ディスディスブログ

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アマデウス・アプリをインストールした岡部はいつでも彼女と一緒。SERNは既に動いているのでしょうか? - アニメ『シュタインズゲートゼロ』2話の感想

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毎週木曜日01:35(水曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』が放送されています。

2018年4月19日の放送は第2話「閉時曲線のエピグラフ」でした。

 

 

目次

 

 

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アニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』

TVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」公式サイト

 

アニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』、2018年4月19日の放送は第2話「閉時曲線のエピグラフ」でした。

エピグラフとは文書の巻頭におかれる構成要素のこと。

 

 

2話「閉時曲線のエピグラフ」

シュタインズゲートゼロは、本作の主人公「岡部倫太郎(おかべ・りんたろう)」が、ヒロイン「牧瀬紅莉栖(まきせ・くりす)」を助けることができず、助けることを諦めてしまった世界線の話です。

岡部は失意の底に居続けていて、自ら『未来ガジェット研究所』にもあまり顔を出さず、ラボメンたち「椎名まゆり(しいな・まゆり)」や「橋田至(はしだ・いたる)」、「漆原るか(うるしばら・るか)」、「フェイリス・ニャンニャン」たちとは距離を置いています。

そんな中でも未来からやって来た「阿万音鈴羽(あまね・すずは)」からは、第三次世界大戦が起こる未来を救って欲しいと言われていますが、岡部は再び動こうという意思をまだ持てていません。

 

岡部はテニスサークルに入るなど努めて一般的な大学生活を送ろうとしているみたいです。

ある日、大学のゼミ(1年なのに)の関係で、ヴィクトルコンドリア大のセミナーに立ち会うことになり、そこで「比屋定真帆(ひやじょう・まほ)」と出会い、そのセミナーで人工知能AI「アマデウス」を知ることになります。

 

このアマデウスは、生前の紅莉栖がヴィクトルコンドリア大で研究していた理論を元にして開発された、人の記憶をデータ化したものでした。

 

セミナーのデモンストレーションでは真帆のそのときから遡ること72時間ほど前の記憶データによって作り出されたアマデウスが披露され、巨大モニターには真帆の胸部から上が表示されています。

アマデウスの真帆は感情的な反論や、不必要な記憶の忘却まで行える、それはまるで人間そのもののようです。

 

 

岡部がアマデウスと対面へ

岡部はセミナー中にアマデウスへの異議を唱えた他の学生(?)へ大声で反論したことで、真帆や紅莉栖や真帆の上司であり師匠でもある「アレクシス・レスキネン」の目に留まることになります。

セミナー後、真帆は岡部との会話から、彼が生前の紅莉栖と友人だったことを知り、彼がどこにも公表していない紅莉栖の理論と全く同じことを発言したことから、岡部が生前の紅莉栖と仲が“かなり”良かったのだとわかったようです。

また、レスキネンは岡部をいたく気に入っていて、紅莉栖の友人なら部外者ではないと判断し、彼を研究室に招くことにしました。

研究室といっても岡部がアメリカに飛んだのではなく、近々(埼玉県?)の和光市に設立される「脳科学研究所 (BRAIN SCIENCE INSTITUTE) 」です。

「各国の脳科学者が連携して、新しい機構を作る予定なの。ここはあくまで準備室何だけどね」

とは真帆。

 

 

岡部がアマデウスと対面

岡部は、脳科学研究所で会うアマデウスが誰の記憶データから作られたものかを、真帆から事前に教えられていました。

誰のサンプルデータか……それはもはや一人しかいませんね。

 

牧瀬紅莉栖です。

 

岡部が紅莉栖とどのくらい親しいか知らないけれど、親しければ親しいほど彼女との再会は辛いものになるから、話を受ける前によく考えた方が良い、と真帆から忠告を受けていました。

辛い思いをする可能性よりも、紅莉栖に会いたい、話をしたいという想いが強かったのでしょう、岡部は紅莉栖(のアマデウス)に会いに行ったのです。

アマデウスに対面する前に、アマデウスの紅莉栖は話す内容も声も紅莉栖そのもので、まるで生きているかのような錯覚を覚えるはずだと真帆は岡部に言います。

2010年3月の時点での紅莉栖の記憶をデータ化したシステム、つまり岡部と出会う前の記憶データ、ですから岡部のことも知らないし、(生物的に)生きてもいない、その事実は変わらないと。

アマデウスと話せば話すほどにその現実は突きつけられる、紅莉栖に会えない事実を思い知ってしまう、それでも会うかと真帆は岡部に念を押していました。良い人。

 

 

タイムマシンは作れるか否か?

