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「あきら」の嫉妬と独占欲に店長への強い想いを感じますが、ストーカーみたいでちょっと怖いです - アニメ『恋は雨上がりのように』5話の感想

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毎週金曜日00:55(木曜深夜)より、フジテレビ「ノイタミナ」枠にてアニメ『恋は雨上がりのように』が放送されています。

2018年2月9日の放送は第5話「香雨(こうう)」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

目次

 

 

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アニメ『恋は雨上がりのように』

www.koiame-anime.com

 

2018年2月9日の放送は第5話「香雨(こうう)」でした。

香雨の意味は何でしょう? 花の香りが香ってくる頃の雨、という意味でしょうか?

 

 

5話「香雨」

今回はさらに一歩、一歩どころか二歩も三歩も進んで、本作のヒロイン、風見沢高校2年生の17歳「橘あきら(たちばな・あきら)」が、アルバイト先のファミレス「ガーデン」の店長「近藤正己(こんどう・まさみ)」の家に入っています。

Twitter画像が家に上がったときの様子ですね。

前回4話で、「あきら」が店長と初デートをしました。2話でもデートらしきものはしていますけど、「あきら」も「店長」もお互いがデートだと認識したデートは前回が初めてのはずです。

店長は、自分とのデートは「あきら」にはつまらないものだったと思い込んでいるらしく、デート以降、彼女の自分への興味は失われているであろうと考えています。

まぁ4話ラストを観る限り、「あきら」はそのようなことは全く考えておらず、むしろ大好きな店長との初デートの思い出を大切にしたいと考えている様子を窺えました。

別れ際にキスをしたがっていたり(妄想ではしていた)、パンフレットを大事に取っておこうとしたり(母親にもう一枚あった同じパンフと一緒にされていた)。

 

 

ハムスターの「つぶ」

どうして「あきら」が店長の家にあがりこんだかというと、店長の息子「勇斗(ゆうと)」がハムスターをガーデンに持ってきたからです。

勇斗はハムスターの「つぶ」を父親(店長)に飼ってもらおうとガーデンに持ってきたのですが、店長はその日は休日でお店に来ていませんでした。

勇斗は店長の家を知っていて一人で行こうとしましたが、車通りの多い場所だから一人で出歩くことは危ないということで、バイト上がりの「あきら」が付き添うことになったのです。 

「あきら」としては思いがけず店長の家の場所を知ることができました (シメシメ

家には店長はいませんでしたがドアの鍵が開いていたため、勇斗は家に上がり込んで、「あきら」を家の中に招き入れていました。

勇斗はまだ小学生の子供とあって、「あきら」に対して警戒心を微塵も見せていません。

店の従業員で、以前縦笛を教えてくれた「あきら」には心を許しているのでしょう。

 

 

勇斗は店長と暮らしていない

5話で初めてわかったことは、店長は勇斗と一緒に暮らしていないということです。

私が観ていなかったか覚えていないかしただけで、過去に描写されていたかもしれません。

1話で店長は妻と離婚をしているバツイチだということはわかっていて、1話で勇斗がお店に来てもいました。

ですから私はてっきり勇斗は店長と一緒に暮らしているものとばかり思っていました。

しかし5話を観る限りそうではなく、店長はアパートで一人暮らしをしています。

ということは勇斗は母親、言い換えると店長の元妻と一緒に暮らしている、元妻に親権がある、元妻は元夫(店長)と勇斗が会うこと自体反対していない。

そういうことかと思われます。

勇斗は、父親にハムスターを飼ってもらえば自分が父の家に遊びに行く口実ができて、今よりもっと父親に会いに行きやすくなる、と考えてハムスターを持ってきたようでした。

健気ですね。

 

 

あきらの手料理

店長が家に戻って来るまで、「あきら」は勇斗と一緒に店長の家にいることにしたようです。

勇斗がお腹が空いたと言うので、冷蔵庫の余り物を使ってオムライスのようなものを作っていました。

ケチャップライスに薄く焼いた卵を乗せて包んで。

勇斗がオムライスを食べようとしたときに店長が家に戻ってきました。

コンビニか弁当屋に行っていたのでしょう、手にビニール袋を持っています。

勇斗は父親を驚かせようと「あきら」を押入れの中に隠します。

家にいきなりいた勇斗に驚きつつも、店長は息子を歓迎し、親子でご飯を食べることにしました。

オムライスを見て勇斗が作ったのかと聞くと、勇斗は「うん」と答えます。

店長は信じられないようですけど、家には他に誰もいませんから信じるしかないです……が、怪しんではいます。

怪しみつつも、オムライスを一口もらっては「しょっぱいな」などと感想を言いつつ、夏休みはどこか行くのかなどと雑談を始める親子。

 

