ』と『ゲッターロボ』、『グレートマジンガー』、『UFOロボ グレンダイザー』、『勇者ライディーン』、『超電磁ロボ  コン・バトラーV』でした。

60年代は『鉄人28号』と『鉄腕アトム』です。

中でもファーストガンダムとマジンガーZとアトムにより多くの時間が費やされていました。この3作品は各年代を代表する作品ですし、それ以降しばらくのアニメの傾向を決定づけた作品でもあるでしょうから。でも、ファーストガンダムは1979年開始ですよね? 終了は1980年かもしれないです。

 

 

ロボットアニメの定義がわからない

私がよくわからなかったことは、『ニッポンのアニメ100 ロボットアニメ大集合』によるロボットアニメの定義です。

エヴァやガンダムやマジンガーはロボットアニメですし、アトムも間違いなくロボットアニメです。しかし、番組では『ドラえもん』や『Dr.スランプ』が全く取り上げられなかったです。

ドラえもんや『キテレツ大百科』のコロ助、アラレちゃんといったところは、それこそ日本人で知らない人がいないくらい大人気のロボットのキャラクターですし、『ニッポンのアニメ100』の番組的に取り上げなければいけない素材だと私は思っています。

乗り物としてのロボットと括るならアトムが外れなければならないですし、そうなると『アトム ザ・ビギニング』を宣伝できないから……ということでしょうか。何だかモヤモヤしますね。

 

 

おわりに

高橋監督がガンダムについて語っているときに「ロボットもののデザインで言うと、そこ(スタジオ)にザクがあるですけど、ザクが衝撃的だったんですよ」「モノアイなんですね。顔じゃないんですよ」と仰っていたことが印象に残りました。

当時の業界の方からしてもザクは衝撃的だったのですね。それまでのロボットアニメとは異なりガンダムは戦争を扱っていたこともあったのでしょう、モビルスーツは兵器なのだと、あのモノアイは視聴者に訴えてきます。

ザクⅡのデザインは「大河原邦男(おおかわら・くにお)」さんですよね。いや、本当にザクは格好良いです。私も一番好きなMSです。

それと、『マジンガーZ』で兜甲児がマジンガーZを起動させると、マジンガーZがプールの水を割ってプールの下から出て来ます(マジン・ゴーの後、パイルダー・オンの前です)が、あのプールは汚水処理施設だと説明されていました。私は初めて知ったので驚きました。あの水はプールの水だと思いこんでいたので、本当は何だったのかなど気にもしていませんでした。

 

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