ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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Eテレ『趣味どきっ! カレーの世界』でカレーのタマネギは「みじん切りにしなくて良い」ことを知りました

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2017年6月6日火曜日21:30より、Eテレの情報番組『趣味どきっ!』の火曜日放送シリーズの新番組『カレーの世界』が放送されています。今日2017年6月13日が第2回の放送です。

 

 

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Eテレ『趣味どきっ! カレーの世界』

www4.nhk.or.jp

 

マラソンや登山、自転車、茶の湯や書道、ギターそして仏像鑑賞の旅やスケッチ紀行、パソコン・IT講座など、現代人の趣味は幅広く、ジャンルも多種多様。
各テーマともその道の第一人者を講師に起用し、深くて濃密なレッスンをする一方で、初心者のかたでも楽しく見られるようにわかりやすく紹介します。

Eテレでは月曜日・火曜日・水曜日の21:30から様々なジャンルの趣味に関する番組が放送されています。それが『趣味どきっ!』です。2017年6月から新シリーズが始まっていて、月曜日が『海・山・町を再発見! おとなの歩き旅』で水曜日が『カラダとココロに効く「夜活」 わたしの夜時間』です。

個人的に興味を持って観ている番組は月曜日もそうですけど、火曜日の『カレーの世界』です。日本の国民食。私も大好きですけどなかなか自宅では作らなくなっています。家族の人数が少ないのと集合住宅なので作ったときの匂いが気になるのが理由です。ですから、せめて観てカレーを楽しもうと番組を拝見しました。

『カレーの世界』の講師はカレー研究家の「水野仁輔(みずの・じんすけ)」さん、「出張カレー集団」なるグループの調理主任を18年間務め、日本全国各地にカレーの魅力を伝えてきた方だそうです。水野さんが開くカレー教室はキャンセル待ちが出るほど大盛況なのだとか。私でも他の番組で拝見したことがあるので、皆さんご存知と思います。

講義を受けるのは、タレントの「乙葉(おとは)」さんと俳優の「鈴木浩介(すずき・こうすけ)」さんです。鈴木さんはご自身は入り口に立っているなどと謙遜されていましたが、講師の水野さんとスパイスの会話を始めるなどカレーについてお詳しい印象です。乙葉さんは家ではカレーは夫の担当ということでご自身では今はあまり作らないようでした。乙葉さんの旦那さんは言わずもがな、芸人の「藤井隆(ふじい・たかし)」さんです。

 

 

第1回「ジャパニーズカレー」

『カレーの世界』の第1回の放送は「今や国民食!ジャパニーズカレーの秘密」です。ジャパニーズカレー、日本のカレー。

今や「国民食」とまで言われる日本のカレーです。私たち日本人が1年間に消費されるカレーの量は、週に1回以上食べている計算になるそうです。私は何ヶ月も食べていないですから平均を下げている側です。好きですけど。

今回の放送では日本の家庭にカレーが普及するために不可欠だった「カレー粉」と「カレールー」の話がありました。それを踏まえて、カレールーで作る「ポークカレー」のレシピを水野さんが紹介していました。ミックススパイスの「ガラムマサラ」も使って。

書き忘れましたが、この『カレーの世界』の放送は全8回です。

 

 

タマネギの炒め方が目から鱗

Eテレ『趣味どきっ! カレーの世界』第1回「今や国民食!ジャパニーズカレーの秘密」で紹介された「ポークカレー」の作り方の中で、個人的に最も興味深かったことは「タマネギの炒め方」でした。

まずタマネギの切り方から私には意外でして、「みじん切り」ではなく「櫛形」に切っていました。みじん切りにしなくてもみじん切りにしたのと同じくらい美味しく作れる、ということです。

櫛形にカットしたタマネギをほぐします。ほぐすことでタマネギに満遍なく火を通すことができます。

次にフライパンに「サラダ」油を入れて火をかけます。火加減は「強火」です。「弱火でじっくり」ではないのです。

フライパンにタマネギを入れ、塩を少々降って、「強火を維持したまま放置」します。かき混ぜません。炒めるというより焼いています。

ステーキと同じように、表面を焼いたらひっくり返す、また表面を焼いたらひっくり返す、それをタマネギがしんなりするまで繰り返していきます。

焼き付けるとこんがりとした色がつき、こんがりしたところが美味しさに変わるそうです。みじん切りをして飴色になるまで炒めなくても、表面をコンガリさせれば後で煮込んでいくときに、その美味しさがスープに溶け出す、と仰っていました。

ひっくり返しているだけなので、タマネギの形が崩れず具としても食べられると。

しんなりしたら「ニンジン」と「豚肉」をフライパンに入れて一緒に炒めます。その後水を入れて「中火」で煮込むこと20分……すると、スープが濃いコンソメスープのような茶色い色がついていました。この茶色はタマネギの色が溶け出してついた色だそうです。

ルーを入れる前に既にカレーのような茶色をしていて驚きました。

 

 

ポークカレーにガラムマサラ

水野式「ポークカレー」は最後にミックススパイスの「ガラムマサラ」を投入していました。スパイスを入れるタイミングはスパイスの種類によって違うそうです。ガラムマサラに関しては最後に入れると水野さんは言っていました。

 

ガラムマサラ(ガラムマサーラー、 garam masala ; گرم مسالا ; गरम मसाला )は、主にインド料理で使われているミックススパイスである。

基本のスパイスは、 シナモン(肉桂、桂皮)・クローブ(丁字)・ナツメグ(肉荳蒄)の3つである。
ほかにカルダモン、胡椒、クミン、ベイリーフなどを加えたり、ナツメグをメースに替えることがある。

ガラムマサラ - Wikipedia

 ガラムマサラのWikipediaにはこのように書かれています。

ガラムマサラに入っているスパイスはこれとこれとこれみたいな明確なものはなく、人それぞれ加えるスパイスは異なるようですね。

水野さんが仰るには、ガラムマサラを最後に入れる理由は「後半に入れた香りをほど強く立つ」「最初に入れた香りは煮込んでいる間に飛んでいく」からだそうです。

 

 

おわりに

後は火を止めてルーを入れて、ルーを溶かしてから再び火にかけ、好みのトロみになったら、最後にガラムマサラを小さじ1/2ほど入れて完成です。材料のところに分量は4人前と書かれていたと思います。

水野式ガラムマサラ入りポークカレーを食べた感想は、乙葉さんは「香りが全然違いますね! (口の中に)広がっています、まだ」と仰り、鈴木さんが「ガラムマサラの(香りが)凄い引き立っていますね」と仰っていました。家のカレーとはまた違うと。

いやいや、タマネギをみじん切りにしなくても、やり方次第でしっかりとした日本のカレーになるんですね。今までのあのみじん切りの手間は何だったのかと言いたくなります。みじん切りも美味しいですから良いですけれども。

ルーを使うと誰でも手軽に作れる一方で味がマンネリしがちな難点もありますから、スパイスという選択肢を持つことで可能性は広がりそうです。私はスパイスに手を出したことがないのでガラムマサラ入りポークカレーを作りたくなってきました。

今日2017年6月13日21:30から第2回「目からウロコ!インドカレー 魅惑のスパイス技」が放送されます。再放送も木曜日の10時台と火曜日のお昼前の2回していましたから、本放送を見逃してもまだ2回チャンスがあります。興味を持たれた方は是非ご覧になってください。

 

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