ディスディスブログ

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ダウナー系の「うま味」である「出汁」を食事の最後に「飲むダイエット」が放送されました - 『ニュース シブ5時』

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平日16:50からNHK総合で放送されている報道・情報番組『ニュース シブ5時』、2016年10月24日月曜日の放送では、シリーズ「生活習慣が変わる!? “飲む”ダイエット」の特集が組まれていました。昨日の続きです。

 

 

「ヒモづけて運動」に失敗した人向け「飲むダイエット」

ニュース シブ5時 - NHK

 

昨年末に、予防医学研究者で医学博士の「石川善樹(いしかわ・よしき)」さんが『シブ5時』に出演して、「ダイエットの新常識!」という特集が組まれていました。

そこではリバンウンドをしないダイエットが紹介されていて、生活パターンを変えてしまおう、という提案がされていました。食べ過ぎや活動不足が原因としてある食べ過ぎや活動不足は、睡眠不足が根底にあるから、睡眠時間をしっかり取りましょうということが一つ。それともう一つ、何か日常の行動、つまり生活習慣にヒモ付けをして運動をしましょう、ということが提案されていました。

例えば、15時におやつを食べる習慣があるのであれば、おやつにヒモ付けして食べる前にスロースクワットをするようにする、ということです。

ところが、今回の放送では「ヒモづけ運動」に失敗してしまった方が番組VTRに登場していました。生活習慣にヒモづけて運動することができずに、いつしか止めてしまったようです。その原因を石川さんは、そもそもダイエットで痩せたい人は、痩せたいけど運動をしたくないのだ、という根本的なことにあったと自己分析をしていました。

ですから、今回は普段の食生活をそのままにして、「ある物」を飲むだけでダイエットしようという提案でした。

 

 

「糖」「脂」「塩」はアッパー系

先程ヒモづけ運動に失敗した方は、子どもが好きな食べ物ということで、「濃い目の味付け」のハンバーグやカレーライス、フライドポテトといった料理を普段よく作るそうです。濃い目の味付けにした方が、子どもが進んで食べてくれるという理由でした。

しかし、これらハンバーグやカレーライス、フライドポテトといった料理には、「糖」と「脂」と「塩」が多く使われています。この3つは「アッパー系」の美味しさだそうです。アッパー系を多く摂取すると、脳が興奮して「もっと食べたい!」と食べれば食べるほどもっと欲しくなる性質があるとのことです。

さらに、濃い目の味付けをすると今度は白い米やパンなど主食が欲しくなり、余計に多くの糖を摂取することになってしまうようです。糖はアッパー系ですね。

 

 

「旨味」はダウナー系

そこで石川先生が提案していたのが「出汁(だし)」でした。市販の顆粒出汁で良いそうです。市販の出汁は、塩分と添加物が入っていないものを選ぶようにしましょう。

狂った味覚を元の状態に戻すには出汁の「旨味(うまみ)」が重要で、旨味を取ることで「舌の洗濯」をすることが必要だと仰っていました。脳が感じる美味しさには、先程紹介したアッパー系の他にもう一種類あり、それが「ダウナー系」で、ダウナー系は昆布・かつお節・野菜などから取れる「旨味」だそうです。

舌が脂や糖にまみれてアッパー系の美味しさに慣れていると、食べても食べても満腹感を得られません。アッパー系に慣れた舌を出汁によって「洗濯」してあげることで、出汁の「旨味」はダウナー系ですから脳の興奮を抑えてくれ、脳に深い満腹感を与える効果がある、ということでした。出汁を舌に含めることで食べ過ぎを防ぐ、と。

出汁をなるべく長く口に含んで口をすすぐか飲むかすること、それを朝昼晩の1日3回、2週間ほど行うと舌の洗濯ができるそうです。舌の洗濯ができていれば、今までの食事が濃すぎることに気がつくようになる、と石川先生は仰っていました。舌の洗濯というよりも脳を戻してあげるということでしょうか。

 

 

食事で出汁を取る順番

食事と一緒に取る際は、食べる順番に気をつける必要があります。最近は「食べ順ダイエット」なるダイエット方法をよく目にし耳にしますが、今回の飲むダイエットの場合は食べ順には少々気をつけなければならないようです。

「食べ順ダイエット」は「野菜(サラダ)→汁物→肉・魚などタンパク質→ご飯・パンなど炭水化物」の順番に食べるように言われています。これは炭水化物を取る前に食物繊維を取ることで糖の吸収を抑えてくれますし、食べ過ぎの抑制にも繋がるから、だったかと思います。

ところが、「飲むダイエット」の場合は「野菜→肉・魚→ご飯・パン→汁物」の順番に食べるようにします。というのも、先程書いたようにご飯やパンは炭水化物(糖)ですから、これらはアッパー系なんですね。アッパー系の炭水化物を最後に取ってしまうと、脳が興奮した状態になってしまい、食べ物をもっと欲してしまいます。間食に繋がる危険があるということです。

ですから、汁物のダウナー系を最後に持ってくることで食べたい欲求を抑えましょう、ということでした。欲求を抑えられれば間食を控えやすくなるということですね。

 

 

野菜の旨味は倍増する!

どのような旨味を摂取するとより良いかということも紹介されていました。コツは旨味は「組み合わせる」ことです。

具体的には、昆布とかつお節を混ぜ合わせると「8倍」の旨味となり、昆布とキノコ(茸)を混ぜ合わせると「30倍」の旨味になると言われていました。和食最強説。色々な旨味を組み合わせることで、普段の食事がより美味しく感じられるようになるそうです。

 

野菜の煮物の材料とレシピ

番組では「野菜の煮物」が紹介されていました。

野菜の煮物の材料(2人前)は大根とニンジン、ごぼう、青菜、後はお好みで車麩(くるまふ)です。

では野菜の煮物の作り方です。まず大根の剥き方にポイントがあり、皮を分厚く切るようにすることです。皮は甘くて良い出汁が出るそう。大根とニンジンの皮は塩を振って電子レンジで3分間加熱します。

次のポイントは野菜の茹で方です。野菜を3分ほど茹でてから水で洗い、臭みやエグミを抜きます。茹で過ぎないこと。昆布で取った出汁に野菜と調味料を入れてひと煮立ちさせ、その後に先程の皮を入れて更に15分ほど煮ます。30分ほど置いて味を馴染ませれば完成です。

 

 

おわりに

出汁を取るのはとにかく最後、最初に食べてしまうとブースターとなって食欲を加速させてしまうので、アッパー系を食べた後に蓋をするようにダウナー系を取りましょう、というアドバイスが石川先生からありました。

出汁の旨味はダウナー系というのは分かる気がします。確かに、食事の最後に汁物を食べる・飲むと、ホッとします。落ち着くといいますか、食事を上手く閉められた感があり満足できますね。

ただ、塩と添加物が入っていない顆粒出汁という品は、少し調べたところではまず見当たらないようですが……これはどうすれば良いのでしょうね。化学調味料が無添加の品ならありました。

 

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