ディスディスブログ

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すみれは「手芸倶楽部」の良子と君枝と再会し、事業を始めないかと誘いましたが… - 朝ドラ『べっぴんさん』20話の感想

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NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』、2016年10月25日の放送は第20話は、すみれが女学校時代の友だちと再開して、事業を始める提案をしていました。

 

 

すみれが商売を諦めかける

www.nhk.or.jp

 

昭和21年、ヒロインの「坂東すみれ(芳根京子)」は、娘の「さくら」と女中「佐藤喜代(宮田圭子)」の3人で実家のあった神戸に戻ってい、実家の庭の跡地にバラックを建てて3人で暮しています。

政府により銀行が封鎖されたことによって、すみれたちは銀行に預けたお金を使うことができなくなり、生活が一気に困窮します。身の回りの物を売ってお金を作っていましたが、それもジリ貧でいつかは無一文になります。

今のうちから自分で働いてお金を稼ぐようにならないといけない、と義兄の「野上潔(高良健吾)」に言われたことをきっかけにして、すみれは自分の特技である手芸を活かした手芸品を売ることにしました。しかし手芸品はほとんど売れません。

そんな折に、新聞社で通訳をしている米国人夫婦と出合い、「外国式おしめ」の存在を知ったすみれは、それを自分で作って売ろうと考えます。すみれは、自分が子供の頃に屋敷で働いていた女中「小野マツ(中島ひろ子)」の娘「小野明美(谷村美月)」が、神戸でベビーナースとして外国人の女性に子育て法を教えていたことを思い出しました。

明美の現在の職場を探し出して明美に「外国式おしめ」の作り方を教わろうとしましたが、過去のわだかまりを引きずっている明美はすみれに作り方を教えてくれません。しかし、「外国式おしめ」を作るには良質な布(生地)が必要で今の日本では簡単には手に入らないことを教えてくれました。いずれにしても、すみれは自らの認識の甘さを思い知らされることになりましたが……厳しいながらも何だかんだで教えてくれる明美は良い人です。

 

 

親友との再会を果たす

すみれは、大阪の闇市で商売をしている潔に、おしめのための生地の調達を頼んでいました。その帰りに、すみれはある女性が手首にしている腕時計を認めます。その腕時計は、女学校時代の親友で同じ「手芸倶楽部(しゅげい・くらぶ)」で活動をしていた「小澤良子(百田夏菜子)」の物でした。

すみれは、良子の腕時計をしていた人から時計を売りに来た女性の居場所を聞き出して、何とか良子を見つけて再会を果たしています。お互いの近況を語り合い、良子も夫は出生したまま帰国せず、男の子と2人で苦しい生活を余儀なくされていることを知ったすみれです。

2人はさらに手芸倶楽部で一緒だった「君枝(土村芳)」にも会いに行きました。君枝は昭和21年現在「村田」姓です。君枝は男の子を1人産んでいますけど、生まれつき体が弱い上に現在は心労から体調を崩しているらしく寝込んでいました。

こちらでも近況を語り合っていましたが、その中ですみれは2人に自分たちで作った物を売る事業を始めないかと提案していました。子どもの物なら親は買おうと思うのではないか、ということです。

 

 

おわりに

事業の話は良子も君枝も乗り気ではありませんでした。さらに帰り際には、君枝の姑「村田琴子(いしのようこ)」からこれ以上誘わないで、と釘を差されてしまいました。でもまぁ3人で裁縫の技術を活かした子供服作りをする流れになるはずです。

気になるのは、すみれの姉「野上ゆり(蓮佛美沙子)」ですね。潔からは夫婦一緒に「坂東営業部」を再建すると言われいましたけど、結局今は家でお留守番をさせられ、すみれはすみれで自分の技術を活かして自分の事業を始めようと動いています。自分には今の時代に活かせる技が何もないことに対する引け目や焦りのようなものがあるのだと思います。それをどうやって乗り越えていくのかが見どころになりそうです。

 

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