アルピーヌF1の「エステバン・オコン」が次戦カナダGPでレギュラーシートから降格される可能性が出ています。
代わりに誰が走るのか。
また、アルピーヌの2025年のシートに獲得候補として、「ミック・シューマッハ」の名前が再び浮上しています。
目次
第8戦モナコGP
F1の2024年シーズン第8戦モナコGPが2024年5月24日から開催されました。
場所はモナコ公国モンテカルロ市街地です。
決勝の結果とその感想は以前当ブログで記事にしています。
上にリンクを貼った記事がそれです。
ガスリーとオコンの同士討ち
モナコGPの1周目のターン8で、アルピーヌ所属のフランス人「エステバン・オコン」が、同郷人「ピエール・ガスリー」と接触しました。
オコンの車が跳ね上がっていて、突っ込んだオコンがリタイアをしています。
ガスリーはその後も走り続けて10位入賞。
Esteban Ocon is handed a five-place grid drop for Montreal after his dramatic first-lap clash with team mate Pierre Gasly in Monaco #F1 #MonacoGP https://t.co/BCI1oN7ZGd
— Formula 1 (@F1) 2024年5月26日
オコンへは、10秒ペナルティと、次戦モントリオール、カナダGPでの5グリッド降格処分が言い渡されています。
ペナルティポイントが2ポイント課せられているでしょうか。
ファミンの逆鱗に触れる
チーム代表である「ブルーノ・ファミン」はレース後、オコンの犯した行為に対して「厳しい決断を下す」つもりであることをメディアに述べていました。
詳しいことは上にリンクを貼った記事に書いています。
あわせてご覧になってください。
カナダGPでオコン降格？
そのファミンの厳しい決断とは何か。
それは、2024年6月8日からモントリオールで開催される第9戦カナダGPでの、オコンのベンチ降格の可能性が取り沙汰されています。
オコンの降格処分があったとして、それがカナダGPだけなのか、「解雇」なのか、代わりに誰が走るのかは、現状何もわかっていません。
ただ、リザーブドライバーをオーストラリア人「ジャック・ドゥーハン」が担当していることから、彼になる可能性が最も高いでしょう。
ジャックはオートバイのロードレース500ccの元王者「ミック・ドゥーハン」の息子さんですね。
あるいは、スーパーライセンスを持つドイツ人「ミック・シューマッハ」の可能性もあるかもしれません。
現在25歳のミックは、2024年はメルセデスのリザーブを担当しつつ、WECでアルピーヌのハイパーカーのドライバーを務めていて、アルピーヌとの関係は深いです。
2025年シート候補にミックが名乗り？
また、オコンもガスリーも、アルピーヌとは2024年いっぱいの契約です。
ガスリーに関しては残留の線もありそうですが、オコンは積極的に他チームへの交渉を進めていることもあり、離脱の可能性が高いと言えそうです。
ガスリーかオコンのどちらかが今季限りでチームを離れた場合、2025年シーズンのアルピーヌのシートを誰が射止めるかについては、ドイツ人「ミック・シューマッハ」が候補とされています。
ミックは先日、Sky GermanyのインタビューでF1への復帰を目指していることを明らかにしたようです。
僕の目標であり夢はF1で走ることだよ。
これまでもそうだし、これからもそうだ。
だからこそ、ドミノ倒しが僕に有利に働くようにし、最終的にシートを獲得できるようにしなければならないね。
そのためにできることは、WECでもF1でもベストのパフォーマンスを発揮し、リザーブドライバーとしてチームのために良いパフォーマンスを続け、話し合いを続けることだ。
とのこと。
ファミンのミック評
ファミンは、WECでのミックのパフォーマンスを評価しています。
PlanetF1から。
ミックにはとても満足しているよ。
彼はとても速いが、それが一番大事なことではない。
WECでは一貫して高いレベルで運転し、良いチームスピリットを持たなければならない。
初日から耐久レースに適応した姿勢をとった彼には、とても感銘を受けた。
チームメイトととても仲が良いんだ。
2025年に向けてはすべてがオープンで、誰もが誰かと話し合っている。
ミックをリストに入れないのは間違いだ。
このように語っているようです。
誤役御免。
感想
感想です。
オコンの背信行為への憤慨とミックの利他的な振る舞いへの評価。
これらから、ファミンはチームプレイをすることを重視している、という共通点があるようです。
WECでは複数のドライバーが1台のマシンを走らせますから、より利他的な姿勢が求められるでしょうから、チームプレイを養う意味でとてもよいコンペティションなのでしょうね。
ファミンの「とても速い」発言は、WEC的には、という含みがあるように私は受け取っています。
ハースでの彼を見て、速いと思える人はなかなかいないと思います。
でもミックをF1に薦めているのですから、F1で走らせても速いということでしょうか、う〜ん。
本当に速いのなら2年もF1を離れないと思うのですが。
ミハエルの息子というだけで、スポンサーや特にライト層への受けがいいはずですから、ビジネス的にもチームが放っておかないでしょうに。
ミックの本当の実力を計るためにも、ガスリーとコンビを組んでもらいたい気持ちもあります。
マゼピンではわからない部分もあったでしょうから。
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おわりに
ということで、アルピーヌのオコンがカナダGPで降格されることと来季のドライバーラインナップにミック・シューマッハを推している報道について感想を書いた記事でした。
