『業務スーパー』のコーヒー豆「ラグジュアリッチ」の「キリマンジャロ・ブレンド」を購入しました。
今回は豆ではなく粉です。
ドリップやマキネッタなどいくつかの方法で淹れてみました。
飲んだ感想などを書いています。
目次
ラグジュアリッチ
2018年8月30日の当ブログの記事にドリップコーヒーを始めたことを書いています。
上に貼った記事リンクがそれです。
このとき使っていたコーヒー豆は『業務スーパー』さんで購入した「ラグジュアリッチ」というコーヒー豆のレギュラーコーヒー「ブラジル&コロンビア」のブレンドです。
dysdis.hatenablog.comdysdis.hatenablog.com
私がよく行く『業務スーパー』のお店には、ブラジル&コロンビアの他には「モカブレンド」と「グアテマラブレンド」が販売されていました。
それぞれ購入して、豆を挽いて淹れて飲んだ感想を当ブログでは書いています。
合わせてご覧になってください。
キリマンジャロ・ブレンド
今回紹介するコーヒーも『業務スーパー』さんで購入しました。
先ほど紹介したブラジル&コロンビアとモカブレンドとグアテマラブレンドはコーヒー豆でした。
しかし、記事タイトルや本文の冒頭で書いているコーヒー豆は、豆ではなく粉です。
既に豆を挽かれている状態で販売されているタイプということですね。
画像がラグジュアリッチの「キリマンジャロ・ブレンド」です。
酸味と深いコクの中に
甘い香りを感じるキリマンジャロ。
アフリカ大陸最高峰ん自然が育む、深い味わいを
ラグジュアリッチブレンドでお届けします。
パッケージ表面にはこのように書かれています。
キリマンジャロは酸味とコクが特長の豆なのですね。
ブルボン種は酸、コクのバランスが良く、香りも優れている。北東部農園の豆は特に優れていると評判。
手元にある『珈琲のすべて』という本でも引用部のように書かれていました。
キリマンジャロというかタンザニア産のコーヒー豆についてですね。
タンザニアでは、東北部はブルボン種とケント種が多く、西部はロブスタ種が中心、南部はケント種が中心に栽培されているのだとか。
タンザニアは、アフリカ大陸の東南部のインド洋に面した場所にある国ですね。
北東部にアフリカ最高峰のキリマンジャロ山(5,895m)があり、北部にアフリカ第一のビクトリア湖、西部にアフリカで最も深いタンガニーカ湖がある。
キリマンジャロ山はタンザニアの北東部にあるそうです。
話をラグジュアリッチに戻します。
タンザニア・ブレンドは、月の特売品として価格「298円」で販売されていました。
なので購入したのですね。
内容量が「400グラム」ですから、1グラム0.745円の計算になり、これまで紹介した中で最も安いコーヒー豆でした。
ただし、特売品こその値段なだけで普段はもう少しお値段が張るでしょう。
いや、289円だったかもしれません。
豆の特徴
ラグジュアリッチ「キリマンジャロ・ブレンド」の豆の特徴はどのようなものでしょうか。
パッケージによれば焙煎は「ハイロースト」です。
画像が光でテカってしまいわかりにくいですが「中煎り」と書かれています。
- 香り:3.5
- 苦味:3
- コク:3
- まろやか:2.5
- 酸味:2
- 甘み:2.5
パッケージによればこのような点数がついています。
香りが最も高く、苦味とコクも高いです。
酸味は思ったほど高くありません。
(キリマンジャロ)その裾野で栽培されてキリマンジャロコーヒーは、甘い上品な香りと鋭く華やかな酸味、しっかりとしたコクを持ち合わせた上品なコーヒーです。
この独特な風味にブラジル豆のキレのある苦味を加えることで、芳醇で滑らかな口当たりが楽しめるブレンドに仕上がりました。
商品パッケージにはこのように書かれています。
いつものように、私のカサカサの手にコーヒー豆というかコーヒー粉を乗せてみました。
パッケージによれば、豆の挽き加減は「中細挽き」だそうです。
