プランジャーポットを購入しました。
コーヒープレスとかフレンチプレスとか呼ばれているものです。
私の淹れ方や飲んだ感想を書きます。
目次
プランジャーポット購入
「プランジャーポット」を購入しました。
コーヒープレスとかフレンチプレスとか呼ばれているものですね。
画像が購入したプランジャーポット。
とあるリサイクルショップにて480円で売られていたので、つい購入してしまいました。
これまでも安価なものを購入して失敗しているのに懲りないですねぇ。
どうしてもフレンチプレスを一度試してみたかったので、お店で見かけたときついつい買ってしまいました。
またしばらくバナナチップ購入を我慢しなければ。
購入時に外付けのハンドルが付いていました。
付いていましたけどダサかったので取っ払っています。
ハンドルがないのでお湯を入れるとポットがめっちゃ熱いです。
ポットを持つときは、濡れ布巾や厚手の軍手、革手袋などを使うようにしています。
フレンチプレスとは?
フレンチプレスとは何ぞや?というところから、実は私はよくわかっていませんでした。
コーヒーとお湯を入れ、金属フィルターを押し沈めたらあとは注ぐだけ。
いわば抽出器具とポットが一体化した、手軽な淹れ方の一つです。
UCC上島珈琲さんのWebサイトにはこのように書かれていました。
抽出の方法はこんな感じ。
通常ガラス製もしくは透明プラスチック製の細い円筒状の容器に金属製もしくはプラスチック製のふたがついたものの中に、針金もしくはナイロンメッシュ製のフィルターがついたプランジャーがすき間なく取り付けてある。
フレンチプレスのWikipediaにはこのように書かれていました。
こちらはポットの仕組みについてですね。
当ブログで以前記事にした名著『コーヒーの科学』にもフレンチプレスについて触れられています。
プレス式はコーヒーサイフォンと並んで浸漬抽出を代表する抽出方です。
(略)
ピストンを押すため、定義上は一応、加圧濾過になるのでしょうが、重力とは無関係に濾すこともあって大きな圧は発生せず、エスプレッソのような加圧特有の抽出原理も働きません。
と書かれていました。
浸漬抽出とは?
浸漬抽出とは何でしょう?
浸漬の読みは「しんせき」あるいは「しんし」です。
コーヒーの粉と抽出に使う水を一度に混ぜるタイプで、コーヒーサイフォンやプレス式、ターキッシュ(トルコ)コーヒーなどが浸漬式に該当する抽出方法になります。
時間が経つにしたがって濃くなるとともに、溶け出しにくい成分の割合が増える
前出の『コーヒーの科学』には、これが浸漬式抽出法での抽出曲線の「基本形」だと説明されていました。
透過抽出
少し脱線しますが、ドリップやエスプレッソ、ダッチコーヒーなどは「透過抽出(とうかちゅうしゅつ)」と言います。
最初に濃縮されて抽出され、流出量が増えるにしたがって薄まるとともに、溶け出しにくい成分の割合が増える
これが透過抽出法での抽出曲線の「基本形」と『コーヒーの科学』では説明されています。
なるほど、これはわかりやすいですね。
脱線ここまで。
フレンチプレスを淹れてみた
さっそくフレンチプレス式でコーヒーを淹れてみました。
使用したコーヒー豆は『業務スーパー』で購入した「ラグジュアリッチ」の「グアテマラブレンド」です。
ローストの具合は「ミディアムロースト」、浅煎りのこと。
挽き方は結構な「粗挽き」です。
もう少し細かくして良かったかも。
粉の量はどれくらいにするかは、ポットの容積によるのでしょうけど、製品のどこにもメモリがないため、容量がわかりませんでした。
箱も説明書もなく売られていたので……。
ですから、ポットに水を200mlずつ入れていったところ、600mlほど入ったため、500ml用のポットなのだろうと判断しました。
ネットで情報を調べると、ポットの容量が500mlであるなら、コーヒーの量は24グラムほどが良いようです。
上に貼った画像は24グラムを計って挽いた粉をポットに投入したものになります。
ケトルで沸かしたお湯を、一度『フジイ』月兎印のスリムポットに移します。
