FIAが最低年齢制限を17歳に引き下げたようです。
これにより17歳の「アンドレア・キミ・アントネッリ」が2024年にF1デビューできる可能性が高まりました。
目次
FIA、F1スーパーライセンスの年齢制限の調整
FIAがF1スーパーライセンスの年齢制限の調整を発表したようです。
多数の海外メディアが報じています。
F1でマシンをドライブするために必要なスーパーライセンスの最低年齢は18歳でした。
それを特定のドライバーには17歳でスーパーライセンスを取得できる「特別免除」が与えられる可能性がある、とスポーツ規約の条項を追加しました。
この変更は、フリープラクティスのみ新人を走らせる、いわゆる「ルーキー起用義務」におけるスーパーライセンスの発行にも反映されるようです。
今週のFIA世界モータースポーツ評議会の会議で、国際スポーツコード (ISC) に変更が加えられました。
FIAの独自の裁量により、シングルシーターフォーミュラカー競技において最近一貫して優れた能力と成熟度を示したと判断されたドライバーには、17歳でスーパーライセンスが付与される可能性がある。
というように、F1スーパーライセンスのルールを概説するISCの付録Lの、第13.1.2条に上記の内容が補足で追加されました。
キミ・アントネッリ早期デビューへ
今回の変更は、17歳のイタリア人「アンドレア・キミ・アントネッリ」に大きく影響しそうです。
アントネッリはカートで走っていた頃からメルセデスのサポートを受けています。
2022年と2023年にプレマで、それぞれイタリアF4とフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権でタイトルを獲得し、今季F2にプレマでデビューを果たしました。
しかしF2では苦戦しています。
チームが今年導入された新しいダラーラのシャシーに苦戦しているとの情報もあります。
それがプレマのドライバーであるアントネッリとオリバー・ベアマンのパフォーマンスにも影響しているということ。
今年初めに、アントネッリにスーパーライセンスを付与できないかとの問い合わせが、FIAにあったことが報じられています。
問い合わせたのは「ウィリアムズ」で、そしてその背後にはメルセデスがいるという噂です。
アントネッリを、メルセデスPUを使っているウィリアムズでデビューさせようということですね。
メルセデスの代表である「トト・ヴォルフ」は時期尚早として、報道を否定しています。
しかし、今回のFIAの決定により、アントネッリが近いうちにウィリアムズからデビューする可能性が高まりました。
そして問い合わせがあったとFIAが言っているので、トトが「問い合わせていない」とメディアに言っていたことは嘘である可能性も高まっています。
アントネッリに替わるのはアメリカ人「ローガン・サージェント」と言われています。
とのこと。
誤役御免。
感想
感想です。
以前から当ブログに書いていますが、アントネッリの今季中のデビューは時期尚早と思います。
過去何をしてきたかではなく、今何ができているかで判断されるべきだからです。
本文にあるように、今季アントネッリはF2で苦戦しています。
ファステストラップを1度記録しただけで、優勝はおろか表彰台もありませんし、ポールポジションもありません。
今後、優勝をするかもしれませんし、ポールを取るかも、タイトルを取るかもしれません。
チャンピオンやそれに準ずる成績を残した上で、来季F1デビューするなら文句は一切ないです。
今回の一連のアントネッリに絡んだ動きは、F2やF3といったアンダーカテゴリの存在意義を否定するようなものです。
若く速いドライバーがいるからとその都度ルールを変えてしまえば、もはやルールなんて存在しないことと同義と思うから。
今季のF2は全体的に小粒感が否めない印象を持っています。
ただよいドライバーはいると思っていて、例えば昨季F3を1年目で王者になったブラジル人「ガブリエル・ボルトレト」なんて、今季F2の1年目ですが既に速さを見せています。
ポール2回に表彰台も2回あったはず。
個人的には、ボルトレトは現時点で、アントネッリやベアマンより可能性を感じています。
ボルトレトを推しますけどね、私なら。
彼はマクラーレンの育成だったはずですので、今後マクラーレンからFP1を走るかもしれません。
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おわりに
ということで、FIAがスーパーライセンスの最低年齢制限を17歳に引き下げた報道について感想を書いた記事でした。