ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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薬膳的にはトウモロコシは水分を排出する食材だそうです。源導さんの意外な弱点も明らかに? - ドラマ『サチのお寺ごはん』2話「もろこし尽くし ムクミと焦りにさようなら!」の感想

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毎週水曜日23:00からtvk(テレビ神奈川)にて、ドラマ『サチのお寺ごはん』が放送されています。

 

 

目次

 

 

ドラマ『サチのお寺ごはん』

www.nagoyatv.com

 

2017年7月26日の放送は第2話(ニの膳)「もろこし尽くし ムクミと焦りにさようなら!」

公式Twitterにあるように、2話から放送時間が23:00からになりました。1話は23:30からでした。都市対抗野球でしたっけ、野球の何か番組が入っていたため繰り下がっていたようです。

 

 

イントロダクション

臼井 幸(うすい さち)という名前のとおり、何かといちいちツイてない、毎日コンビニ飯ばかりのOLが出会ったのは、料理で仏の道を伝える3人組。お寺で精進料理をいただきながら、ごはんをきちんと食べることの大切さを教わり、生きにくい毎日がだんだん楽しくなっていく。そんなサチが毎回、仕事、人間関係、恋愛でつまずきながら少しずつ成長していく、お寺を舞台にしたグルメ・ラブストーリー。

イントロダクションはこのように書かれています。

 

 

2話「もろこし尽くし ムクミと焦りにさようなら!」

1話で少しだけ前向きになれた気がして、明日の自分のために今日を丁寧に過ごす的なことを学んだはずのサチでしたが、2話冒頭で既にコンビニ食に戻ってしまっていました。丁寧に生活することが身体にとって良いことはわかっていても、時間に追われる生活をしていると、すぐに元の生活に戻ってしまうようでした。

体調でいうと、1話でサチは身体の冷えに悩んでいましたが、今回は足などの浮腫み(ムクミ)に悩んでいました。

それとメンタル的には、会社の同僚が新しい生活をスタートさせるために仕事を辞め、親友の「まっちゃん」には彼氏ができ、他の友だちの子供にはどうして結婚しないの?何か問題があるの?などと聞かれ、落ち込んでいました。

まっちゃん役は「藤本泉(ふじもと・いずみ)」さんが演じています。

落ち込んでいたサチは「縁泉寺」を訪れました。1話で「利休汁(りきゅうじる)」を頂いたお礼に手拭いを買い、それを贈ろうとしたのです。

本人は意識していないと思いますけど、気分の落ち込みを紛らせようとした、といった気持ちが働いたのかもしれません。

 

 

もろこし尽くし

「縁泉寺」の住職「源導(げんどう)」も、お坊さん見習いの「唐丸篤(からまる・あつし)」も、源導から精進料理を学んでいる「小木武徳(おぎ・たけのり)」も、1話と同様にサチを暖かく迎えてくれました。

源導たちは、ちょうど手に入った「トウモロコシ」を使った「もろこし尽くし」の料理をサチに振る舞うことにしました。トウモロコシは檀家からの頂きものです。

振る舞うというか、今回も料理を手伝うことが面倒な唐丸くんが、ちょうど良いところにお寺にやって来たサチを使って、トウモロコシの皮剥きをさせようと強引に上がらせたのですが……。

今回源導さんたちが作った「もろこし尽くし」料理は、「トウモコロシの炊き込みご飯」と「ひじきとトウモコロシの煮物」、濾し残りで作った「白和え(しらあえ)」、「擂り流し(すりながし)」でした。

 

擂り流し(すりながし)は日本料理で、魚介類や、枝豆や銀杏、栗や豆腐などを、よく擂り潰し、だしでのばして汁物にしたもの。擂り流し汁ともいう。

擂り流し - Wikipedia

擂り流しのWikipediaにはこのように書かれています。

 

トウモコロシの粒の取り方

サチはトウモコロシの粒を取る仕事を任されました。トウモコロシを半分にカットした物をまな板の上に立て、包丁を上から下へ下ろして、粒を芯から削ぎ落とそうとしていました。

