NHK連続テレビ小説『まんぷく』、2018年10月20日放送の第18話は萬平と福子が結婚に向けた最後の障害に立ち向かいました。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
『まんぷく』3週「そんなん絶対ウソ!」
朝ドラ『まんぷく』は、2018年10月15日月曜日から第3週「そんなん絶対ウソ!」が放送されています。
物語の舞台は昭和17年夏の大阪です。
ヒロインは「今井福子(いまい・ふくこ、演:安藤サクラ)」です。
福子は今井家の末娘です。貧しいながらも愛情をたくさん受けておおらかに育った楽天家で、食べることが大好きな人です。
福子は女学校を卒業したばかり、「大阪東洋ホテル」で電話交換手として働き始めましたが、1ヶ月後には後述する恵の推薦でフロント係へと転属されています。
福子の母は「今井鈴(いまい・すず、演:松坂慶子)」、福子の長姉は「咲(さき、演:内田有紀)」、次姉「克子(かつこ、演:松下奈緒)」です。
咲は年齢30歳前にして「小野塚真一(おのづか・しんいち、演:大谷亮平)」と結婚をし、名前も小野塚咲となりましたが、昭和17年春、結核を患い亡くなりました。
克子は名字が「香田」です。夫がいます。
夫は売れない芸術家・画家「香田忠彦(こうだ・ただひこ、演:要潤)」で、「タカ」と「吉乃」と「重之」と「学」の4人の子どもがいます。
家計は苦しく香田の実家から援助をしてもらっている様子。
福子の父は1話時点で既に他界しています。色々な物に手を出した挙げ句に亡くなったのだそう。
福子の女学校時代からの友だちには、専門学校に通う「鹿野敏子(かの・としこ、演:松井玲奈)」とタイピストの学校に通う「池上ハナ(呉城久美)」がいて、大阪東洋ホテルの先輩でフロント係の「保科恵(ほしな・めぐみ、演:橋本マナミ)」とも仲がよくなっています。
福子が電話交換手として初めて応対した人物が「立花萬平(たちばな・まんぺい、演:長谷川博己)」でした。
萬平は「たちばな工房」という店を経営しているようです。発明家。
昭和16年には社名が「理創工作社(りそう・こうさくしゃ)」が変わっていました。
萬平の周りは、萬平の会社の共同経営者「加地谷圭介(かじたに・けいすけ、演:片岡愛之助)」、萬平を評価する世良商事の社長「世良勝夫(せら・かつお、演:桐谷健太)」がいます。
「たちばな工房」から萬平たちの下で働いている「竹ノ原大作(演:宮田佳典)」も。
咲に惚れていた歯科医「牧善之介(まき・ぜんのすけ、演:浜野謙太)」と、福子に惚れていたホテルの調理室係「野呂幸吉(のろ・こうちき、演:藤山扇治郎)」は、いずれも第3週時点で保科恵に鞍替えしています。
回復
萬平はジュラルミンの横流しをした罪で憲兵に捕らえられ拷問を受けていました。
福子が直訴をしたことで大阪経済界で力を持つ「三田村亮蔵(みたむらりょうぞう、演:橋爪功)」を動かし、また彼に取り入ろうと世良も加わったおかげもあり、萬平は晴れて釈放となりました。
福子は萬平の毎日看病を続け、毎日少しずつではありますが萬平は回復しています。
失業
どうやら今回の一件で、萬平と加地谷が共同経営していた「理創工作社」は解体されたようです。
梶谷は憲兵と悪事を働いたことがバレ、捕まる前に雲隠れ、汽車に乗ってどこぞへと消えています。
萬平は失業しています。
「幸い、会社に借金はなくてね、資産を整理して退職金を従業員に払っても少し残ったんだ」「だからしばらくは大丈夫」と福子には話しています。
大丈夫といっても無職であることには変わりなく、2人の結婚に反対する「あの人」が良い材料になってしまいます。
職業・発明家というのは胡散臭い、と牧善之介は言っていました。
でも福子は、私が萬平を支えると恵たちには豪語していました。
説得
2人は改めて結婚の意志を確認し、残す障害は福子の母・鈴の説得だけです。
が、それが最も困難なミッションでもあります。
前回、福子は萬平に母の許しを得たと言っていたものですから、萬平は結婚の許しを得られたと思っていたようです。
それはあくまで衰弱している萬平のために毎日お弁当をこしらえることへの許可だったようで、福子は正直に萬平にそのことを白状しました。
後日、萬平は結婚の許可を得るために今井家を訪れ、福子と2人でお願いをしています。
結婚へ
2人を前にした鈴は、自分が反対をすれば諦めてくれるのかと萬平に尋ねます。
萬平は、許していただくまで何度でもお願いに上がるつもりだと、意思を曲げるつもりは毛頭ないと答えます。
それならこんなやり取りは意味がないと鈴は言いますけどそういうことではなく、福子と萬平は鈴から正式な許可をもらいたいのです。
親には祝ってもらいたいですからね。
鈴としては折れるしかないのですが、萬平の健康状態のこと、赤紙が届いた場合のことを持ち出して抵抗します。戦争が終わるまで待てないのかと。
萬平は、憲兵隊の牢の中で何が何でも生き抜いてやると誓った、生き抜いて福子さんと共に人生を歩むんだと、戦争が終わるまで待つなど僕にはとてもできないと主張。
それを聞いた鈴は座り直して両手を床につき、「不束な娘ですが宜しくお願いいたします」と言い頭を下げました。結婚を認めてくれたのです。
嬉し涙?
鈴は涙を流していました。
福子には「嬉し泣きよ」と鈴は言っていましたが、ナレーションでも言っていたように、あれは本当に嬉し泣きだったのかはわからないですね。
鈴は福子が嫁に行くことが嬉しかったのか悲しかったのか?
忠彦に…
福子の次姉・克子の夫・忠彦にも赤紙、軍からの召集令状が届いたようです。
忠彦は入隊までに家族の絵を描き切ろうとしていました。
「せやからもっと幸せになってもええんやで?」
「世の中がどうなろうとも、人生は一度きりや」
忠彦は福子にこういう言葉を送っています。
以前、亡くなった長姉・咲の夫・真一にも赤紙が届いていて、今回、真一が今井家を訪ねて鈴に入隊前に挨拶をしています。
おわりに
18話ラストでは結婚式をしていました。大阪東洋ホテルで。
結婚できてよかったですね。でもここからがスタートです。
次週は第4週「私がみつけます!」です。
本土への空襲が始まったようで、疎開をするとかしないとかそういう話になりそうですね。
武士の娘の鈴のことですから、今井の家を空けることを最後まで反対するのでしょう。
萬平にも赤紙が届くみたいですが……体調が戻っていないことが幸いしそうな流れを感じます。