スリムポットからポットにお湯を入れていく訳ですが、お湯を投入する直前にタイマーを4分にセットして開始します。
タイマーが開始した直後にスリムポットからお湯を入れていきます。
粉全体にお湯が行き渡るように、回しながら入れていきましょう。
ポットにお湯を投入する際、私は結構勢いよく入れていますけど、本によっては静かに入れるように書いているところもありました。
何度か試して自分に合ったやり方にすれば良いのではないかと思います。
一度容器の半分ほどまでお湯を入れたら、30秒ほど待ちます。
上の画像は30秒待っている間に撮影しました。
赤いものがスリムポットです。
30秒待ったら再びお湯をドボドボ入れていきます。
画像のときは優しく淹れているようです。
入れ終えたら、フタをしてピストンは上げたままにして、タイマーが終わるまで待機します。
実はこのときはお湯を投入しながら撮影したため、撮影に夢中になってしまい、お湯を入れすぎてしまいました……失敗。
こちらは別の日に淹れたときの画像です。
このくらいのお湯の量で良い感じでした。
もう少し少なくて良いかも。
ていうかコーヒーの色がかなり濃いですよね。
実は豆が変わっていて、ラグジュアリッチはラグジュアリッチでも、以前購入した「ブラジル&コロンビアブレンド」を再購入して使用しています。
タイマーが鳴ったらピストンをゆっくり押し下げます。
フィルターを下げきったら出来上がり。
フィルターが水平になっていることが理想でしょうけど、そこは安物、斜めになっています。
ネジが緩んでいるのでしょうか。後で確認します。
あるいは私の技術不足でしょうか。
1杯はマグに、残りはサーバーに移しました。
濃さが……
ちょっと薄いですね……実際に飲んだ感じも薄かったです。
やっぱり失敗かも。
別の日、フィルターを下げきった様子。
豆の違いもあって、出来上がりの濃さが全然違いますね。
こちらの方が美味しかったです。
感想
フレンチプレスで淹れたコーヒーを飲んだ感想です。
さっぱり
これが感想でした。
これまでペーパーフィルターと金属フィルターによるドリップコーヒーや……
ビアレッティ社の「モカエキスプレス」で淹れたモカコーヒーを飲んできました。
フレンチプレスで淹れたコーヒーは、ドリップコーヒーよりもモカコーヒーよりも薄く、さっぱりした味わいです。
苦味が少なく、後味もスッキリしていて、私にとっては飲みやすいコーヒーでした。
飲みやすいですけど、さっぱりしすぎていて物足りなさも同時に感じます。
フレンチプレスは粉と水が長い時間混ざっているので、豆の味がダイレクトに出るなどと言われますけど、私にはむしろ金属フィルターで淹れたドリップの方が豆の味がよく出ているのではないかと思うのです。
私の淹れ方が下手だったり、味音痴なだけかもしれませんけど。
ステンレスフィルターでいつの間にか鍛えられていた説。
フレンチプレスは微粉が出ますから、その辺が気になる方は気になるだろうなとも思いました。
私は全く気になりませんでした。
やっぱりステンレスフィルターでいつの間にか鍛えられている?
問題点
問題点は購入したポットが大きすぎたことです。
フレンチプレスの問題点ではなく、完全に私のせいなのですけど。
ポットが大きすぎて、1回の抽出でマグカップ3杯分ほどのコーヒーができあがります。
私は1日にコーヒーカップ2杯飲めれば十分なので、飲む頻度からすればポットが大きすぎました。
私の使い方なら350mlのポットがベターでしょうね。
おわりに
ということで、フレンチプレスを始めたよの記事でした。
ドリップ、マキネッタ、フレンチプレスときましたから、後はメジャーなところで言うとエアロプレスだったり、サイフォンだったり、水出しコーヒーだったりになるでしょうか。
まだまだ先は長いです。
いや、全て試すつもりは今のところないのですが、サイフォンはやってみたいかも。
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