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秋風羽織がテトリス!晴子さんの主張だと履歴書に嘘を書くことに繋がりそうで危険かなと思いました - 朝ドラ『半分、青い。』27話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年5月2日放送の27話では鈴愛がラスボス「ゴア」に挑んでいました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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『半分、青い。』第5週「東京、行きたい!」

www.nhk.or.jp

 

2018年4月30日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第5週「東京、行きたい!」の放送が始まりました。

物語の舞台は岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という、おそらく実在しない町です。

時代は1989年(平成元年)です。

本作のヒロイン「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」は楡野家の長女です。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第5週現在18歳、高校3年生。

鈴愛の実家の楡野家は、家族で梟(ふくろう)商店街の「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が鈴愛の年子の弟「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」、祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」です。

1980年時点で廉子さんは既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」です。

律の実家は写真店「萩尾写真店(?)」を営んでいます。

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」等がいます。

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。

菜生の家はふくろう商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

鈴愛が暴れるので「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」もちょいちょい登場します。

 

鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

高校では鈴愛も律も菜生もブッチャーも、皆同じ高校に通っています。

 

第3週からは今後鈴愛が世話になるであろう、東京にある漫画スタジオ「ティンカーベル」が登場しています。

スタジオには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、アシスタント陣に「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、ユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」、ボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」などがいます。

 

 

10分おきの電話

鈴愛は家族と喧嘩をして家を飛び出した後でしょうか、梟商店街にある「喫茶ともしび」に入り、お店の公衆電話から10分おきに電話をかけています。

電話の先は秋風羽織のスタジオ「ティンカーベル」です。

ですが、夜の時間帯なためにスタジオの誰にもつながらずスタジオの留守番電話につながるばかりで、10円玉が無駄に消費されていきます。

鈴愛があまりに熱心な様子から、どうやら「ともしび」の店主「まさこ(演:ふせえり)」さんは閉店時間になっても店を開けてあげているようですし、ドリンクも1杯サービスしてくれています。優しい。

彼氏に電話をかけていると勘違いしているようでしたが。

何時何分だったでしょうか、21時過ぎのようでしたが、とうとう人が出ました。

出たのは秋風本人で、しかし秋風は鼻を摘んで他人になりすまし、秋風は今日はもう居ないから後日かけ直してくださいと言い、しつこい電話を処理しようとしていました。

鈴愛はすぐに秋風だと看破しそれを指摘すると、秋風もすぐに開き直り、鈴愛が五平餅の娘だと認識したようです。

というか五平餅だと鈴愛が言ったことで、秋風はようやく認識しました。

鈴愛は先日の父・宇太郎と秋風の右腕・菱本の電話越しの喧嘩の件を侘び、改めて自分が秋風のところで世話になりたいという意思を伝えます。

「どうか私を見捨てないでください」

鈴愛は見苦しい言葉を初めて口にします。見苦しいとは思わないですけどね。

すると、秋風は「君の気持ちはわかった、私に任せなさい」と言い、電話を切っています。

このときの秋風は、何としてでも鈴愛を弟子にしたいのではなく、あくまで五平餅が目的に感じられます。

 

 

菱本がやって来た

&ROSY(アンドロージー) 2018年 5 月号

後日、菱本が秋風の担当編集者を1人連れて岐阜までやって来ました。

今すぐプロになる訳でもないので編集者を連れてくる理由がよくわからないですが。

菱本は電話で喧嘩をした宇太郎とも初めて面を合せることになります。

しかし、菱本との喧嘩、鈴愛の涙の結果なのでしょうか、宇太郎たち楡野家は歓迎ムードで菱本を出迎えています。

ただ一人、晴子さんだけは別でして、格好は普段の割烹着のままですし、居間で憮然としているだけで、菱本たちを迎え入れるための家の掃除も手伝いません。意地。

やって来た菱本は先日の電話での無礼を謝り、またそれに応じるように宇太郎も言い過ぎましたと謝っていました。

本物の漫画家の遣いがやって来たこと、また、菱本『週刊ドラゴン』と言っていたでしょうか、本物の編集者もやって来たことで、漫画好きの宇太郎は舞い上がっています。

晴子は憮然としたまま。

 

ちなみに秋風が来なかった理由を、映画の撮影と連載5本の締切がとか何とか菱本は言っていましたけど、実際には秋風は何も仕事をしておらず、『テトリス』をやっていました。