ペーパーフィルター、サイフォン、電動コーヒーメーカーなど、いずれの器具でも、おいしくお召し上がりいただけます。
と書かれていましたが……私にとっては少々細かすぎるような。
気になったことは、パッケージの封を開けたときの匂いです。
香りというより匂いでした。
かなり強めの酸味でしょうか、ツンとする匂いが鼻を突きました。
お世辞にも良い香りとは表現し難いです。
コーヒーを淹れてみた
ラグジュアリッチの「キリマンジャロ・ブレンド」を淹れてみました。
金属フィルターで淹れた
まず手始めに、私のコーヒードリップのベースになっている、金属フィルターで淹れてみました。
金属フィルターは『HARIO(ハリオ)』の「カフェオール」という商品です。
淹れ方は「4:6式」あるいは「4:6メソッド」と呼ばれるものを、自分流にアレンジしたものです。
というと聞こえは良いですが、実際には面倒なので一部省いたやり方で淹れています。
画像が一投目のお湯を淹れ終えて蒸しているところです。
豆が膨らまない……。
やはり、あらかじめ豆が挽かれていることで、豆の鮮度が損なわれているのだと思います。
豆の挽き方が中細挽きであることで、コーヒー粉が粗い金属フィルターに詰まってしまっていることも、原因の一つとしてあるでしょうか。
2投目です。
蒸らしをしたことでガスが出たことがあるのでしょうか、1投目よりは膨らみを感じられます。
ただ豆挽いたときよりは膨らみ加減は小さいです。
3投目と4投目を省略して、最後の5投目を淹れ終えたところです。
水たまりのようなものができてしまいました。
目詰まりを起こしていると思われます。
これでは抽出に時間がかかってしまいますし、要らない雑味まで抽出されていそうですね。
お湯がある程度落ちた後です。
豆から挽いた場合は中央付近が陥没して、陥没に泡が張り付いている状態になるのですが、綺麗な陥没はできていないですね。
出来上がったコーヒーです。
色が濃すぎているように感じられました。
モカエキスプレスで淹れた
『BIALETTI(ビアレッティ)』の「モカエキスプレス」でも淹れてみました。
モカエキスプレスでのコーヒーの淹れ方は以前、当ブログで書いた内容のとおりです。
コーヒー粉はそのままですね。
11グラム。
マキネッタで淹れるにしては若干粒度が粗いようにも見えます。
弱火にかけて、抽出が始まっています。
抽出が終わったのでマグに注いでいます。
モカコーヒーの出来上がり。
濃いめのドリップコーヒーのようなコーヒーを淹れることができました。
ペーパーやドリップで淹れた
ペーパーフィルターでも淹れました。
100円ショップ『Seria(セリア)』さんで購入した、ワイヤーフレームと紙フィルターを使っています。
セットしました。
今回はフィルターにあらかじめお湯をかけて湿らせています。
1投目後の蒸らし中です。
本当なら画像よりもっと満遍なくお湯を行き渡らせます。
そしてカメラのピントが合っていません……申し訳ありません。
左手にコーヒーポット、右手にカメラを構えての抽出は難しく、毎度のように上手く淹れられません(言い訳)。
2投目。
2投目が一番膨らみを感じました。
それでも画像のようなレベルです。
画像が最後の5投目です。
金属フィルターほどの水たまりはできませんでしたが……という。
抽出が終わった後です。
やはり紙フィルターの方が金属フィルターよりも綺麗に抽出されている感があります。
出来上がり、カップに注ぎました。
色は中では一番良いです。
ネルドリップで淹れた
ネルドリップでも淹れてみました。
こちらは画像はありません。
豆の膨らみは相変わらず少なかったものの、金属フィルターよりは上手くいった感があります。
キリマンジャロブレンドに限らず、金属フィルターと紙フィルターの中間ほどの感覚。
あまり濃くしたくなかったので、普段は5回に分けて投入しているお湯を4回にしました。
フレンチプレスは?