しかしそれは源導に止められます。それだと実が綺麗に取れないためもったいないと。

源導は、皮を剥いたトウモコロシを手に縦になるように持ち、トウモコロシの縦一列の右側の隙間に包丁を入れ、今度はトウモコロシを180度回転させて同じ列の右側の隙間に再び包丁を入れて、一列分取り除いていました。

言葉にすると難しいですが、一列の左右の隙間から包丁を入れたのですね。対象を180度回転させたことで同じ角度で包丁を入れても違うところをカットしています。

一列分取り除くことができたので、包丁を入れる余裕が生まれました。

次に、同じように手にトウモコロシを持って、空いた一列から包丁を入れていき、2-3列ごとにむしり取るように包丁を返していきます。切るのではなくむしり取る感じでした。

そのようにして粒を取ると無駄が出にくいそうです。

私は、昔『伊東家の食卓』か何かで観た、箸をゴムで縛って、箸の先でトウモコロシを挟むように一列の左右から入れて、そのまま箸をトウモコロシへ押し進めて取る方法で取ります。一列取ったら後は指で簡単にむしり取れます。

 

トウモコロシは出汁になる

今回の出汁はトウモコロシです。芯と実を使います。

トウモコロシの芯以外では、切った野菜の芯や皮も使えるそうです。「使えるものは全て使う、無駄になる食材なんてないのです」と源導さんは言います。

トウモコロシ1本に対して2カップのお湯を足し、そこにトウモコロシの芯と実を入れて出汁にしていました。

 

 

トウモコロシの健康効果

「薬膳の世界では、トウモロコシは水分を排出する食材だと言われています」と小木くんがサチに話していました。

サチは足の浮腫み(むくみ)に悩まされていましたから、ちょうど良い食材だったのですね。

 

www.kewpie.co.jp

 

キューピーのWebサイトにはトウモロコシの栄養に関する情報が載っていたので、リンクを載せておきましょう。穀物なのでカロリーや糖質が多いみたいですけど、栄養価も高く、バランス良く栄養を摂取できるようです。

 

 

人と比べずじっくり生きる

食事をしているうちに、サチは小木くんが大学に通いながらいずれはオーガニックの料理店を出そうと源導さんから料理を学んでいること、ちゃらい唐丸くんですら目標を持って日々生活をしていることを知り、何も目標がなく生きている自分と照らし合わせていました。当然親友のまっちゃんたちのことも心に引っかかっているはずです。

そんなサチに、源導さんは「臼井さんが流されていると感じるのは、他の誰か比べているからではないですか?」「臼井さんは臼井さんなりに一所懸命生きている、違いますか?」「無駄な時間なんてないのです。無駄と思うその時間こそ、トウモロコシの実を付ける芯になる」「未来を不安に思う時間があるなら、今できることをやるべきなんです」と説きました。

今できること、サチにとってそれは目の前にあるもろこし尽くしの料理を頂くことです。それが自分の身になり、次に進む力になる、ということですね。

そうしてサチは身も心も元気をもらっていました。

 

 

おわりに

2話では源導さんのお祖父さんが登場していました。前の住職さんということですか。サチが源導と付き合っていると勘違いしていて、唐丸くんに俺の嫁さんなんだからと突っ込まれていました。それも違うのですが。

源導さんのお祖父さんは「龍源(りゅうげん?)」といい、「久保晶(くぼ・あきら)」さんが演じていらっしゃいます。朝ドラの『ひよっこ』にも出演していらしたと思います。奥茨城村の村長さんでしたか。

また、今回は源導さんが機械音がとても苦手ということが判明しました。

擂り流しを作るためにミキサーを使っているとき、膝を抱えるように座って両手で耳を抑えて堪えていました。女性がキュンキュンしそうな意外な一面でしたね。

 

それにしても「何もない1日も、私の芯になる大切な1日」ですか、これは本当に良い言葉ですね。

何もせずに一日を無為に過ごしてしまったと思ってしまうことがあっても、実はそれは体が休むことを欲していたのかもしれません。

考え方次第捉え方次第で物事は前向きに変えられるという意味でもあろうかと思います。私は常時後ろ向きな人間ですから、源導さんの言葉は結構突き刺さります。

 

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