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谷田部家がみね子を解放すべく資金源を増やす決定を!「蕎麦」作りでしょうか? - 朝ドラ『ひよっこ』125話の感想

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NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、2017年8月25日放送の第125話は、みね子と川本世津子が再会しています。

 

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

目次

 

 

『ひよっこ』第21週「ミニスカートの風が吹く」

www.nhk.or.jp

 

2017年8月21日月曜日の放送から朝ドラ『ひよっこ』は第21週「ミニスカートの風が吹く」が始まっています。物語の時代は昭和42年(1966年)の初夏でしょうか。

本作のヒロイン「谷田部みね子(やたべ・みねこ、演:有村架純)」は19週現在、両親と自分がお世話になってきた、赤坂にある「あかね坂商店街」の裏路地に店を構える洋食屋「すずふり亭」でホール係の職に就いています。

「すずふり亭」はみね子の他、店主の「牧野鈴子(まきの・すずこ、演:宮本信子)」と、鈴子の息子で料理長の「牧野省吾(まきの・しょうご、演:佐々木蔵之介)」、コックの「井川元治(いがわ・げんじ、演:やついいちろう)」、見習いコックの「前田秀俊(まえだ・ひでとし、演:磯村勇斗)」の計5名が働いています。

みね子と同じホール係だった「朝倉高子(あさくら・たかこ、演:佐藤仁美)」は、みね子の幼馴染み「角谷三男(すみたに・みつお、演:泉澤祐希郎)」の兄「太郎(たろう、演:尾上寛之)」と結婚して奥茨城村の角谷家に嫁ぎました。

みね子は「すずふり亭」のすぐ裏にある「あかね荘」という木造2階建てのアパートの2階に住んでいます。

「あかね荘」には現在7人が暮らしています。大家が、鈴子と昔馴染みの「立花富(たちばな・とみ、演:白石加代子)」です。住人は有楽町にある会社に勤務する事務員(オフィスレディー)「久坂早苗(くさか・さなえ、演:シシド・カフカ)」と、富山県出身の売れる気配がしない漫画家志望「新田啓輔(にった・けいすけ、演:岡山天音)」と同じく「坪内祐二(つぼうち・ゆうじ、演:浅香航大)」、みね子、省吾目当てで引っ越してきた(?)みね子の元上司「永井愛子(ながい・あいこ、演:和久井映見)」の6人に加え、みね子と幼馴染「助川時子(すけがわ・ときこ、演:佐久間由衣)」がみね子の部屋に転がり込んでいます。

「すずふり亭」のある「あかね坂商店街」には、「すずふり亭」の他に中華料理店の「福翠楼(ふくすいろう)」と、和菓子屋の「柏木堂(かしわぎどう)」、バーの「月時計」が登場しています。

「福翠楼」は店主が「福田五郎(ふくだ・ごろう、演:光石研)」で、その妻が「福田安江(ふくだ・やすえ、演:生田智子)」です。「柏木堂」は店主が「柏木一郎(かしわぎ・いちろう、演:三宅裕司)」で、一郎の息子(養子)が「柏木ヤスハル(かしわぎ・やすはる、演:古舘佑太郎)」です。「月時計」の店主が「竹内邦子(たけうち・くにこ、演:白石美帆)」です。

一郎は鈴子の幼馴染みで、邦子は省吾の幼馴染み、ヤスハルは省吾の一人娘「牧野由香(まきの・ゆか、演:島崎遥香)」の幼馴染みになります。

 

 

みね子解放のための谷田部会議 

みね子の実家、奥茨城村の谷田部家では、みね子の父「谷田部実(やたべ・みのる、演:沢村一樹)」とみね子の祖父(みね子の祖父)「谷田部茂(やたべ・しげる、演:古谷一行)」、みね子の母「谷田部美代子(やたべ・みよこ、演:木村佳乃)」、そこにみね子の叔父夫婦)「小祝宗男(こいわい・むねお、演:峯田和伸)」と「小祝滋子(こいわい・しげこ、演:山崎静代)」も加わって会議が始まりました。

議題はみね子のことです。実が行方不明になってからというもの、長女のみね子が父・実の代わりになって、谷田部家の家計を支えてくれていました。「向島電機」や「すずふり亭」で稼いだお金のほとんどを仕送りしていて、それは現在も続いています。そんなみね子を家の束縛から解放してやろうということです。