他、我が家でフレンチプレスでも淹れられる環境にあります。
しかし、金属フィルターで先ほどのような目詰まりを起こしてしまうのですから、より粒度の粗い豆で淹れるフレンチプレスは合わないであろうと考え、一度も淹れていません。
今のところ、キリマンジャロ・ブレンドでコーヒーを抽出するなら、モカエキスプレスかペーパードリップかネルドリップの3パターンになりそうです。
飲んだ感想
ラグジュアリッチ「キリマンジャロ・ブレンド」で淹れたコーヒーを飲んだ感想です。
ドリップコーヒー
金属や紙フィルター、ネルドリップで淹れたコーヒーの感想です。
金属フィルターで入れると、コーヒー粉の匂いを嗅いだときとは異なり、入れ終えたコーヒーの香りも味も苦味が来ます。
甘味は感じられません。
この点ペーパーフィルターも同様で、苦味はブラジル豆の影響かもしれません。
コクはそれほどなく、キレがあるかというと……。
金属フィルターでは、 少し時間が経ってやや温くなると苦味が収まって、全体的に味の主張がなくなっていました。
ペーパーフィルターは、少し時間が経ってやや温くなると苦味が収まって、代わりに酸味が出てきます。
そこからもう少し時間が経つと、酸味も収まって全ての主張が弱まりました。
ネルドリップは金属や紙フィルターと似た感覚を持ちました。
ネルの方が味が若干まろやかになり飲みやすくなる印象です。
まろやかになるといっても豆のまろやかさではなく、ネルドリップの特長が出たのでしょう。
少し時間が経つと、苦味が収まり酸味が出てくる点も同じですけど、変化は緩やかで、出てくる酸味も強くありません。
もっと時間が経っても比較的飲みやすいままでした。
モカエキスプレス
モカエキスプレスで淹れたキリマンジャロの感想です。
モカコーヒーは香りから酸味を感じます。
ところが味は苦味が強く出て、酸味も感じられますが苦味よりは弱いです。
甘味はなし。
モカエキスプレスからは濃いコーヒーが抽出されますから、苦味が出ることは予想されましたし、実際に飲んでも予想の範囲内の苦味でした。
淹れた直後から温度がやや落ち着くと、ドリップコーヒーと同様に苦味が抑えられて酸味が勝るようになります。
飲み込んだ直後、舌の奥の方に独特の野性味のある味が一瞬だけじわじわと残ります。
この野性味は苦味のような、でも違う、言葉で形容しがたい味です。
『KALDI(カルディ)』で購入したマンデリンにも似たような感覚を持ちました。
何でしょうね、語弊があるかもしれませんけど、カブトムシなどの甲虫の臭いに似ているような……。
さらに温度が落ち着くと、口に入れた直後の味は酸味を強く感じられ、飲み込んだ後から苦味を含んだ酸味が上顎から鼻にかけて残るようになります。
個人的には少々苦手な酸味。
今のところの感想では、ネルドリップで淹れた味が飲みやすく、美味しく感じられました。
次に金属フィルターが来てペーパーフィルターが来て、最後にモカエキスプレスでした。
キリマンジャロの酸味が好みの方はモカエキスプレスで淹れた方が良いかもしれません。
美味しいのか不味いのかについて、私はコーヒーに苦味や甘味、コクといったものを求めているため、酸味が強めに出るキリマンジャロはあまり得意ではありませんでした。
不味いまではいかないまでも。
400グラムのコーヒー粉を特売時に300円ほどで購入できるコストパフォーマンスを考えれば、キリマンジャロ・ブレンドは「アリ」かもしれません。
しかし私なら100円ほど高くてもブラジル&コロンビアなどを買います。
おわりに
ということで業務スーパーで購入したラグジュアリッチのコーヒー粉「キリマンジャロ・ブレンドを購入してさまざまな淹れ方で淹れ、飲んでみた感想記事でした。
味の感想は私の馬鹿舌によるものです。
味覚には全く自信がありませんので、私の書いたことは話半分で読んでください。
私の情報を元に皆さん自身で試されると良いと思います。