 

あきらと店長のTシャツ

「あきら」はその間ずっと押入れの中に隠れていました。

店長がオムライスを食べたことは、「あきら」からすれば好きな人に自分の手料理を初めて食べてもらったことになります。

嬉しかったでしょうし、ドキドキもしたでしょう。

味を「しょっぱい」と言われてガッカリもした様子。

しかし、夏の押し入れはかなり暑いため、「あきら」は大量の汗をかき、意識も朦朧としてきて、最後には我慢できず押し入れから飛び出してしまいます。

と同時に倒れ込んでしまいました。熱中症寸前。

店長は驚いていましたが、「あきら」の様子がおかしいとすぐに気が付き、勇斗に麦茶を持ってこさせます。

動揺し慌てている勇斗は、麦茶を注いだコップを手に持ち戻ってきましたが、店長の足につまづいて転んでしまいました。

コップに入った麦茶はこぼれて、倒れている「あきら」の上にビチャー。

アキラのブラウスにかかってしまい、「あきら」のあれが透けて見えます。

そこでシーンが変わって……「あきら」は重症ではなくすぐに意識を取り戻したようです。

店長は、「あきら」に自分のTシャツを渡し着替えさせ、嫌ならTシャツを着なくていいからねと言いました。

「あきら」が嫌がるはずもなく……顔を赤らめながらも好きな人のTシャツを着ていました。

嬉しかったでしょうね。

 

店長は「あきら」のブラウスを洗濯しようとします。

しかし自分が普段使っている洗濯機で「あきら」のブラウスを洗っては不味いと考えて、近所のコインランドリーに向かいました。

「あきら」と勇斗は2人でお留守番をしていましたが、雨が降ってきたので2人一緒に店長を迎えに行き、3人で傘を差しながら帰りました。

「あきら」としては今回、店長の家に行き、店長の私生活を見られ、店長に手料理を食べてもらい、店長のTシャツを着て、店長と一緒に歩くことができたのです。

特別な一日になったことでしょう。

「あきら」は店長に「私、店長のこともっと知りたいです」と言いました。

店長は「あきら」が前回の映画デートで自分に失望して諦めたものと思っていました。

でも彼女のこの発言から自分のことをまだ好きなのだと理解したようです。

家にいる時点でという気もしますが。

 

 

店長は作家志望?

店長の家には本がたくさんありました。襖の奥の部屋には書斎のような場所まで。

原稿用紙があり、押し入れの中には昔から書き溜めたであろう原稿がダンボールに詰め込まれています。

勇斗が言うには店長は「じゅうぶんがく」が好きだそうです。

純文学?

ということを総合的に考えると、総合的に考えなくても、店長は作家になる夢を抱き続けている人で、まだ作家になれていないからファミレスの店長をして生計を立てている、そういうことなのでしょう。

「あきら」は書斎や原稿を見てはいましたが、作家云々の話は全く触れていませんでした。今後触れられるはず。

 

 

あきらの嫉妬

ガーデンでは、店長が店長史上最もスタッフとコミュニケーションが取れている状態になって浮かれています。

店長の魅力が増したのではなく、「つぶ」のおかげです。

「つぶ」の存在が潤滑油となって、会話に花が咲いています。

バイトの「吉澤タカシ(よしざわ・たかし)」も「西田ユイ(にしだ・ゆい)」も以前ハムスターを飼っていたことがあって、ハムスターを初めて飼う(と思われる)店長に何でも聞いてくださいと言っています。

パートのおばちゃんも珍しく店長に対して厳しさがありません。

そんな浮かれている店長と店員たちに「あきら」は喝を入れていました。仕事をないがしろにしていたから。

というのも事実としてあるのですが、本当のところは店長が皆にちやほやされている様子、特に以前は店長が(加齢臭で)臭いとか言っていたユイが店長に近づいて楽しげに話している様子を見て、「あきら」は嫉妬したのですね。

皆を咎めて仕事に戻した後、「あきら」は店長に自分で調べたハムスターを飼うために必要なものなどを書いたメモを渡して、ハムスターのことは私に聞いてくださいと言うのでした。

独占欲もなかなかに強い子のようです。

 

 

おわりに

そういうことで充実した「あきら」の一日でした。

店長の家と家の様子、無精髭、部屋着、そういう無防備なところを見られたことは、「あきら」にとっては大いに前進したと言えるかもしれません。

でも怖いですよね、一歩間違えればストーカーとして通報されてもおかしくないレベルな気がします。

子どもの誘いがあったとは言え、家主の許可なしに他人の家に入っているのですから。

 

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