一番手っ取り早い方法は、実が再び出稼ぎに出ることです。しかし、それは家族が反対しますし、実自身も家族に心配をかけたくないから、と却下になりました。とは言え、このまま谷田部家が米農家だけやっていては現状から抜け出せませんから、お米の他にも何かを作ること、つまり収入源を増やすことを実は考えているようです。

何を作るか、候補は幾つかあるようでしたが、田んぼを駄目にしてしまうような作物に移行することは候補から外れるようです。茂さんや祖先が大事に育ててきた田んぼですから、それは残したい、残しつつ何か別のものを作ることができないかということでした。

具体的なことは決まっていませんでしたが、実の提案に茂も美代子も、宗男も滋子も賛同してくれています。前に進もうとしていて、ポジティブな会議でした。

何になるのでしょうね、会話からメロンやイチゴといった果物ではなく、野菜でもなさそうですから、別の穀物になろうかと思います。麦でしょうか? 茨城県 - Wikipediaを見ると、穀物は米の他に「蕎麦(そば)」の生産が盛んなようです。実たちの起死回生の策は蕎麦の生産かもしれません。

 

 

川本世津子との再会

そんなみね子は仕事で出前を頼まれ、ヒデこと秀俊とテレビ局へ向かいました。楽屋の前を通ると、その中に「川本世津子(かわもと・せつこ、演:菅野美穂)」の部屋があり、後ろ姿を眺めるみね子。

みね子はそのまま立ち去ろうとしますが、ヒデがそれを止めて、人の気持ちを感じ取れることはみね子の良いところだけど、もっと自分の気持ちを大切にしても良いのではないかと、背中を押してくれています。

父・実と母・美代子、特に美代子のことを考えると、世津子がした行いは許されるものではないかもしれず、娘のみね子としては母の気持ちを考えると、話しかけない方が良かったでしょう。しかし、みね子自身は実のことを知る以前から世津子とは面識があった訳で、美代子とは事情が異なるのです。世津子のことを好意的に見ていたはずですから複雑なのですね。

みね子はサボってパチンコへ行ったことにして、ヒデは1人店に帰っていきました。パチンコに行ったことになったみね子は、意を決して世津子に話しかけます。

突然の再会に驚く世津子をよそに、みね子は父のことを聞きたいかと尋ねました。難しい質問だな……と答えあぐねる世津子、そんな世津子に対してみね子は父は今奥茨城に戻っていて、記憶は戻っていないけど、自分を取り戻そうと頑張っていることを伝えてしまいます。

難しい質問だな、という返答は聞きたくない訳ではないのだと判断したようです。まぁそのとおりでしょう、実際に実の近況を聞けてホッとした様子を世津子は見せていましたので。これはみね子の気遣いでもありました。

みね子がそんなにハッキリと物を言う女の子だったかと世津子は驚いていましたけど、みね子は「……そうですよ?」と少し間を開けて答えていました。自分を出すようにヒデに言われて少し背伸びをしてそのように見せている部分もあるはずです。

わだかまりが一切なくなることはなかなか難しいでしょう。やはり、家族や警察などに何も知らせずに数年間も1人の男性を匿っていたこと自体、罪として決して軽くないです。アメオさん(実のこと)に家族がいる可能性を考えなかった訳がないでしょうし、にもかかわらず自分の勝手を通していたのですから。美代子たちの心配を思えば重くない訳がない。みね子の人生も大きく変わりました。

 

 

おわりに

世津子は以前、みね子に実の記憶障害に関する手紙を出していて、その内容が漢字が少ないことが私は気になっていて、ブログにも書いていたと思います。

今回、世津子はその説明もしていました。小学校もろくに行っていないから今でも漢字が苦手だと。みね子が話しかけるまで、ドラマの台本に書かれた漢字にふりがなを振る作業をしていたのですね。辞書で調べて。みね子は実の話を終えたところで、その作業を手伝っていました。

125話の終盤は、時子と、時子をずっと好きな「角谷三男(すみたに・みつお、演:泉澤祐希)」、それと三男のことが好きな「安部さおり(あべ・さおり、演:伊藤沙莉)」の話へと移行していました。この3人の歪な三角関係(?)に決着がつくのでしょうか。