それでも紅莉栖のアマデウスと対面した岡部、紅莉栖のアマデウスはやはり岡部を知りません。

自己紹介から始める2人、といっても動揺からか岡部はあまり話せなかったので、主に真帆から岡部のことが紹介されていました。

岡部は「タイムマシンは作れると思うか?」と質問を投げていました。

唐突にタイムマシンのことなどを質問する岡部に対し不思議に思う真帆。

しかしこれは岡部にとってもシュタゲ無印を観てきた私たちにとってもとても重要な質問ですね。

AI紅莉栖は「タイムマシンは可能ではない、けれど不可能とまでは言い切れない」と答えました。

無印での紅莉栖は、タイムマシンは馬鹿らしい代物だ、様々な理論は提唱されているがどれも仮説の域を出ないから現実的ではないと全面否定をしていたはず。

AI紅莉栖は馬鹿らしいと決めつけるのは早計だし、私たちが重要な何かを発見できていないからかもしれない、だから「可能ではないけど不可能とまで言い切れない」と答えたのです。

この答えの齟齬はα世界線とβ世界線の違いなのか、それとも生身の人間と人工知能の違いなのか……?

 

 

アマデウスアプリをインストール

そんなことを話しているうちに、レスキネンもやって来ました。

レスキネンの挨拶に、岡部は拙い英語で返したものですから、AI紅莉栖から酷い発音ですねとツッコミを受け、それに対してつい以前のようなノリで「黙れクリスティーナ!」と岡部が大声を出してしまいます。

今度はその「クリスティーナ」とは何だと、紅莉栖からも真帆からも疑問を持たれるのです。

2人が出会う前の記憶ですから、岡部というか鳳凰院凶真が名付けたあだ名のことなどAI紅莉栖は知る由もないのですね。

岡部が生前の紅莉栖と本当に仲が良かったことを感じ取ったレスキネンは、そんな岡部に対してあるお願いをしていました。

 

それは自分がアメリカに帰るまでの間に、アマデウスとときどき会話をしてもらって、そのデータを見せてもらえないか、という内容でした。

自分と真帆の2人との会話だけではどうしてもデータ収集に限界があるとのこと。

もちろん無理には言わないが、とレスキネンは前提を置いて話していましたが、岡部はそれを了承して自分の持っているスマホに、アマデウスのアプリをインストールしていました。

これで紅莉栖といつでもどこでも一緒……です。

 

 

おわりに

岡部がこれからAI紅莉栖と人間関係を構築していくことになります。

岡部がAI紅莉栖から好意を持たれたらどうするのでしょうか?

今後、おそらく岡部は世界線をシュタインズゲートへと導く方向へと動いていくものと思われます。

つまり中鉢博士に紅莉栖が殺されない、自分も誤って紅莉栖を指して死なせない世界線へと向かうとき、それはAI紅莉栖の死を意味するかもしれず、そうなったときに岡部はどういう選択をするのでしょう?

それとアマデウスは映画『ターミネーター』世界のスカイネットのように、世界を支配しようとは考えないのでしょうか? それも気がかりです。

 

それとは別に一つの疑念が浮かんできます。

アマデウスを危険と感じている国や組織が絶対あるはずだということです。

「SERN(セルン)」が既に動いている可能性を考えておいた方が良いでしょう。

中鉢は今どうしているのでしたっけ? ロシアに亡命したのでしたっけ?

紅莉栖の父親である彼の動きも気になります。

 

ていうかそもそもゼロのルートでは紅莉栖は生き返るのでしょうか?

何だかそこから怪しいですよね、何せ「ゼロ」ですから。

シュタインズ・ゲートの世界線1.048596%には行かない予感しかしないです。

まぁそれは無印でやっているので、ハッピーエンディングを迎えるにしてもあくまでゼロのハッピーエンディングにしかならなそう。

 

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