ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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古着の着こなしは映画から学んだ。スケアクロウのアル・パチーノから学んだ

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ファッションの着こなしの参考に、テレビに出てくるタレントさんや芸人さん、アイドルの方々の服装を真似る方は多いと思います。それは古着好きな私も同じでして、当時の服装や着こなしを参考にするために、当時放送されていた国内や海外の映画、テレビドラマを見ていました。内容も楽しみつつ。

 

私は1960年代や1970年代(1980年代も入りますが)のアメリカ古着が好きです。1973年に公開されたアメリカ映画の『スケアクロウ』(Scarecrow) に出てくるライオン、彼はアル・パチーノ ("Al" Pacino) が演じているのですが、の洋服の着こなしが大好きで、勉強になりましたし、参考にもしました。

この映画は第26回カンヌ国際映画祭のパルム・ドール(最高賞)に輝いています。アメリカの人よりヨーロッパの人たちに受けたのでしょうか。確かに、内容的にヨーロッパ向けな気がします。完全な悪が登場する訳ではなく、派手なドンパチがある訳でもなかったと思いますから…とか言って、見たのはかなり昔なのでもうあまり覚えていないですけど。

スケアクロウとは案山子のことですけど、みすぼらしい人などの意味もあるそうで、ある意味古着に通じるような気がしなくもないです。

 

 


Scarecrow - Trailer - (1973) - YouTube

 

この動画はトレーラーだそうです。いや、本当に格好良い。ジーン・ハックマン (Gene Hackman) の服装もいいんですよね。アル・パチーノの服は、トップスがブルーグレーのシャツに、ネイビーのセーター、さらにブラック(?)のCPOジャケット…だったでしょうか、ボトムはダークブラウンのブーツカットっぽいパンツ、ブラックのニット帽、靴はどんなんでしたっけ。

こういうシンプルで多くの色を使わないで重ね着をする着こなしは、私は凄く好きです。服ってこういう風に着るんだなと、基本の「き」をこの映画から教わった気がします。

もちろん着こなしを学んだのは映画だけでなく、雑誌だったりテレビだったり、街ゆく人々だったり、それこそ古着屋の店員さんだったりしました。ただ、古着は当時の空気感を感じることが大切だと思いますので、やはり当時の映画やテレビドラマなどを見た方がより良いかも知れません。

スウェットシャツやチノパンが見たければ『大脱走』 (The Great Espape) のスティーブ・マックイーン (Steve McQueen) を見るとか、女性で70年代好きなら『チャーリーズ・エンジェル』 (Charlie's Angels) を見てファラ・フォーセット (Farrah Fawcett) たちの着こなしを見てみるとか。ファラ・フォーセットは第1シーズンしか登場しないんでしたっけ。

 

このスケアクロウはオープニングシーンが良いんです。暗いグレーの雲に覆われた空の下、ベージュ色の枯れ草と所々に木の生えた丘からマックス(ジーン・ハックマン)が独り、道路に降りて来てくる所が。その少し離れた所からマックスの様子を窺っているライオン(アル・パチーノ)がいて、2人の出会ったその場所には一本の道が伸びている…というね。見たくなってきた…今、手元にはないんです。手元に持って置きたいなぁ。

 

 

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