しかもアーケードの。

 

菱本の訪問は和やかなムードのまま終わり、2人は帰って行きました。

具体的な話の中身に関するやり取りは劇中では何もありませんでした。

「ポイントは秋風羽織が少数の弟子を募り、将来の漫画家を育てる、そしてデビューに際しては、自分のつながりのある出版社を紹介し尽力する、ということでした」

というナレーションが入っただけ。

今回で話が決まったということではなく、秋風側から提示された条件を吟味した上で家族でよく話し合って決めてくださいということです。

 

 

鈴愛vs.晴子

その晩、秋風側からの条件提示を受けて、改めて楡野家の家族会議が行われました。

家族会議といっても鈴愛と「ゴア」のタイマンバトルでしたけど……楡野家の最後の砦、ラスボス、『マグマ大使』の宇宙の帝王「ゴア」、それが母・晴子さんです。

宇太郎と仙吉と草太はこの時点では既に鈴愛の思うようにしたら良いと、鈴愛の意思を尊重しているでしょう。

晴子さんの言い分は、自分には漫画のことはわからないし鈴愛に漫画家の才能があるかもわからないけど、鈴愛が東京でやっていけるとは思えない、この街の農協で働くことが向いていると言っていました。

だから上京は反対だと。

なおも晴子さんは、どうして13社(でしたか)も就職試験を落ち続けたか、その理由は鈴愛が履歴書に、耳のことも何でもかんでも本当のことを書いてしまうからだ、と言いました。

世の中良い人ばかりいる訳ではないから、鈴愛のようなそんなバカ正直な考えでは大東京でやってはいけない、世の中の厳しさ・嫌な面を知らんと晴子さんは考えています。

 

晴子さんもさすがに嘘を吐け、詐称しろと言っているのではないとは思いますが、事情を知らない人に対しては段階を踏んで話す内容もあるだろうと言いたいのでしょう。

といっても面接でそんな段階を踏む余裕なんてないですけどね。

履歴書に嘘を書いたり耳の病気のことを書かなかったりしたら、後で知られるとかえって面倒なことになりそうですし。

 

そんな晴子に対して、鈴愛は「お母ちゃん、鈴愛は知っとった」と言いました。

何を知っていたか、それは就職試験に落ちた理由です。

バカ正直に耳のことを書いていたのも全てわかった上で書いていました。

「でも鈴愛は……私は、嘘ついてまで……」

実は録画がここで途切れてしまっていました……嘘をついてまで就職したくない、と言っていたのだと思います。

 

 

27話で登場した89年当時の出来事

今回27話で1989年当時ネタは先ほども書いたゲームの『テトリス』でしょう。

確かに、この時代に大流行をした記憶がありますね……。

初代「ゲームボーイ」もこの頃に発売されていて、その人気タイトルにこの『テトリス』があったと思います。

私はゲームボーイを持っていなかったですけど、クラスの友だちのゲームボーイでこの『テトリス』を遊んでいた思い出があります。

私は下手っぴでした。

すごくシンプルなシステムなのに飽きがなかなか来ないゲームでしたね。名作。

 

 

おわりに

菱本さんは中学から親元を離れて全寮制のところに行っていたようです。

だから親御さんの気持ちをわかっていなかったと、喧嘩したときの主張の言い訳(?)を言っていました。

ただあれは明らかに芝居がかっていたので、予め用意された台詞のはずです。

菱本さんの本心では絶対にない、はず。

 

晴子さんの鈴愛への言い分は、わかるようなわからないような気がします。

結局就職活動なんて、企業側も条件が本来とは全く異なることばかりですから、お互いの騙し合いである側面は否定できないところです。

しかし、鈴愛の耳のことは、日常生活に大きな支障はないまでも、全くないこともないですから、やはりその点はしっかりと企業側に伝えることが義務になろうかと思います。

入社してから発覚して会社をクビになるより、両者にとって良いことかと。

鈴愛は単に履歴書に病気のことを書くだけではなく、医師の診断書のコピーも添付すれば良いと思います。

どのような症状で、どの程度なら聞ける、これはできない、それを具体的に伝えれば、採用する企業だってあると思うんですけどね。

東京だって悪い人ばかりでもないですし、田舎だって良い人ばかりではないでしょう。

 

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